続・さすらいの一匹狼の紹介:1965年イタリア,スペイン,フランス映画。ハリー・ウィッティントンの同名小説を映画化したマカロニウェスタン(イタリア製西部劇)です。無実の罪を着せられた男が、ならず者らに襲われた女性を助けつつ無実を証明するために立ち上がります。
監督:ジョルジオ・ステガーニ 出演者:ジュリアーノ・ジェンマ(ブレント・ランダース)、イヴリン・スチュワート(ルーシー・ティルソン)、ネロ・パッツァフィーニ(ジル・クラウソン)、ピエール・クレソワ(クライトン・ランチェスター)、ロベルト・カマルディエル(バーフィールド)ほか
映画「続・さすらいの一匹狼」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「続・さすらいの一匹狼」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「続・さすらいの一匹狼」解説
この解説記事には映画「続・さすらいの一匹狼」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
続・さすらいの一匹狼のネタバレあらすじ:起
ブレント・ランダース(ジュリアーノ・ジェンマ)は古い知人のジルから牛を安く買い取りますが、その牛は実は盗まれたものであり、ブレントは牛の所有者スタン(ジェルマーノ・ロンゴ)から牛泥棒と疑いをかけられ、無実を主張するあまりスタンを射殺してしまいます。スタンの妻マウダ(モニカ・サンクレア)は逃走したブレントに5千ドルの懸賞金をかけ、町から辛くも脱出したブレントは牛を盗んだ張本人のジルを見つけ出すべくセージ・クローシングに向けて旅に出ます。その旅の途中、ブレントは人里離れたある山間でルーシー(イヴリン・スチュワート)という女性が拉致されているところを発見し助け出します。牧師の娘であるルーシーは駅馬車で寄宿学校から帰ろうとしていた際に三人組のならず者に襲われて暴行を受けていたのです。ブレントはルーシーを近くの町に連れて行き、治療を受けさせます。
続・さすらいの一匹狼のネタバレあらすじ:承
1ヶ月後、回復したルーシーは町中で自分を襲った三人組を見かけてしまいます。三人組の中にはブレントに罪を着せたジルの姿もありました。ルーシーから事情を聞いたブレントは三人組のいる酒場に向かい、彼らを捕えようとしましたが、駆け付けた保安官のオックス(ヘスス・プエンテ)によって逮捕されてしまいます。オックスは三人組のひとりエヴェリー(マッシモ・リーギ)が地元の大地主クライトン・ランチェスター(ピエール・クレソワ)の息子であることからまさか悪事を働こうとは信じられず、またブレントが賞金首であることから、オックスはブレントを全く信用しようとはしませんでした。しかし、ルーシーが匿われているバーフィールド医師(ロベルト・カマルディエル)の自宅が三人組に襲撃されたことから、オックスもようやくブレントの話を聞き入れ、ブレントを連れてクライトンの自宅に出向いて事情を聞こうとしますが、クライトンは息子の犯罪を疑われて激怒し、ブレントを追い出してしまいます。
続・さすらいの一匹狼のネタバレあらすじ:転
その帰り道、ブレントはジルと三人組のひとりジョニー(ジノ・マルツァーノ)に襲われ、農場の小屋に監禁されてしまいます。そしてジルとジョニーは保安官助手を殺害、ブレントの手配書を盗み出します。オックスはブレントの仕業だと疑い、ジョニーを殺害して脱出したブレントを逮捕します。バーフィールドが助け舟を出してブレントは釈放されますが、オックスのところに手配書を手にしたクライトンが現れ、ブレントを逮捕するよう要求します。しかし、これまでの経緯から事実に気付いたオックスはクライトンの要請を拒否します。クライトンはブレントを殺そうとしたことから、オックスとバーフィールドはブレントとルーシーを町から脱出させますが、ジルとエヴァリーに見つかってしまいます。ブレントは自らの無実を証明するためジルを故郷の町に連れて帰ろうして乱闘となり、ルーシーはジルを射殺、エヴェリーを捕えます。
続・さすらいの一匹狼の結末
ブレントとルーシーはエヴェリーを馬車に縛り付け、判事に真相を伝えようと向かいますが、クレイトンは執拗に二人を追い、ブレントは銃撃戦に挑んで手下らを一人ずつ倒していきましたが、やがて弾が切れたブレントは重傷を負い、ルーシーと共に捕まってしまいます。その時、オックスとバーフィールドが判事を連れてブレントらの前に現れます。クレイトンはブレントの罪状を訴えますが、馬車の中からエヴェリーとジルが盗んだ2万ドルが見つかり、ルーシーはエヴェリー一味こそが自分を襲った犯人だと告げます。逆上したエヴェリーはブレントを殺そうと拳銃を手にしますが、誤ってクレイトンを射殺してしまいます。事件は解決し、傷の癒えたブレントはルーシーを伴い、オックスとバーフィールドに別れを告げると故郷の町に向けて旅立っていきました。
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