南から来た用心棒の紹介:1966年イタリア,フランス,スペイン映画。イタリア・スペイン・フランスの合作によるマカロニウェスタン映画です。とある西部の町に用心棒として雇われた凄腕の賞金稼ぎが、悪の限りを尽くす賞金首の一味と壮絶な死闘を繰り広げます。
監督:ミケーレ・ルーポ 出演者:ジュリアーノ・ジェンマ(アリゾナ・コルト)、フェルナンド・サンチョ(ゴルドン・ウォッチ)、コリンヌ・マルシャン(ジェーン)、ネロ・パッツァフィーニ(クレイ)、アンドレ・ボシック(ペドロ)ほか
映画「南から来た用心棒」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「南から来た用心棒」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「南から来た用心棒」解説
この解説記事には映画「南から来た用心棒」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
南から来た用心棒のネタバレあらすじ:起
強盗集団「皆殺し団」のボスで、悪事の限りを尽くしてきた賞金首のゴルドン(フェルナンド・・サンチョ)は、相次ぐ抗争で失った部下の補充を狙ってアリゾナ州の刑務所を襲撃し、看守を皆殺しにすると囚人たちを連れ出して逃走しました。その刑務所には、金のためならどんな危険な仕事も引き受ける賞金稼ぎのアリゾナ・コルト(ジュリアーノ・ジェンマ)が収監されていましたが、混乱に乗じて置き去りにされていたゴルドンの部下ウィスキー(ロベルト・カマルディエル)と一緒に脱獄、彼の元へ向かいます。ゴルドンはアリゾナを味方に引き入れようとしますが、アリゾナは拒否し、ウィスキーを置いて立ち去ります。
南から来た用心棒のネタバレあらすじ:承
ゴルドンはグレイストーン・ヒルの銀行を襲撃する計画を思いつき、部下のクレイ(ネロ・パッツァフィーニ)を偵察に向かわせます。しかし、クレイは自分の素姓を酒場の娘ドロレス(ロザルバ・ネリ)に見破られてしまい、ドロレスを殺害してしまいます。ドロレスの姉ジェーン(コリンヌ・マルシャン)と父のペドロ(アンドレ・ボシック)は復讐を誓いますが、その直後ゴルドン率いる「皆殺し団」が銀行を襲撃、保安官を殺害すると大金を奪って逃走、ペドロは娘の仇であるクレイを殺そうとしましたが失敗、反撃されて負傷してしまいます。
南から来た用心棒のネタバレあらすじ:転
アリゾナはジェーンとペドロに接近し、わずかな報酬とジェーンと一夜を共にすることを条件にクレイへの復讐を請け負います。一方、ゴルドンはカウボーイたちを殺戮し、彼らの持ち金をも奪い取っていました。アリゾナはゴルドンに接触すると、500ドルと引き換えにクレイを引き渡すよう取引を持ち掛けます。逆上したクレイは発砲、ゴルドンはアリゾナとクレイを一対一で殺し合わせようとします。決闘の末、アリゾナはクレイを射殺しますが、ゴルドンはアリゾナを銃撃して重傷を負わせて逃走してしまいます。しかし、ゴルドンの非情なやり方についていけなくなったウィスキーはアリゾナを助け出し、アリゾナはジェーンの介抱を受けて回復していきます。
南から来た用心棒の結末
アリゾナは町外れの廃れた教会に身を寄せますが、間もなくゴルドン一味は大金を持ち逃げしたウィスキーを追って町に襲撃を仕掛け、見せしめのために町の人々を殺戮しようとしました。ウィスキーは酒のボトルに火を点け、爆弾代わりにして応戦しますが銃撃されて重傷を負ってしまいます。そこに駆け付けたアリゾナは巧みな銃裁きで次々とゴルドン一味を仕留めていき、最後はゴルドンとの一騎打ちとなり、アリゾナは死闘の末にゴルドンを捕えて町の人々に引き渡します。ウィスキーは一命を取り留め、アリゾナはジェーンに一緒に暮らそうという申し出を断り、再びあてもない旅に出て行きました。
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