ワイルド・スピードX2の紹介:2003年アメリカ映画。前作『ワイルド・スピード』(2001年)のヒットを受けて製作されたシリーズ第2作であり、ポール・ウォーカーがシリーズで唯一単独主演を務めた最初で最後の作品です。前作の事件により警察から追われる身となり、マイアミに流れ着いた元ロス市警のブライアン(ポール・ウォーカー)は罪の取り消しと引き換えに大物麻薬密売人の元に潜入捜査することになるのですが・・・。後に“ドミニク・ファミリー”の一員となるローマン(タイリース・ギブソン)とテズ(クリス・“リュダクリス”・ブリッジス)は本作で初登場となります。
監督:ジョン・シングルトン 出演者:ポール・ウォーカー(ブライアン・オコナー)、タイリース・ギブソン(ローマン・ピアース)、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス(テズ・パーカー)、エヴァ・メンデス(モニカ・フェンテス)、コール・ハウザー(カーター・ベローン)、デヴォン青木(スーキー)ほか
映画「ワイルド・スピードX2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ワイルド・スピードX2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画ワイルドスピードX2の予告編 動画
映画「ワイルド・スピードX2」解説
この解説記事には映画「ワイルド・スピードX2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ワイルドスピードX2のネタバレあらすじ:起
アメリカ・マイアミでは、若者たちは真夜中のストリートレースに夢中となっていました。レースを仕切る“マイアミの顔”ことテズ・パーカー(クリス・”リュダクリス”・ブリッジス)は、出られなくなったレーサーの代わりに、かつてロサンゼルスの事件(前作『ワイルド・スピード』参照)で警察から追われる身となり、この地に流れ着いた元ロス市警潜入捜査官のブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)にレース参戦を打診しました。
R34型スカイラインGT-Rで乗り付けたブライアンは女女走り屋のスーキー(デヴォン青木)らと激しく渡り合い、大差をつけて圧勝しました。ブライアンは若者たちの群れに混じっていた美女モニカ・フェンテス(エヴァ・メンデス)を見初めたその時、警察が無許可レースを取り締まろうと大挙してきました。
ブライアンも逃げようとしましたが逮捕されてしまい、マイアミ署に連行されました。
ワイルドスピードX2のネタバレあらすじ:承
かつての上司ビルキンス捜査官(トム・バリー)と署で対面したブライアンは、罪の帳消しと引き換えに表の顔は貿易商、裏の顔は麻薬密売の大物であるカーター・ベローン(コール・ハウザー)という男の潜入捜査を依頼されました。ベローンは腕の立つドライバーを求めているということであり、優れたドライビングテクニックを持つブライアンに白羽の矢が立ったのです。
ブライアンは相棒を自分自身で決めることを条件に引き受け、前科持ちの幼馴染ローマン・ピアーズ(タイリース・ギブソン)をスカウトすることにしました。今も足にGPSを付けられながらレーサー活動をしているローマンは自分を刑務所にぶち込んだブライアンを逆恨みしていましたが、前科を取り消してもらえると聞くと渋々ブライアンと手を組むことに決めました。
ブライアンとローマンは実はベローンの元に潜入捜査している捜査官であるモニカと合流、ベローンが腕利きのドライバーをスカウトしている現場へ向かいました。その場に現れたベローンはブライアンやローマンら候補者たちに、ここから32km先のリトル・ハイチにある自分のフェラーリから“ブツ”を回収した者を雇うと告げました。
ブライアンは三菱・ランサーエボリューションで、ローマンは三菱・エクリプスで参加、他の候補者たちをかわしながら見事ブツを回収することに成功しました。ブライアンとローマンの腕を認めたベローンは二人を雇うことにし、10万ドルの報酬でフロリダ・キーズまである“ブツ”を運ぶよう依頼しました。
ワイルドスピードX2のネタバレあらすじ:転
車に追跡装置が取り付けられていることに気付いたブライアンとローマンは別の車を入手することにし、この日の夜の賭けレースに勝利してシボレー・カマロとダッジ・チャレンジャーを手に入れました。
その後、ベローンにナイトクラブへ招待されたブライアンとローマンは、ベローンに買収されながらも裏切ろうとした地元刑事が拷問を受ける様を目の当たりにしました。ブライアンとローマンは2日後の午前6時に待ち合わせ場所まで来るよう告げられました。
翌朝、ブライアンの元を密かにモニカが訪れ、ベローンは仕事が終わったらブライアンとローマンを抹殺しようとしていると忠告しました。ブライアンとローマンはそのことをビルキンスらに報告しますが、警察は引き続き任務を続行するよう命じました。
ブライアンとローマンはテズにカマロとチェレンジャーの改造を依頼、ブライアンはかつてロスでトラック強盗団のリーダーだったドミニク・トレットを逃がしたのはローマンのことを思い出したからだと答えたことで二人はようやくかつての友情を取り戻しました。
作戦当日。ブライアンとローマンはベローンの部下ロベルト(ロベルト・“サンズ”・サッチェズ)とエンリケ(モー・ガリーニ)の同行のもと、飛行場に先回りしているベローンの元に大量の札束を運ぶことになりました。4人はランエボとエクリプスに分乗、作戦に関与していない地元警察に追跡されながら目的地を目指しました。
一方、ブライアンとローマンを信用していないFBIのマーカム捜査官(ジェームズ・レマー)は独断でSWAT部隊を率いてベローンの待つ飛行場を強襲しましたが既にベローンの姿はなく、警察の作戦に気付いたベローンはブライアンとローマンに目的地の変更を命じました。
ワイルドスピードX2の結末
地元警察はブライアンとローマンをカーチェイスの末に封じ込めようとしましたが、ブライアンたちはあらかじめテズが用意していた倉庫に逃げ込むと、テズの仲間たちが次々と無数の車を走らせて警察を攪乱、ブライアンたちはその隙にカマロとチャージャーに乗り換えました。
ブライアンはエンリケと共に新たな目的地である大型クルーザーの待機場所へ向かい、ロベルトを退治したローマンも後を追いました。ブライアンが目的地に到着したことを確認したベローンは既に正体を見破っていたモニカをクルーザーに乗せ、エンリケにブライアンを始末させようとしましたが、駆け付けたローマンがエンリケを叩きのめしました。
ブライアンとローマンはカマロを急加速させ、大ジャンプを敢行してクルーザーに突入、モニカと共にベローンの身柄を取り押さえました。間もなくベローンは駆け付けた警察に逮捕され、ベローンの金を警察に引き渡したブライアンとローマンは約束通りに前科を取り消してもらえることになりました。
しばらくマイアミに留まるというブライアンに、ローマンはこっそりくすねていた札束を見せ、二人はこれで食いっぱぐれることはないと喜びを分かち合いました。
以上、映画「ワイルド・スピードX2」のあらすじと結末でした。
映画ワイルドスピードシリーズのあらすじとネタバレ
1.ワイルド・スピード
2.ワイルド・スピードX2
3.ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
4.ワイルド・スピード MAX
5.ワイルド・スピード MEGA MAX
6.ワイルド・スピード EURO MISSION
7.ワイルド・スピード SKY MISSION
8.ワイルド・スピード ICE BREAK
Spin Off.ワイルド・スピード/スーパーコンボ
9.ワイルド・スピード/ジェットブレイク
10.ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
ブライアン(ポール・ウォーカー)は逃亡中にスカイラインを購入して改造しながら、ストリートレースに出て、金を稼ぎながら走らせてマイアミにたどり着く。ブライアンは相変わらずストリートレースをして日銭を稼いでいたが、FBIがストリートレース後に検挙から逃れようとするが、スカイラインを大破してしまう。捕まったブライアンはある取引をFBIに持ちかけられる。取引の乗ったブライアンはもう一人飛び切りいかれた男、ローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)を相棒としてスカウトしに行く。ローマンはブライアンに捕まったことを、まだ根に持っており、信用しようとしないが、足に付いているGPS装置を取ることを条件に、依頼を請け負う。今作は日本車だけでなく、アメリカ車しかも、昔のマッスルカーが出て来ます。年代間を合わせた有名車が多く走るので、ご年配でも若者でも楽しく見ることで、車の面白さを話すいいきっかけになる映画です。