ワイルド・スピード SKY MISSION(スカイミッション)の紹介:2015年アメリカ映画。世界で最も成功した大人気カーアクション『ワイルド・スピード』シリーズの第7作です。時系列としては第6作『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013年)および第3作『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006年)の直後となり、ドミニク・ファミリーは前作で対決した国際犯罪組織のボスの兄デッカードと対決、究極の監視プログラム「ゴッド・アイ」も絡んでロンドン・東京・アゼルバイジャン・アブダビ・ロサンゼルス、そして“空”などを股にかけた死闘を繰り広げることになります。本作の撮影中にダブル主演の一角だったポール・ウォーカーが急逝し、ウォーカーの弟二人が代役を務めて完成させました。ウォーカーの遺作となった本作はシリーズで初めて全世界興行収入10億ドルを超えるメガヒットとなり、Wiz Khalifa feat. Charlie Puthが手がけた主題歌「See You Again」もヒットしました。
監督:ジェームズ・ワン 出演者:ヴィン・ディーゼル(ドミニク・トレット)、ポール・ウォーカー(ブライアン・オコナー)、ミシェル・ロドリゲス(レティ・オルティス)、ジョーダナ・ブリュースター(ミア・トレット)、ドウェイン・ジョンソン(ルーク・ホブス)、タイリース・ギブソン(ローマン・ピアース)、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス(テズ・パーカー)、ナタリー・エマニュエル(ラムジー)、カート・ラッセル(ミスター・ノーバディ)、エルサ・パタキー(エレナ・ネベス)、ジャイモン・フンスー(モーゼ・ジャカンディ)、トニー・ジャー(キエット)、ロンダ・ラウジー(カーラ)、ルーカス・ブラック(ショーン・ボズウェル)、ルーク・エヴァンズ(オーウェン・ショウ)、コディ・ウォーカー(ブライアン・オコナー(代役))、カレブ・ウォーカー(ブライアン・オコナー(代役))、ジェイソン・ステイサム(デッカード・ショウ)ほか
映画「ワイルド・スピード SKY MISSION」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ワイルド・スピード SKY MISSION」のあらすじと結末をネタバレ解説。動画やキャスト紹介、レビューや感想も掲載。ストーリーのラストまで簡単解説します。
映画ワイルドスピード SKY MISSIONの予告編 動画
ネタバレ「ワイルド・スピード SKY MISSION」あらすじ・結末
ここからは映画「ワイルド・スピード SKY MISSION」のネタバレを含んでいます。あらすじの結末まで解説していますのでご注意ください。
目次
ワイルドスピード スカイミッションのネタバレあらすじ:起
ロンドン。前作『EURO MISSION』で「ドミニク・ファミリー」との死闘に敗れ、意識不明の重傷を負って入院している国際犯罪組織のボス、オーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンズ)を、実兄のデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が見舞いに訪れていました。
デッカードは「俺がカタをつけてやる」とオーウェンの復讐を誓いました。そしてデッカードはアメリカ外交保安部(DSS)のルーク・ホブス捜査官(ドウェイン・ジョンソン)のオフィスを襲撃、パソコンから「ファミリー」の情報を奪って逃走しました。
その頃、かつての恋人レティ・オルティス(ミシェル・ロドリゲス)をオーウェンの手元から取り戻した「ファミリー」のリーダーのドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)は、あの頃のようにまた彼女と元の関係を取り戻そうと試みていましたが、レティは未だに記憶が戻らないことに苦悩した末にドミニクの元を去っていきました。
一方その頃、「ファミリー」のブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)は、妻でドミニクの妹ミア(ジョーダナ・ブリュースター)や息子ジャックと共に穏やかな日々を過ごしていました。ミアはこの時新たな命を身籠もっていましたが、いまだに激しい戦いの日々に未練があるブライアンに、どうしても打ち明けられないでいました。
ワイルドスピード スカイミッションのネタバレあらすじ:承
ドミニクたちがロサンゼルスの自宅で団欒していると、そこに東京から郵便物が送られてきました。そして見知らぬ男から電話がかかったその時、郵便物に仕掛けられていた爆弾が爆発、ドミニクたちは何とか脱出しますが自宅は粉々に吹き飛んでしまいました。
デッカードはその頃、東京に移住していた元「ファミリー」のハン(サン・カン)を事故に見せかけて殺害していました(『X3 TOKYO DRIFT』および『EURO MISSION』参照)。
デッカードとの銃撃戦で負傷したホブスはドミニクを呼び、デッカードに関する情報を伝えました。デッカードは元々英国の特殊部隊の一員であり、秘密諜報機関の一員でもありましたが政府から用済みとして消されそうになり、返り討ちにして行方をくらましていたのです。
ドミニクは「ファミリー」を守るため、そしてハンの仇を討つためデッカードと戦うことを決意、ミアとジャックをドミニカ共和国に住むドミニクの友人マンド(ロメオ・サントス)の元に避難させたブライアンもミアから背中を押されてドミニクと共に戦う決意を固めました。
ドミニクはまず東京に飛び、ハンの弟子だった“ドリフトキング”ことショーン・ボズウェル(ルーカス・ブラック)とのレースに臨みました。(『X3 TOKYO DRIFT』参照)レースが終わった後、ドミニクはショーンからハンの遺品である十字架のペンダントなどを受け取り、アメリカに戻って葬儀を行いました。
しかしその時、デッカードの姿を目撃したドミニクは彼の後を追い、地下駐車場で激突しますが、そこにアメリカ政府の秘密組織の特殊部隊が現れ、デッカードはその隙に逃走しました。秘密組織の長であるミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)はドミニクに対し、世界中のあらゆる情報機器をハッキングしてデータを入手し、対象の人物を世界中のどこにいても短時間で発見する追跡・監視プログラム「ゴッド・アイ(神の目)」の話を持ちかけてきました。「ゴッド・アイ」を開発した女ハッカーのラムジー(ナタリー・エマニュエル)はモーゼ・ジャカンディ(ジャイモン・フンスー)という男が率いる民間軍事組織に捕えられており、ノーバディはラムジーを救出したら「ゴッド・アイ」を使わせ、デッカード打倒に協力すると約束しました。
ワイルドスピード スカイミッションのネタバレあらすじ:転
ノーバディの依頼を引き受けたドミニクは早速ブライアンや世界中に散らばった「ファミリー」のローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)、テズ・パーカー(クリス・“リュダクリス”・ブリッジス)、レティを集めてアゼルバイジャンに乗り込み、飛行機から車ごとスカイダイビングしてジャカンディの車両部隊を急襲しました。
そこにデッカードが現れて邪魔してきましたが、ドミニクたちは何とかラムジーを救い出しました。しかし、既にアブダビにいるラムジーの友人サファー(アリ・ファザール)の元に送られた後でした。
ドミニクたちはアブダビに向かいましたが、今度は「ゴッド・アイ」はヨルダンの王子に売られてしまっていました。「ゴッド・アイ」は王子所有のスーパーカー「Wモーターズ・ライカン・ハイパースポーツ」に装着された状態で高層ビルの最上階に置かれており、ドミニクたちは王子が主催するパーティに潜入、王子のボディガードやまたしても現れたデッカードの妨害を潜り抜けてハイパースポーツを奪いました。
ハイパースポーツは脱出する際に2棟の高層ビルを突き破った末に大破しましたが、ドミニクたちは何とか「ゴッド・アイ」を手に入れることに成功しました。
ドミニクはブライアンやノーバディ率いる特殊部隊と共にデッカードの潜伏先を急襲しましたが、デッカードは実はジャカンディと手を組んでいたことから形勢は逆転、ノーバディは負傷して特殊部隊は壊滅させられ、「ゴッド・アイ」もジャカンディに奪われてしまいました。
「ゴッド・アイ」が敵の手に渡ったことで自分たちの動きが筒抜けも同然となったドミニクたちは、地元ロサンゼルスで決着をつけることにし、ラムジーに「ゴッド・アイ」をハッキングさせて無効化させる作戦を立てました。しかし、ハッキングするためには至近距離に近づく必要があり、ドミニク以外のメンバーには車から車へとラムジーを乗り移らせながら走らせ、ドミニクはデッカードと一騎討ちで決着をつける計画です。
決戦を前に、ブライアンはミアと電話した際に第二子の妊娠を告げられ、必ず生きて帰るとの思いを強くしました。そしてドミニクは愛車ダッジ・チャージャーで決戦に挑むことにしました。
ワイルドスピード スカイミッションの結末
遂に決戦の火蓋が切って落とされました。ジャカンディは「ファミリー」を抹殺するためドローン「プレデター」を投入、「ファミリー」がハッキング用に使っていた電波塔が破壊されてしまいました。市街地での激戦は現地警察をも巻き込んだ大騒動へと発展していきました。
ブライアンはジャカンディの部下を倒してハッキング用の携帯電話の中継アンテナを確保すると、病院を抜け出したホブスが援護に現われて「プレデター」を破壊、「ファミリー」は「ゴッド・アイ」を無効化することに成功しました。
一方のドミニクはデッカードと立体駐車場で激しい戦いを繰り広げていましたが、そこにデッカードを見限ったジャカンディがヘリコプターで攻撃を仕掛けてきました。立体駐車場の崩落に巻き込まれたデッカードは瓦礫の中に飲み込まれていき、ドミニクはチャージャーを駆って崩壊を避けつつヘリコプターに近づき、デッカードが持っていた手榴弾入りの鞄を引っ掛けました。ホブスは手榴弾目がけて発砲し、ヘリコプターはジャカンディを乗せたまま爆破炎上して墜落していきました。
ドミニクはチャージャーごと瓦礫に激突、一時的に昏倒状態に陥ってしまいます。仲間たちが懸命に救命措置を行うなか、遂に全ての記憶を取り戻したレティがドミニクに語りかけました。ドミニクとレティは実はドミニカ共和国で結婚式を挙げており、結婚指輪代わりとして渡したものこそがハンの遺品だった十字架だったのです。
ようやく意識を取り戻したドミニクは、レティが自分以外の誰も愛さないことに賭け、あえて結婚していたことを伝えなかったと明かしました。
刑務所に収監されたデッカードはホブスに対して「簡単に逃げ出せる」と強気の姿勢でしたが、ホブスは逃げたら殴り殺してやると言い返しました。
それからしばらくして、平穏な日々に戻った「ファミリー」は砂浜でくつろいでいました。しかし、ミアやジャックと親子水入らずを時間を過ごすブライアンの姿を目の当たりにした「ファミリー」は、ブライアンの居場所は今や「ファミリー」ではなく「家庭」であることに気がつきました。
その後、チャージャーに乗って一人で帰ろうとするドミニクをブライアンが「さよならも言わずに行くのか」とトヨタ・スープラで追いかけてきました。そしてドミニクとブライアンはこれまでの思い出をかみしめるかのようにしばらく並走し、そして分岐路に差しかかった二人はそれぞれ別々の道へと走って行きました。
以上、映画「ワイルド・スピード SKY MISSION(スカイミッション)」のあらすじと結末でした。
映画ワイルドスピードシリーズのあらすじとネタバレ
1.ワイルド・スピード
2.ワイルド・スピードX2
3.ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
4.ワイルド・スピード MAX
5.ワイルド・スピード MEGA MAX
6.ワイルド・スピード EURO MISSION
7.ワイルド・スピード SKY MISSION
8.ワイルド・スピード ICE BREAK
Spin Off.ワイルド・スピード/スーパーコンボ
ホブス(ドウェイン・ジョンソン)が病院送りにされ、ハン(サン・カン)が殺された。ドミニク(ヴィン・ディーゼル)に電話でホブスが誰かに病院送りにされたと報せがあり、病院の行くとデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)にやられたこと、デッカード・ショウはオーウェン・ショウの兄で、弟を病院送りにした報復でハンを殺したこと、ドム一家が狙われる対象になっていることを知る。ドムは東京に行き、ハンの亡骸と遺品を受け取り、ショーンと少し話をする。ハンの葬式をしている最中に現れ、カーチェイスをはじめ人気もない場所で正面衝突をして、面と向かって対峙するがこれからタイマンの所で横やりが入る。ノーバディ(カート・ラッセル)が率いる特殊部隊に襲撃され、デッカードを逃がしてしまう。ノーバディはラムジー(ナタリー・エマニュエル)を救出して神の目(ゴッドアイ)というシステムを作らせないようにしたいということだ。ドム一家と作戦会議をするのだが、考えもつかないアイデアで作戦を実行することになる。今回のメインカーは世界で7台しかないライカンハイパースポーツを見れることが嬉しい。相変わらずのロムとテズとのトークの掛け合いが面白い!