トラック野郎 望郷一番星の紹介:1976年日本映画。『トラック野郎』シリーズ第3弾です。北海道が舞台でマドンナ役は島田陽子さんです。釧路で桃二郎は一大騒動を巻き起こし、そして恋をするお決まりのパターンです。ライバルには梅宮辰夫さんが登場します。
監督:鈴木則文 出演者:菅原文太(星桃次郎)、愛川欣也(やもめのジョナサン)、島田陽子(三上亜希子)、春川ますみ(松下君江)、土田早苗(浜村涼子)、梅宮辰夫(カムチャッカ)、小倉一郎(浜村紅夫)、由利徹(トラックショップ店主)、南利明(支配人)、笑福亭鶴光(加山)、海原千里(港食堂「はきだめの鶴」の女主人)、海原万里(港食堂「はきだめの鶴」の女主人)ほか
映画「トラック野郎 望郷一番星」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「トラック野郎 望郷一番星」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「トラック野郎 望郷一番星」解説
この解説記事には映画「トラック野郎 望郷一番星」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トラック野郎 望郷一番星のネタバレあらすじ:起
トラック野郎たちが通過する街道で警察による積み荷の重量検査を行っています。警察は多くのトラックドライバーを検挙しようとしていました。おかげで大型トラックは数珠つなぎで停車していました。その時警察の無線に『警察車両が事故!現場に迎え』という指示が入りました。検挙をしていた警察は飛んで行きました。これにより重量オーバーのドライバーは検挙されませんでした。無線連絡していたのは一番星桃二郎とやもめのジョナサンでした。二人は助かったドライバーの声援を受け走り去っていきました。桃二郎とやもめのジョナサンはフェリーに乗っていました。ジョナサンはフェリーの中でアルバイトです。桃二郎がフェリーの中を歩いていると飛び込み自殺しようとする女を見かけ思いとどまらせました。女によるとお金3万円を無くしたと言うので桃二郎は女に3万円差し出しました。そしてお礼をしたいという女に騙されレストランで待ちました。時間が過ぎても女は現れません。その時相席をお願いしたいと亜希子が現れました。
トラック野郎 望郷一番星のネタバレあらすじ:承
桃二郎は亜希子に一目ぼれしました。色々話をし別れました。積み荷を降ろしくつろいでいた桃二郎とジョナサンの上に涼子の運転するトラックが魚をぶちまけ揉め事になりました。その後二人は『はきだめの鶴』という食堂で食事をしていると通称『カムチャッカ』という男が涼子と共に現れ桃二郎とケンカになりました。そして決着はトラックでつけようという事になり、釧路から札幌の市場まで荷物を積んで競争となりました。勝った方には自分の積み荷の運賃を全額渡すというものでした。結果地元の利で近道を知っていたカムチャッカが勝ち、桃二郎はお金を渡し北海道を出るようになりました。北海道から帰るため車を走らせていた桃二郎は途中で大便をもよおし平原で野グソをしました。周りには馬が放し飼いされていました。馬が嫌いな桃二郎が馬から逃げているとそこに馬に乗った女性が現れました。亜希子でした。亜希子は競走馬の飼育をしているようで、馬嫌いの桃二郎は馬が好きになりました。
トラック野郎 望郷一番星のネタバレあらすじ:転
その時一頭の馬が出産すると言うので桃二郎も見に行きました。生まれてきた仔馬が下痢をし命が持たないと獣医の小宮が言います。そしてかわいそうだが仔馬を殺そうと言ったため桃二郎は怒り自分が治すと言って一晩中仔馬のお腹をさすりました。それを見た亜希子も一緒にさすり仔馬は回復しました。そして亜希子が桃二郎に『結婚の・・』と話をしたた桃二郎はプロポーズと勘違いして舞い上がりました。その後桃二郎はカムチャッカと決闘となりお互い死力を尽くしました。理由は桃二郎と涼子がデキテいるという勘違いでした。そして涼子がカムチャッカに好きだと話し、キスをしました。桃二郎とカムチャッカは仲良くなりました。その後桃二郎は亜希子に正式にポロポーズに行きました。しかし亜希子は獣医と結婚するということで桃二郎はフラれました。
トラック野郎 望郷一番星の結末
一方『はきだめの鶴』ではやもめのジョナサンが仲介料を取って紹介した荷物の運賃400万円が持ち逃げされました。怒る狂うトラックの運転手に囲まれていた時、鮮魚の荷主が札幌まで40トンの荷物を運ばないと2000万円がパーになるとわめいていました。カムチャッカも他のドライバーも釧路から札幌まで5時間は無理だと言うとき桃二郎がやって来てオレが行くと言い出しました。桃二郎はぶっ飛ばしました。吊り橋のある近道を走り、落ちる吊り橋をどうにか乗り切り、札幌の市場の壁に激突しました。桃二郎は間に合いました。カムチャッカはじめ多くのドライバーが喜び喝采しました。
この3作目も中々面白いお話でした。(笑)この作品は結構、下ネタが多かったかもしれません。詳しくはご自分の目で確かめられるといいと思います。(笑)きっと大爆笑間違いなしですよ。おっと!大切な出演者が抜けていますね。「あぁ宮城県」こと「宮城県役」の「吉川団十郎」さんも中々味のある人で、カッコイイデコトラに乗っています。ところがジョナサンファミリーを川崎に送る途中に崖から真っ逆さまに落ちてしまうのですが、ジョナサンファミリーは途中で「母ちゃんこと春川ますみ」が産気づいたので、途中で降りて無事だったのです。良かった良かった。桃さんとカムチャッカの喧嘩シーンや盆踊りシーン、何とも人間臭い金銭トラブル、最後にはバッチリと決めてくれる桃次郎!今回もカッコイイですよ!あんたは男の中の男だ!と見ていて思いました。