映画「コレクター (2012年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
コレクターの紹介：2012年アメリカ映画。80年代に実際に起きたゲイリー・ハイドニックによる事件を題材にしたと言われるクライムサスペンスです。娼婦連続誘拐犯に娼婦と間違われて自分の娘が誘拐された刑事が相棒の女性刑事と捜査を進めていく話です。
監督：モーガン・オニール 出演者：ジョン・キューザック（マイク・フレッチャー）、ジェニファー・カーペンター（ケルシー・ウォーカー）、ダラス・ロバーツ（カール・ジュモー）、メイ・ホイットマン（アビー・フレッチャー）、ソーニャ・ヴァルゲル（シェリー・フレッチャー）、マゲイナ・トーヴァ（ブリタニー）、キャサリン・ウォーターストーン（ローレン）、ゲイリー・アンソニー・ウィリアムズ（ダリル）ほか
この解説記事には映画「コレクター (2012年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
刑事のマイク（ジョン・キューザック）は女性の相棒ケルシー（ジェニファー・カーペンター）と一緒に娼婦連続誘拐事件を追っていました。車のラジオからこの事件の捜査の進展が無い為捜査打ち切りの報道があり、イラつくマイクでした。自宅のマイクの部屋にはこの事件に関する写真などが沢山貼られていました。それくらいマイクはこの事件に執着していました。ある日署に一人の男がやって来て、性転換手術予定の彼女、つまりニューハーフが行方不明になったと捜索願いを出しに来ました。容疑者と思われる男が黒いセダンに乗っているのが分かり、調べると気になる男が浮かび上がりました。調べると過去に娼婦の誘拐歴がありました。そのころ黒いセダンの男は病院の職員に薬品を盗ませ金を払っていました。
マイクの娘アビー（メイ・ホイットマン）は彼氏のタッドに夢中でした。両親に反抗的でこの夜も家を抜け出しタッドに会っていました。タッドに切り出された別れを受け入れられず、タッドと話していました。しかしタッドにきっぱり別れを告げられたアビーは怒って店の外へ飛び出し道路でタバコを吸っていました。そこに黒いセダンの男が現れました。アビーを娼婦と思っているようです。そしてアビーは誘われるがまま車に乗り込んでしまいました。店の中から様子を見ていたタッドが慌てて飛び出しますが姿はありませんでした。アビーは地下室に監禁され鎖で縛られました。マイクたちは黒いセダンの男の家に乗り込みますが、男は車いすで、車のナンバープレートを盗まれていたのです。犯人は別にいるのでした。自宅に帰ったマイクはアビーが戻らないことを妻から知らされます。
タッドが警察署を訪れ、マイクにアビーが男の黒いセダンに乗ったことを話しました。この時点でアビーが誘拐されたと確信しました。監禁された部屋ではアビーのほかに女性が二人いました。一人は妊娠しており男が薬を飲ませていました。もう一人も男に従順で、男は排卵刺激ホルモンを注射していました。アビーは様子を見て、助かるにはこの男に従うほかないと思い始めました。妊娠した女性がアビーに男の事を話しました。男をパパと呼び子供を産むのが夢だと言っていました。娘を誘拐されたマイクは情緒不安定になっていました。マイクは黒のセダンの男を殴って逃げたという娼婦に会いました。娼婦から、男は南部なまりの白人でホットドッグの匂いがしていたと聞き出し、頭を殴ったのでまだ傷があるはずだと言いました。マイクは心当たりがありました。食堂で働く男がその男です。犯人はカール・ジュモー（ダラス・ロバーツ）であるとわかったマイクとケルシーは男の元へ向かいました。
カール・ジュモーの部屋ではアビーと二人で乾杯して食事していました。アビーは隙をついて逃げ出そうとしましたがカールに捕まり再び地下に監禁されました。マイクとケルシーはカールの家につきました。そこには保育器があり、赤ん坊がいました。地下室の扉を発見したマイクは鍵がかかっているため、アビーが中にいないか呼ぶと、アビーが答えたので安心します。そしてマイクはカールを射殺しました。そこにケルシーがやって来て、撃たれたカールを見てショットガンでマイクを撃ちました。倒れて唖然とするマイクですがケルシーはカールに最初に誘拐された女性でした。ケルシーは子供が産めなかった為カールの為に生きていたのでした。遅れて到着した警察が見たものは赤ん坊のいない保育器でした。そして事件はマイクとカールが相撃ちで二人とも死亡で解決しました。アビーは妊娠していました。ケルシーは赤ん坊３人を引き取っていました。
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