映画スパイダーマンの紹介:2002年アメリカ映画。両親が居ないピーターは叔母さんと叔父さんに、育てられ共に暮らしていた。隣に住むメリージェーンの事を幼いころからずっと好きだが告白出ずにいた。ピーターはお世辞にもかっこいい男子とは言えない。そんな平凡で冴えないピーターを変える大きな出来事が起きる。
監督:サム・ライミ 出演者:トビー・マグワイア、ウィレム・デフォー、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコほか
映画「スパイダーマン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スパイダーマン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スパイダーマンの予告編 動画
映画「スパイダーマン」解説
この解説記事には映画「スパイダーマン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
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映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【社会科見学での出来事】
ピーターは幼い頃に両親を亡くし、今は叔父と叔母の元で暮らしていた。隣に住むメリージェーン(MJ)の事がずっと好きだったが彼女には彼氏がおり、ピーターは誰が見ても冴えない男子であった。ある日学校の社会科見学で訪れた大学の研究所で、いろいろなクモを見る事となる。研究所ではクモのDNA情報を全て兼ね揃えた、15匹のスーパースタイダーを遺伝子操作により作り上げていた。するとそのクモを見てMJが「14匹しかいない」と言うが、科学者は研究の為に持ち出しているのだろうと気にもしない様子であった。しかしクモは持ち出されたのではなく逃げ出していたのだ。逃げ出したその新種の紫色のクモに、ピーターは手を噛まれてしまう。家に帰る頃には刺された手は赤くはれ上がり、気分が悪く部屋に帰ると倒れ込んでしまうのだ。次の朝ピーターが目を覚ますと、眼鏡を掛けなければ何も見えなかった目が眼鏡なしで良く見える様になっており、また鏡に映った自分の姿が昨日とは違い筋肉質に映る。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【オズボーンの研究】
「オズコーポ社」では「身体能力増強薬」の研究をしていた。その薬はほぼ完成状態であったが、マウスで試した結果一つ問題が起きていた。それは薬の副作用によりマウスが凶暴になり錯乱状態になった事であった、しかしオズボーンは失敗は一例だけで人体実験に入る段階だと考えていた。するとストローム博士は、一から見直す必要があると見解する。それを聞いた研究費を出している会社の人間が「この研究には乗り気でない、先任が始めた事だ。2週間後に人体実験を出来なければ、研究は打ち切りにする」と言う。そこでオズボーンは夜中に研究室へ入り込み、ストローム博士にオズボーン自身で実験する様に指示するのだ。ストローム博士は危険過ぎると止めるが、研究費が打ち切られては困るオズボーンは半ば強制に薬を投与する。薬と飲んだ直後に心肺停止状態に陥り、慌てた博士がオズボーンに近づき心臓マッサージを施すと途端に心電図が動き出し、オズボーンは凶暴で強靱な人間へと変わっており博士を投げ飛ばし出て行く。翌朝自宅の床で寝ている所を、ハリーに起こされ夕べ何があったのか全然覚えていなかったのだ。すると研究員の女性がやって来て、ストローム博士が亡くなった事を告げる。また、フラットスーツとグライダーも盗まれて無くなっていた。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【ハリーの変化】
学校の食堂で昼食を食べるピーターの横を、MJが食事の乗ったトレイを持って歩いていたが、床が濡れておりMJは足を滑らせ転んでしまい、持っていたトレイも宙へと投げ出された。するととっさにピーターがMJを片手で抱きかかえると、もう片手で宙に浮いたトレイと食器を起用にキャッチする。運動神経の欠片もなかったピーターは自分でも何が何だか分からない、そして手を手から勝手にクモの糸の様な物が出てきて、前の机の上にあったトレイにくっついてしまう。慌てて引っ張るとトレイが飛んできてピーターが避けた為、後ろの席に座っていたMJの彼氏フラッシュに当たってしまう。急いで席を立つピーターだったがフラッシュに見つかり、フラッシュがケンカを仕掛けてくる。しかし今までと違うピーターにはフラッシュの動きがまるでスローモーションの様に見え、パンチの全てを交わしていく、そしてピーターがフラッシュに少し触れただけで、彼は数メートル先まで飛ばされてしまうのだ。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【異変が確信へ】
学校を飛び出したピーターは、狭い路地へと入るとクモに刺された手を見る、すると手の内側にはクモの巣の様な模様が出来ていた。そして指先にはクモの手の様に、かぎ爪のトゲのあるような物が生えてきた。それを見たピーターは目の前にあった壁をよじ登り始める。いとも簡単に壁を登り切ったピーターは屋上に辿り着くと、軽々とビルからビルへと飛び移る。気を集中し遠くにあったクレーンにクモの糸を飛ばすと、見事届き屋上から空中遊泳の様に飛び降りた。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【賞金稼ぎと叔父さんとのケンカ】
車が欲しかったピーターは、賞金3000ドルに釣られ「NYMW」の試合に出場する事を決める。学校でのケンカや試合に出場するユニホームを、部屋に閉じ籠り作っていたピーターに今までとは違う何かを感じ、叔父さんが心配し試合当日出かけるピーターを捕まえ、「図書館に出かける」と嘘をつくピーターに「車で送る」と二人で話をする為に車に乗せる。叔父さんは車の中でピーターに説教をし、ピーターも反抗的になってしまいついついケンカをしたまま別れる形となってしまう。NYMWで見事、賞金王を倒したがオーナーは100ドルしか賞金をくれなかった。ピーターは反論するが、オーナーは関係ないと言って話を取り合ってくれなかったのだ。世間の裏側を知り悔しい思いで事務所を後にする、直後強盗犯が事務所に押し入り賞金をオーナーから奪って逃走する。ピーターには捕まえる事も出来たが、オーナーへの腹いせに強盗犯を逃がすのでる。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【叔父さんの死】
試合が終わり22時に待ち合わせていた叔父さんの元へ行くと、警察が集まっており叔父さんが銃で撃たれ倒れていた。駆け寄るピーターは叔父さんの手を握り先程ケンカ別れをしてしまった事を後悔していた。叔父さんはピーターを見ると、静かに亡くなった。その時パトカーの無線から犯人の車を追跡中との会話を聞き、ピーターは走りながらスパイダーマンのコスチュームに着替え、ビルからビルへとクモの糸で飛び移りパトカーが追跡している犯人の車を見つける。犯人をビルまで追い詰めると、怒りを露わに犯人に襲いかかるのだ。犯人が「助けて情けをかけてくれ」と頼むが、ピーターは「お前は叔父さんに情けをかけたのか?」と言う。しかし犯人の顔を見てピーターはハッとする、それは自分が見逃した強盗犯だったからだ。そして強盗犯をビルから突き落とし殺してしまうのだ。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【高校を卒業する】
卒業式の日ピーターにハリーが、父でもあるオズボーンが一緒に住める家を見つけてくれたと良い知らせを持って来てくれる。オズボーンはピーターの頭脳を買っていて、気に入られていたのだ。家に帰ったピーターは「叔父さんにも見て欲しかった」と嘆き、事件の日に叔父さんと喧嘩別れした事を叔母に告げた。そして叔父が最後に残した「大いなる力には、大いなる責任が伴う」と言う言葉を噛みしめ、スパイダーマンとして世の中を悪から救おうと考える。それからと言うもの、ピーターは犯罪を見つけるといち早く駆け付け全てを解決していくのだ。
その活躍に崇拝する者もいれば、反対する住民もおり賛否両論であった。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【MJとの再会】
仕事を探していたピーターは、偶然MJと再会する。MJはオーディションに行くと言ったが、夢であった女優にはまだなれておらず、ウエイトレスとして働きながら女優を目指して頑張っていた。その事をピーターに知られ「ハリーには言わないで」とMJは言うのだ。ピーターは知らなかった自分がずっと好きだったMJは、親友のハリーといつの間にかに付き合っていた。ショックを受けるピーターだったが自分の気持ちを押し殺した。その頃、新聞社は住民達が騒いでいるスパイダーマンの写真が欲しく、「スパイダーマンの写真を買います」と新聞の記事に載せた。それを見たピーターはカメラマンを目指す事を決め、カメラを設置し自分の活躍ぶりをカメラに撮り新聞社へと持ち込む。しかし写真は思うような値段では買い取ってもらえず、新聞社でも雇ってもらう事ができなかった。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【オズボーンの逆襲】
オズボーンとの契約を打ち切り製薬会社は他の会社と契約を結び、オズボーンは窮地に立たされていた。契約会社は新しい取引先との実験を成功させ、その成果を試す為広場へと集まっていた。そこへ緑のフラットスーツに身を包み緑の仮面を付け、グライダーに乗った何者かがやって来て、実験者と契約者もろとも爆弾で吹き飛ばしてしまうのだ。その後、自分の力で「オズコープ」会社を再度立ち上げ大きく成長していた、しかし重役会議でオズボーンは解任を宣告されてしまう。自分の身を削って大きくした自分の会社から、クビを言い渡されたオズボーンは失意と共に大きな怒りを感じる。家に居たオズボーンは笑い声を聞き、「誰か居るのか?」と言うと鏡の中の自分が「ここだ」と言う。鏡の中の自分はもう一人の自分で、人体強力剤の実験で作り上げたオズボーン自体の欲望の姿だった。そしてスパイダーマンは敵でもあるが、味方に付ければ大きな力になると言う。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【フェスティバルでの出来事】
フェスティバルの後、解任が決まっていたオズボーンは、グリーンのスーツに身を包みグライダーに乗り、会場に爆弾を投げ込みめちゃくちゃにする。会場のベランダにはハリーとMJも居た、そこにも爆弾が投げ込まれMJの居た場所が崩れ落ちそうになるのだ。助ける事が出来ないハリー、そこへカメラマンとして来ていたピーターがスパイダーマンに変身し、MJを助ける。命を救われたMJはスパイダーマンの事で頭がいっぱいだった、心配し電話するハリーだったがスパイダーマンの事ばかり言い素っ気ない態度で電話を切ってしまう。ハリーはピーターに自分もMJが好きだった事、ピーターが好きだった事も知っていたが中々打ち明けないから自分が付き合う事にした事などを打ち明けた。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【新聞社襲来】
ピーターは写真を買ってもらう為に、新聞社へと来ていた。新聞社のオーナーは面白おかしく、スパイダーマンの事を悪者に仕立てる様な記事を書こうとしていた。そこへグライダーに乗ったオズボーンが現れ、スパイダーマンの居場所を聞き出そうとするが、編集長は知らないと言った。そこへスパイダーマンに変身したピーターが現れ編集長を助けるが、以前からスパイダーマンの事を良く思っていなかった編集長は、グライダーに乗った緑の生物とスパイダーマンは「やっぱり、グルだったのか」と言って騒ぎ立てる。そしてオズボーンは編集長に「ゴブリン」と名付けられ、スパイダーマンは新聞社を襲ったとして、面白おかしく書きたてるのでる。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【連れ去られたスパイダーマン】
ゴブリンに催眠ガスで眠らされ連れ去れられたスパイダーマンは、薬で体が痺れて動けない状態だった。そんなスパイダーマンにゴブリンが、市民はスパイダーマンの活躍を喜んでいる様だが、一番見たがっているのはヒーローが力尽きて死んでいく様だと言う。いくら市民の為に必死になって戦っても、結局は憎まれるのに何故戦うと問われる、するとスパイダーマンは「それが正しいからだ」と言う。それをバカにするゴブリンはスパイダーマンに、自分と手を組めば最強になれると仲間になる様持ちかけてくる。ゴブリンはスパイダーマンに「考える余地をやる、よく考えろ」と言い残し去って行ってしまった。スパイダーマンは新聞社のせいで、市民から憎まれ指名手配犯になってしまうのだ。ふとゴブリンの言葉が頭に浮かぶピーターだった。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【MJとのキス】
街で男達に絡まれていたMJをスパイダーマンが助ける。「よく会うね」と喜ぶMJは、スパイダーマンの事を褒め称えるのだ。自分を悪く言う人達が居る中で、憧れのMJが褒めてくれるのが嬉しかった。立ち去ろうとするスパイダーマンをMJは引き止め「お礼がしたい」と言い、スパイダーマンのマスクを鼻まで上げるとキスのプレゼントをする。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【ゴブリンに正体がバレる】
MJやハリーとオズボーンが集まるパーティーの為に、叔母さんにお使いを頼まれていた途中でピーターは火災現場に出くわしスパイダーマンへと変身し住民を助ける、しかしそこでゴブリンと出くわし彼が作り出した新兵器により切り傷を作ってしまう。ピーターは部屋へと戻るが、先に来ていたオズボーンに部屋を覗かれ慌てて天井へと張り付くが、傷から血が滴り落ちてしまう。天井を見上げるオズボーンであったが、間一髪場所を移動し見つからずに済んだピーターは、何食わぬ顔でパーティーに参加した。しかしシャツから血がにじみ出ているのを見つかり、傷をオズボーンに見られてしまう。傷を見た瞬間ピーターがスパイダーマンである事を確信すると、慌てて帰るオズボーンであった。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【ピーターを狙うゴブリン】
スパイダーマンを倒すのは難しいが、ピーターを破滅させるのは簡単だと考えたゴブリンは、ピーターの大切な人達を狙う。まず狙われたのは子供の頃から育ててくれた、親代わりの叔母さんであった。病院に運ばれた叔母さんは錯乱状態で、ゴブリンの特徴を口にする。それを聞いたピーターは自分の正体がゴブリンにバレた事を悟る。叔母さんの看病でピーターが病院に居ると、MJがお見舞いに来てくれピーターにスパイダーマンの話をするのだ。スパイダーマンの話を聞きたがるMJに、ピーターは自分の気持ちを伝える様に話を聞かせた。MJが帰った後、寝ていたはずの叔母さんに「ピーターがMJを好きな気持ちは、皆知っている」と言う言葉を聞き、MJの身にも危険が迫っている事に気づいたピーターは、急いでMJに電話を掛けるが繋がらない。その頃MJはゴブリンに連れ去れた後で、電話の向こうではゴブリンの声がしピーターに来いと言う。
映画スパイダーマンのネタバレあらすじ【最後の戦い】
橋の天辺に連れて来られたMJと、ロープウェイに乗った子供達をゴブリンは川へと落とそうとし、スパイダーマンに「どちらを助けるか選べ」と究極の選択をさせると、どちらもいっぺんに川へと落とす。スパイダーマンは、MJと子供達両方をクモの糸で助けたが、重すぎてクモの糸が持たなく切れそうになる。尚もゴブリンが襲ってくるが、橋の上に居た市民がスパイダーマンの見方をしゴブリンの邪魔をする。また助けの船も駆け付け、子供達とMJは助かるのだ。ゴブリンにより連れ去れたスパイダーマンは、必死の戦いの結果ついにゴブリンを追い詰めた、そしてその正体がオズボーンだと知ってしまう。助けて欲しいと頼むオズボーンであったが、ゴブリンへと豹変しピーターに襲いかかってくる。そして自分が仕掛けた罠でゴブリンは死んでしまい、オズボーンは最後に「ハリーには言わないでくれ」と頼まれる。スパイダーマンはオズボーンの家に彼の亡骸を運びソファーに寝かすが、その事を息子のハリーに見られてしまうのだ。
映画スパイダーマンの結末【MJの告白】
父を亡くし落ち込むハリーに慰めの言葉を掛けるピーターであったが、ハリーは父はスパイダーマンに殺されたと言い仇を撃つと敵意をむき出しにする。ピーターはそれを聞き、自分がどんなに必死に戦っても代償を払うのはいつも自分の愛する人達だと気づくのだ。そしてとても悲しい気持ちになる。そんなピーターを見てMJが、自分が死にそうになった時、頭に浮かんだのは好きだと思っていたスパイダーマンではなく、ピーターの姿だったと言い「愛してる」と告げキスをする。ピーターはとても嬉しく自分がどれだけMJを好きなのか伝えたかったが、スパイダーマンとして生きる道を選んだピーターはMJの気持ちには答えられないと断る。「これからも君の側にいて君を守る。約束する、ずっと友達」と言い去って行ってしまう。しかしMJはキスの感触をどこかで感じた事がある事に気づき、彼がスパイダーマンなのだと確信するのだ。ピーターは叔父さんが残した言葉「大いなる力には大いなる責任が伴う」を胸に、スパイダーマンとして授けられた力と運命を背負う覚悟を決める。
以上、映画「スパイダーマン」のあらすじと結末でした。
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特殊な力を手に入れた主人公が大切な人の死を通じて、ヒーローになっていく過程にグッときます。悲しみのあるヒーローであるスパイダーマンには敵も多く、まさに孤独に戦うヒーローなのです。その陰のある姿が魅力的で、頑張れと応援したくなります。スピード感あふれる戦いもワクワクするものですし、アメコミのヒーローで一番好きです。