映画「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヴァレリアン 千の惑星の救世主の紹介：2017年フランス映画。宇宙を守るスペシャルエージェントのヴァレリアンとローレリーヌ。政府から与えられたミッションを遂行するために星から星へと飛び回る。全宇宙の存続をかけた陰謀に立ち向かい、失われた高度な文明を探る2人。その中でヴァレリアンは人としての真理を見つけ出す。『スター・ウォーズ』に大きな影響を与えた1967年の伝説のSFコミック「ヴァレリアン」を原作に、最大のスケールで宇宙を描く。
監督：リュック・ベッソン 出演：デイン・デハーン（ヴァレリアン ）、カーラ・デルヴィーニュ（ローレリーヌ）、 クライヴ・オーウェン（フィリット司令官）、 リアーナ（バブル）、イーサン・ホーク（客引きジョリー）、ハービー・ハンコック（国防長官）、クリス・ウー（ネザ軍曹）、ジョン・グッドマン（アイゴン・サイラス）、ルトガー・ハウアー（世界連邦大統領）ほか
この解説記事には映画「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
海に囲まれ調和のとれた美しい国。パール人と呼ばれる穏やかな種族たちが平和に暮らしていたところへ、突然何者かによって無残に殺戮されていく。ヴァレリアンはそんな恐ろしい夢から目覚めました。西暦2740年。連邦捜査官のヴァレリアンとローレリーヌは宇宙の平和を守る任務に就き、宇宙のありとあらゆる星をパトロールしています。彼らの本部がある”アルファ宇宙ステーション”は、「千の惑星の都市」とも呼ばれ、様々な種族が情報技術、財政、金融、細胞など得意なジャンルを研究・運営し、ありとあらゆる知識が集まった銀河のハブとして機能していました。任務をこなしながらローレリーヌに男として受け入れてもらいたいヴァレリアンですが、彼の愛に不信を持つローレリーヌは相手にせず、プロポーズを流していました。
そんな2人に下った極秘ミッションは砂漠の惑星キリアンにある繁華街ビッグマーケットへの潜入でした。ビッグマーケットは宇宙各地から訪れた大勢の観光客と犯罪者が入り乱れる巨大市場です。ここで莫大なエネルギー源を生み出すことができる生物”ミュール変換器”の最後の一匹が闇マーケットに出回っている情報を掴み、ヴァレリアンらがこれを捕獲し回収するよう命じられたのでした。ヴァレリアンとローレリーヌはキリアン周辺を縄張りとする強欲な宇宙海賊アイゴン・サイラスを追い詰め”ミュール変換器”を奪取。敵に追われながらも無事アルファに届けることができました。
その頃アルファでは謎の放射線汚染が広がっていました。ヴァレリアンとローレリーヌは、国防長官よりこの事態の対処を任されたフィリット司令官の護衛を務めるよう命じられました。フィリット司令官は極秘裏にある者への拷問を行い、なにかの情報を聞き出そうとしています。そんな予断を許さない状況の中、突然何者かの侵入によりフィリット司令官は連れ去られてしまいました。高度な技術を備えた武器を扱うその侵入者たちこそフィリット司令官が拷問をしていた者の仲間、存在記録を消された幻の惑星ミュールのパール人の一団だったのです。ヴァレリアンはフィリット司令官を救出するため後を追います。しかし、アルファの最深部「レッドゾーン」近くでヴァレリアンを乗せたスカイジェットは音信不通になってしまいました。
今度はヴァレリアンを探し出すためにローレリーヌが動きます。情報屋トリオのドーガン=ダギーズを利用しヴァレリアンの居場所を掴み救出しますが、そこは他の種族の侵入を許さない邪悪な種族ブーラン・バーソルが牛耳るエリア。ローレリーヌは拉致されてしまいました。ヴァレリアンはローレリーヌを助けるためにアルファ随一の歓楽街、天国横丁に侵入するとショーパブの客引きジョリーに誘われて踊り子のバブルに出会います。どんな姿にも変幻自在なバブルの力を借りてローレリーヌを救出すると、宇宙の歴史から抹殺されようとしていた種族パール人の生き残りたちが生息しているエリアを見つけます。平和に暮らしていたパール人を破滅に追いやったのはフィリット司令官だったのでした。犠牲になった娘を持つパール人国王は娘のエネルギーを借りてヴァレリアンに助けを求めていたのでした。ミュール変換器をパール人へ返すことに反対していたヴァレリアンでしたが、ローレリーヌに諭され愛を知り返却に同意。パール人にミュール変換器を返すと、再び調和と平和を取り戻したのでした。
以上、ヴァレリアン 千の惑星の救世主のあらすじと結末でした。
いつも簡潔にまとめられていて内容が把握しやすいです