映画チャーリーとチョコレート工場の紹介:2005年アメリカ,イギリス映画。ウォンカのチョコレートはその美味しさから、みんなに愛される特別なチョコレートであった。大きなチョコレート工場で毎日沢山の人達が沢山のチョコレートを作っていたが、ある日突然全ての人が解雇になりチョコレート工場も閉鎖された。しかしついに工場が動き出した、しかも5人の子供達をチョコレート工場へと招待するという「金のチケット」入りチョコレートを作り上げたのだ。けれどそのチケットを手に入れた者には、恐ろしい試練が待っていたのである。
監督 :ティム・バートン 主演・キャスト:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、デイビット・ケリー、ディープ・ロイほか
映画「チャーリーとチョコレート工場(詳細版)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「チャーリーとチョコレート工場(詳細版)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
チャーリーとチョコレート工場の予告編 動画
映画「チャーリーとチョコレート工場(詳細版)」解説
この解説記事には映画「チャーリーとチョコレート工場(詳細版)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【ウィリーの子供の頃】
ウィリーの父は町で一番大きな歯科医師の子供だった。ウィリーは父親に大きな矯正器具を着けられ、歯の矯正をされ歯に有害なお菓子などは一切食べさせて貰えず、ハロィンで貰ってきたお菓子も全て暖炉で燃やされてしまう。しかしどうしてもお菓子が食べたかったウィリーは、暖炉の燃えカスから残っていたチョコを見つけ出し口の中へと入れた。その味は格別でそれからというもの、ウィリーはチョコレートの虜になり父に内緒でチョコを食べまくったのだ。チョコの魅力に取りつかれたウィリーは、チョコ職人になる事を父親に告げると「歯医者の私の息子がチョコ職人など、許さない」と一括されてしまう。ウィリーは「だったら出て行くよ」と言い家を飛び出してしまうである。父は「勝手にするが良い、しかしお前が戻った時には私は居ないぞ」と息子に突き離す様な言葉を口にするのだ。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【ウォンカのチョコレート工場】
ウィリー・ウォンカは天才で次々と新しい商品を開発しては、ヒットさせ瞬く間にその商品と名を世界に広めた。ウィリーは大きなチョコレート工場を建て、「ウォンカチョコレート」は世界中の人に愛される事になる。大きな工場には沢山の従業員が働き、チャーリーの右腕となり働いていた。しかし他のチョコレート会社が面白く思わず、ウォンカの数々のヒット商品のレシピを盗もうと従業員に成りすましスパイを送り込んできた。まんまと秘密のレシピを手に入れた他のチョコレート会社は、新しい商品の開発を発売し始めた。従業員に裏切られたショックから、ウィリーは全従業員を辞めさせ、工場は永久に閉鎖すると宣言した。そしてそれから15年が経ち、信頼できるパートナーを見つけたチャーリーは工場を再開した。大きな工場の中では機械から次々とチョコレートが出来上がり、その出来上がったチョコレートに金のチケットを置いた人物こそウィリーだった。そして丁寧に包装され段ボールに詰められたチョコレートは、全世界へと運ばれていった。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【チャーリーの家】
チャーリーの家はとても貧しく、両親と父方の両親と母方の両親とそしてチャーリーの7人で、小さな家に犇めき合うように暮らしていた。しかし貧しいながらにも、心は優しく温かい家庭だった。一人息子のチャーリーはとても優しい子供で、家族を気遣いまた誕生日に貰える一枚のチョコレートを毎年楽しみにしていた。父の給料で細々と生活をしていたが、父は務めていた歯磨き工場をクビになってしまう。何故ならウォンカが金のチケット入りチョコレートを発売して事で、虫歯になる人が増え歯磨き工場も生産が間に合わずに機械を導入したからである。チャーリーの祖父ジョーは昔「ウォンカの工場で働いていた。ジョーじいちゃんは工場を解雇になってから一度もチャーリーには会っておらず、もう一度あの不思議な工場へ入って見て回れる事を夢見ていた。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【金のチケットを巡って】
電柱に張られた広告には、ウォンカチョコレートの中に金のチケットが5枚入っており、それを当てた者を工場へ招待するというものだった。またその中の一人に想像もつかない様な、特別な商品を与えるといった内容が添えられていた。それを知った世界中の子供達はこぞって、ウォンカチョコレートを購入しまくった。チョコレートを買いさえすれば、どの子供にもそのチャンスがあった。しかしチャーリーがチョコレートを貰えるのは、年に一度の誕生日だけのチャーリーは諦めていた。祖母は「チャンスは誰にでもある」と励ましてくれるが、ジョージおじいちゃんは「チャーリーは年にたったの1枚、チャンスなどあるわけがない」と言った。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【チケットを手に入れた5人】
最初にチケットを手に入れたのは毎日何枚ものチョコレートを食べる程、チョコレート好きの「オーガスタス」という太っちょの少年だった、次に手に入れたのはナッツ工場の社長令嬢の、「ベルーカ」だった。彼女はとてもわがままで金のチケットを手に入れる為に父に頼み、娘に甘い父はその日からナッツの代わりに箱が買いされた大量のチョコレートの包装紙剥きを従業員にさせた。次にチケットを手に入れたのは、チューインガムを噛み続けている「バイオレット」という少女だった。少女は何にでも挑戦する野心家で、トロフィーやメダルを沢山持っていた。チューインガムを毎日噛み続けているのは、ギネスに載る為だった。4人目のチケット獲得者は「マイク」という、ゲーム好きの天才少年であった。少年は「当たりのチョコは製造年月日と天候による増減と株価指数のデリバティブで割り出せる、猿にだって出来る事さ」と言い買ったチョコレートはたった1枚だった。しかもチョコレートは好きではなく、食べずに捨てたという。5枚目のチケットはロシアの子供が当てたらしいという噂が流れたが、それはデマで偽物だった事が判明した。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【突然と誕生日プレゼント】
2人目が金のチケットを手に入れたのをテレビで見ていた時、両親が慌てて帰って来てチャーリーに嬉しそうにこう言った。「お前の誕生日プレゼントを今夜あげようって二人で決めたんだ」と告げると、チャーリーに小さな包み紙を渡した。それはウォンカのチョコレートだった。開かるのをためらうチャーリーに、母が「もしあれ(チケット)が入ってなくても、がっかりしてはダメよ」と言う。父も「チケットは入ってなくても、チョコは食べれる」とチャーリーに包みを開ける様促す。チャーリーが開けたチョコには、金のチケットは入っていなかった。がっかりしたものの、最初から諦めていた心優しいチャーリーは「みんなで食べよう」とチョコを一切れずつ割って、家族全員で分け合って食べた。数日後、ジョーじいちゃんがヘソクリのお金をチャーリーに渡し「最後のチケットを手に入れよう」と言った。
なけなしのヘソクリで買ったチョコにも、金のチケットは入ってはいなかった。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【金のチケットが手に入る】
5枚目のチケットが当てられたと噂に聞きしょんぼりと道を歩いていると、チャーリーは道に落ちていたお金を見つける。そのお金を持って近くの店で「ウォンカ」のチョコレートを買った。チョコの包み紙を店で開けると、そこにはなんと「金のチケット」が入っていたのだ。店の店主は「俺の店で金のチケットが出た」と喜びし、そこに居合わせた客はチャーリーに「500ドル出すからチケットを売って欲しい」と迫る。店の店主が「もうよせ、その子に構うな」と客に言うと「坊や、そのチケットを持ってまっすぐ家に帰るんだ」と言った。チャーリーは急いで家に帰り金のチケットを当てた事を家族に報告すると、寝たきりだったジョーじいちゃんはスクッと起き上がりステップを踏むほど喜んだ。こうして最後の金のチケットは、チャーリーが手に入れた。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【金のチケットの内容】
金のチケットにはこう書かれていた。「金のチケットを当てた幸運なあなたを、僕の工場にゲストとして僕が丸一日ご案内いたします。」「工場の全てを見て頂き帰りには、大型トラックの行列が一生分のチョコレートを積んであなたにお供します。」「5人の内の一人には想像も出来ない様な、素晴らしい副賞が贈られます。」「集合する時間と場所は2月1日AM10時きっかりに工場の門の前に来てください、家族を一人連れて来る事が出来ます」と記載されていた。2月1日とは明日の事で慌てふためくチャーリー一家だったが、チャーリーは「ダメだよ、家は行かない」と言う。何故ならば金のチケットを買ってくれると言う人が沢山いたからだ。チャーリーは家の事を考え自分の気持ちを押し殺し、チョコよりお金の方が大事だと家族に告げた。するとジョージじいちゃんが「金はこの世の中にいくらでもある、しかしこのチケットはたったの5枚しかない二度と手に入らないものだ、そこらにいくらでもある金の為に諦めるのは馬鹿だ、お前はその馬鹿なのか?」とチャーリーに問うた。「違います」とチャーリーは告げ、昔ウォッカで働いていたジョーじいちゃんと共に工場に行く事を決めるのだ。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【ウォッカ工場へ】
5人の子供とその付き添いが工場の前に集まった、10時になると工場の門が開きウィリーの声が聞こえる。ウィリーは子供染みていて、また人付き合いと子供が苦手であった。早速、工場の中へと案内するが子供達の名前を聞かずに「名前なんてどうでも良い」と言いスタスタと歩きだした。子供達は自分をアピールする為にウィリーに話しかけるが、ことごとく馬鹿にされてしまうのだ。ウィリーは何故だか「両親」という言葉を口にする事が、出来ないでいてそれには深い事情があった。小さな扉を開くとそこは工場内部とは思えない、おとぎの国の様な空間が広がっていた。ウィリーは「ここにある全ての物は食べられ、流れてる川は溶けたチョコレート、滝が一番重要でチョコレートと空気を掻き混ぜふんわり軽くさせる、滝でチョコをミックスさせる工場は世界中でここだけだ」と自慢するのだ。そこまで説明すると「楽しんで」とウィリーは子供達に言った。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【ウンパ・ルンパ】
工場にはウンパ・ルンパと呼ばれる人間の様な者が沢山働いていた。皆同じ顔をし、背は小さく小人の様であった。その者達はウィリーが森の奥深くウンパ・ルンパランドから探し出してきた、とても信頼のおける人々だった。何故ならウンパ・ルンパ達の主食は緑色のものすごく不味い芋虫で、彼等が本当に食べたかったのはカカオ豆だったのだが、年に4粒程度しか手に入らないとても貴重な食べ物だった。カカオ豆がチョコレートの材料だった為、ウィリーは村長に「カカオ豆は食べたい放題、給料もカカオ豆」と交渉した。彼らは優秀な働き手だが、いたずらも好きであった。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【オーガスタスの運命】
チョコレート好きなオーガスタスが、チョコレートの川に手を突っ込みチョコを飲み始めた。しかし誤って川に落ちてしまう、そこへチョコレートを吸い込むポンプがやってきて、オーガスタスと共チョコレートを吸い上げてしまった。ウンパ・ルンパがやって来て、まるで分かっていた様にオーガスタスの歌を披露し始める。オーガスタスは吸い込まれて行った先は、ストロベリーフレーバーのコーティングがされる場所で、母はオーガスタスを探す為にウンパ・ルンパに案内され行ってしまった。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【バイオレットの運命】
ウンパ・ルンパが漕いできた大きな船に皆を乗せると、チョコレートの川を下り始めた。チョコレートの川は緩やかな流れから、急流へと変わり一つの部屋に辿り着いた。そこは発明室で、工場の中でも一番需要な場所であった。そこでは沢山の新製品が発明されていたが、開発途中だった為多くの商品は問題を抱えていた。新商品のガムもその一つだった、そのガムは噛むごとにフルコースが味わえるというものだ。しかしバイオレットはお構いなしにガムを噛み始める、デザートのブルーベリーパイに差し掛かると彼女の体は紫色に染まりブルーベリーの様に真ん丸になってしまった。母親が「どうやって元に戻すの?」と聞くと、ウィリーはジュース室に持っていて果汁を絞り出す様に体を絞るという。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【べルーカの運命】
次にやって来たのはナッツの皮を剥く工場だった。しかしそこには機械は無く、リスが殻からクルミの身を取り出していた。リスは矯正されていて、食べる事無く殻と実を器用に分けていた、また賢くクルミの中身が悪くなっていないか音で判断し、痛んでいる物はごみ処理の穴へと捨てた。それを見たわがままなベルーカが父親に「私、あのリスが欲しい」と言うとリスを捕りに中に入って行ってしまったのだ。するとリス達は一斉に作業を中止し、べルーカの方を向く。べルーカが一匹のリスを持ち上げると、他のリス達が一斉にべルーカを取り囲み頭をコンコンと叩くと、ゴミ箱へと運び穴へと落としてしまうのだ。父親もべルーカを助けに穴へと落ちて行ったが、たまたま焼却炉が壊れていた為に燃やされずに済む。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【マイクの運命】
今度は上下左右に動く不思議なエレベーターに乗ると、テレビ室へと着いた。その部屋ではテレビから本物のチョコが飛び出す、テレビジョンチョコが研究されていた。画像が分解されて画面に映るのならば、チョコでもそれが出来ないかとウィリーは考えたのだ。すると性格は悪いが頭の良いマイクが、「絶対無理だ、化学ってものが全然分かっていない」とウィリーをバカにする。いろいろと説明し出すマイクの口を止めるかのように、ウィリーは実験の結果を見せつけるのだった。大きなチョコを実験台の上に乗せ、カメラで映すとチョコは分解され粉々になり無くなるり、テレビの中にその姿を現した。チャーリーが画面に手を伸ばすと、画面の中のチョコが手に取れ食べれる普通のチョコだった。それを見ていたマイクは「人間も送れるの?」と聞くとウィリーは「人間なんて送りたくない、だって美味しくないだもん」と子供の様に言った。マイクは「何を発明したか分かっていの?テレポーターだよ、世界でも史上最高の発明なのにチョコの事しか頭にない」とまたウィリーの事をバカにした。すると台の上に走って行き自分の体をテレポートさせてしまった。画面の中のマイクは小さく小人の様になっていた。父親が小さくなった息子をテレビから取り出すと、「どうやったら元に戻る」と聞くと、ウィリーはキャンディー伸ばし機で体を伸ばすと良いと言った。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【チャーリーの運命】
最後に残ったチャーリーを見て「君が優勝したって事だ、実に嬉しい最初からこうなる予感がしていた」とウィリーは言うと、「やる事が沢山ある」と言いエレベーターに乗り込むと一気に加速させ煙突から外へと飛び出した。するとガラスで出来たエレベーターの箱は空へ放り出されたが、ジェット噴射が付いていて空を飛ぶ事が出来る箱であった。煙突の外へと出たガラスの箱からは、他の子供達が工場から帰って行く様子が見えたが、どの子も酷いありさまだった。ウィリーが「君の家は何処?」と聞くとチャーリーは「あの小さな家」と小さくボロボロの家を指さした。するとウィリーはガラスの箱で家まで送ってくれたが、屋根を突き破って家の中に落ちた。ジョーじいちゃんが「チャーリーが何かを勝ち取った様なのじゃ」と言うと、ウィリー「小さな何かじゃない、こんな最高の何かはかつてなかった、この子にウォンカ工場をあげるんです」と言った。ウィリーは数か月前に散髪をした際に自分の髪に白髪が出来た事で、この大切な工場を次ぐ跡取りが居ない事に気づいたのだ。「神の子を見つけたよ」とチャーリーに向かい言うと「5人の子の中で一番不愉快でない子を選んだ」と告げた。そして「全てを捨てて工場へ来る気はあるか?」と聞くウィリーにチャーリーは「もちろん、家族も一緒に行けるならだけど」と答えると、ウィリーは「無理に決まっている、家族なんてぶら下がっていたら工場を運営していけないだろう」と言うと「ショコラティエは自由気ままでなければ夢を追う仕事だ、僕をごらんよ家族を持たずに大成功してきてた」と自慢する。それを聞いたチャーリーは「二度と家族に会えないのなら工場には行かないと言うのだ。まさか断れるとは思ってもいなかったウィリーは、驚きと共に拍子抜けした。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【ウィリーとチャーリーの変化】
チャーリーの家は相変わらずのボロだったが、その後も幸せに楽しく暮らしていました。壊れた屋根の修理をチャーリーと共にジョーじいちゃんがしていたが、何故だか一日中働いてもジョーじいちゃんは疲れる事は無かったのです。父は前よりも良い仕事に着き、バケット家はこれまでにない幸運な日々を送っていた。しかしウィリーは違ったのです。何をしても前の様にチョコレート作りに情熱が持てず、自分でも訳が分からなくおかしくなっていた。それは心が沈んでいるから、チョコもおいしくないのだと一つの答えに辿り着くのだ。変装しチャーリーに会いに行くがすぐにバレてしまう。そしてチャーリーに「落ち込んだ時に慰めてくれるものとは何?と質問した。チャーリーは「家族だよ」と答えるとウィリーは気持ち悪いと言った感じで「ウェ」と言った。何故家族が嫌いなのかウィリーに聞くと、「あれをやれ、これはやるなとうるさいもん、それじゃクリエイティブな発想は出来ない」と言った。
チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじ【ウィリーの父の元へ】
それを聞いたチャーリーは「子供を守ろうとしているんだよ愛しているから、信じないなら聞いてみなよ」とウィリーに言った。「父にか?嫌なこった。一人じゃ無理」と駄々っ子の様に言うウィリーに、「一緒に行こうか?」とチャーリーは優しく言った。それを聞いたウィリーは喜び、良いアイデアだと父に会いに行く決意をする。父の家に着くとまだ歯科医をやっていた、逃げようとするウィリーを捕まえ家の中へと無理やり入れた。そこには一人の男性が居て「予約はしてますか?」と聞かれたので、チャーリーは「いいえ、でも彼が辛そうなので」と言うと、歯科医はウィリーの歯の検査をしてくれるのだった。父の家には「ウォンカ」の新聞記事や切り抜きが、大事そうに額縁に入れ飾られていた。ウィリーの歯を見た父は、その大きくなった青年がウィリーである事に気づいた。そしてウィリーと父は久しぶりに会い、和解する事が出来たのだった。
チャーリーとチョコレート工場の結末【家族になる】
この日チャーリーはもう一度「ウォンカ」の工場の件を頼まれる。
チャーリーは条件付きで、その申し出を受ける事にしたのだ。それはウィリーを家族に迎え、共に暮らす事であった。そして家族になったウィリーとチャーリーの一家は、ウォンカの工場内にチャーリーの小さなボロ屋と建て、そこで仲良く暮らすのであった。こうしてチャーリーはチョコレート工場を勝ち取ったのだ。しかしウィリーはもっと良い物を手に入れていたのだ、それは家族というものだった。一つ確実に言える事は、彼らの人生はとても甘い幸せに満ちた事である。
以上、映画チャーリーとチョコレート工場のネタバレあらすじと結末でした。
チャーリーとチョコレート工場の出演者と吹替声優(テレビ版)
ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ:宮野真守)
ウィリーの父:ウィルバー・ウォンカ(クリストファー・リー:久米明)
チャーリー・バケット(フレディ・ハイモア:冨澤風斗)
ジョーおじいちゃん(デイビット・ケリー:大木民夫)
バケット夫人(ヘレナ・ボナム=カーター:渡辺美佐)
バケット氏(ノア・テイラー:家中宏)
ジョージーナおばあちゃん(リズ・スミス:翠準子)
ジョゼフィーンおばあちゃん(アイリーン・エッセル:竹口安芸子)
ジョージおじいちゃん(ディビット・モリス:大竹宏)
バイオレット・ボーレガード(アナソフィア・ロブ:かないみか)
ボーレガード夫人(ミッシー・パイル:篠原恵美)
ベルーカ・ソルト(ジュリア・ウィンター:三輪勝恵)
ソルト氏(ジェームズ・フォックス:内田直哉)
マイク・ティービー(ジョーダン・フライ:山口勝平)
ティービー氏(アダム・ゴドリー:中村秀利)
オーガスタス・グループ(フィリップ・ウィーグラッツ:日高のり子)
グループ夫人(フランツィスカ・トローグナー:堀越真己)
チャーリーとチョコレート工場のレビュー・評価
昔、『夢のチョコレート工場』という映画があって、これはビデオかなんかで見たことがあるんですが、それのリメイク作品。さらに、もともとは「チョコレート工場の秘密」という児童書が原作とのこと。
世界中で大人気のチョコレートをはじめ色んなお菓子を作りつづけている工場があって、そこのオーナーは変わり者。同業者のスパイに遭ってからは、工場の従業員を全て解雇して、人を一切中に入れなくなった。でも、不思議なことにお菓子の製造は再開され、出荷されつづける。そんな工場の内部を知る者は誰一人といない。そんな中、チョコレートの中に入れられた金の招待状を見つけた5人の子供が、工場内部へ招待されることになり、世界中の話題に。貧しい暮らしをしている男の子・チャーリーも、幸運なことにその一人になることができた。
さて、工場の中では一体、どんな不思議なことが繰り広げられているのでしょうか? てな、内容。
昔見たオリジナル版では、工場のオーナーが偏屈で、招待された子供達も、主人公の男の子以外はみんな憎たらしくて小生意気なタイプの子供で、その子供達が行った悪さの報いとばかりに、ヒドイ目に遭っていくという感じだったんですが、今作もまさにそんな感じ。
監督のティム・バートンは、ブラックなユーモア満載の作品を作りつづけており、今作もナットクな毒の利かせ具合です。ただ、私生活における女優ヘレナ・ボナム・カーターとの結婚や実父の死あたりから、作風が微妙に変わった感じがして、『ビッグ・フィッシュ』なんかは非常に暖かさを感じるものがあり。 予定調和やヒューマニズムとは無縁だった作風に変化がもたらされた結果、結構万人受けするような作家になってきたのかも。それまではカルト的な要素が強くて、マニア受けしてたけど。
工場のオーナー役を、ジョニー・デップ。おとぎの国の王子様のような格好に、色白で綺麗な歯並び。一説にはマイケル・ジャクソンをキャラクターのモデルにしたとか、しないとか。子供好き(?)だしね。最近、ジョニー・デップはキワモノ役が多いような。でも、それを楽しんで演ってる風なトコが、見ていて面白いけど。
そして、この作品の際立っている点が、ミュージカル仕立てなところ。ウンパ・ルンパという、身長1メートル足らずの種族がいて、実際には彼らが工場で働いてるんですが、各場面で色んな曲調のオリジナルソングをウンパ・ルンパ達が歌い、踊る。 これが面白い!!全体的にファンタジーな雰囲気のなか、独特の毒があり、ユーモアがあり、楽しさ満載の映画となっています。
チャーリーとチョコレート工場の感想
ジョニー・デップ、このチャーリーとチョコレート工場でも期待を裏切らず、素晴らしい演技を見せてくれた。かなりの皮肉屋で変人で、大人になりきれてなくて、でも孤独なウィリー・ウォンカ。ジョニー・デップのくるくる変わる表情を見ていたら、彼以外に演じる事の出来た人はいないのでは?と思えるくらい。ますますファンになってしまった。チャーリーとチョコレート工場のテーマは「家族愛」、ものすごく単純でわかりやすくてもちろんラストまでの展開も読めるけれど、ウンパ・ルンパの踊りと歌とか、「ありえないだろー」ってくらいのチョコレート工場とか、要所要所で結構ツボを突いたシーンが。最後まで飽きることなく楽しかった。でも子供向けとは思えない。「家族愛」を理解する気のある大人向けのファンタジーなのではないかと思う。
チャーリーとチョコレート工場の感想2
基本的には非常に原作に忠実に作ってあるこの映画チャーリーとチョコレート工場。しかしティム・バートン監督はそれだけでは終わらせなかったところがスバラシイ。しかも、それがコけてない。大抵、映画というのは、原作小説を短い時間で凝縮させようとするので、ストーリーを弄って失敗することが多いけれど、映画チャーリーとチョコレート工場は秀作。しかも、それが見事に上手く働いて、観終わったあとにウィリー・ウォンカが単なる奇人ではなく、一人の人間として愛しく思えるところが何とも言えない。また、バッサリと色々な腹立たしいモノを切り捨てるところも小気味いい(ちょっと、グロイところもありますが…)何はともあれ、ウンパ・ルンパの歌を含め、チャーリーとチョコレート工場は一見の価値はアリ!
「チャーリーとチョコレート工場(詳細版)」感想・レビュー
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チョコレート工場の中がメルヘンな感じになっていました。斬新なアイデアがたっぷり詰まっていて、たまにシュールな部分もあって、見ていて面白かったです。最後は、チョコレート工場の中にみんなで住むことになり、ウィリーも家族が出来たので良かったと思いました。
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まず、絵が綺麗。世界観に没頭できる。
チャーリーの家族思いなところがとても素敵で、チャーリーの言葉全てにメッセージ性が強く心に響く。
日常生活で忘れがちな、家族の絆の大切さや強さを教えてくれる。
子供と一緒に、恋人と一緒に、友達と一緒に、観た後みんなが心が温まるような作品。
ジョニーデップがまたもやいい味出している映画です。ストーリーが名作を原作としているので、時代設定が現代になっているとはいえ童話を具現化した夢のある内容になっています。チョコレートの庭はほんとうにお菓子で
そして、ウンパ・ルンパの歌と踊りがなんといっても面白い!色々なパロディも含んでいるのでとにかく楽しめます。