WALL・E(ウォーリー)の紹介:2008年アメリカ映画。地球上がゴミで埋め尽くされた未来、人間達はより良い生活を求め世界へと飛び立った。地球にはBNL社のロボット達が残されゴミ収集を行っていた。しかしいつしかロボット達は壊れ、最後の一台となってしまったウォーリーがその任務を毎日こなしていた。そんなある日、空から宇宙船が舞い降り一台のロボットを置いて行く。
監督:アンドリュー・スタントン 出演者:ウォーリー(声/ベン・バート 横堀悦夫)、イヴ(声/エリサ・ナイト 園崎未恵)、艦長(声) ジェフ・ガーリン 草刈正雄)、アクシオムコンピュータ(声) シガニー・ウィーバー 小山茉美)ほか
映画「WALL・E/ウォーリー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「WALL・E/ウォーリー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「WALL・E/ウォーリー」解説
この解説記事には映画「WALL・E/ウォーリー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
WALL・E/ウォーリーのネタバレあらすじ:ウォーリーの任務
地球所がゴミで埋め尽くされ人間が宇宙へと旅立った後、BNL社が開発したロボットが人間が戻るまでの間ゴミを片付ける任務を命じられ幾日もその作業を行っていた。しかし次第にその数は減り、今では一台のロボットしか残っていなかった。そのロボットの名前は「ウォーリー」といい、一台になってしまっても毎日休むことなく任務を遂行していた。何時しかただの掃除ロボットだったウォーリーには、感情と言うものが芽生える。毎日の任務の中にもウォーリーには楽しみがあり、ゴミの中から興味がある物を見つけては大事に自分の住み家へと持ち帰ってはコレクションにしていた。またゴミの中から生き残っていたゴキブリの仲間もでき、より楽しく暮らしていた。しかし拾ったビデオテープの映像の中でダンスをする男女を観ては、一人で居る淋しさの様な物を感じていた。そんなある日、ウォーリーはゴミの冷蔵庫の中から今まで見た事の無い物を見つける。それは一本の植物の苗で、その苗を見つけたウォーリーは抱えると急いで家へと持ち帰り大事に保管した。
WALL・E/ウォーリーのネタバレあらすじ:イヴとの出会い
いつもの様にゴミ収取をしていると、空から宇宙船が下りてきて一台の白いロボットを置いて行った。宇宙船が去った後、白いロボットは何かを探しているかの様にあちこちと探索し始める。
ウォーリーは気になり後を付けていくが気配を感じた白いロボットが、手に内蔵されている強力な銃で撃ってきたが間一髪の所でかわした。その威力から怯えるウォーリーであったが、やはり初めて見る別のロボットの事が気になりまた後を付け出す。陰から見ているとウォーリーの友達でもあるゴキブリが、白いロボットの方へと行ってしまう。白いロボットはゴキブリ目掛け銃を撃つが、ゴキブリは何とか無事だった。そして白いロボットに駆け登ると、ロボットはくすぐったそうに笑う。その様子と見ていたウォーリーもついつられて笑ってしまう、すると白いロボットは攻撃をしてきた。逃げ惑うウォーリーは追い詰められ、目や手、足など全てしまい込むと四角い塊となった。白いロボットがウォーリーに近づき胴の部分に書かれていた「WALLE」と言う文字を確認すると、敵ではない事を悟りまた何かを探し行ってしまう。船の所まで来ると鉄を引っ付ける磁石に吸い寄せられてしまい、怒ったロボットは強力な銃で船を破壊してしまう。その凄さを目の当たりにし、思わず白いロボットの側まで行き見つめていると、そのロボットがウォーリーに話しかけてきた。ウォーリーは自分が与えられた命令を説明し、イヴにも任務を聞くが「極秘」と言って教えてくれなかった。お互いに自己紹介をした、そして白いロボットの名前は「イヴ」である事を知る。
WALL・E/ウォーリーのネタバレあらすじ:ウォーリーの住み家へ
その時警報が鳴り砂嵐がやって来た、ウォーリーはイヴの手を掴み逃げようとするが、イヴは砂嵐の事など知らずいきなり手を掴んだウォーリーを拒む。仕方なくウォーリーは目や手など全てを隠すと、四角い箱となり砂嵐から身を守った。イヴが堪らずウォーリーに助けを求めると、イヴの手を取ると急いで家へと逃げ込んだ。そこでイヴに自分のコレクションの数々を見せる、ルービックキュウブを渡すとウォーリーが後ろを振り向いている間にキュウブの面は全て揃っていた。また使い方が分からなかったライターも、イヴは点けて見せる。するとウォーリーはお気に入りのビデオテープをイヴに渡すが、イヴはテープの中身を出してしまう。焦ったウォーリーはテープの中身を撒き戻すと映るか心配そうに見守る、そしてちゃんと映った事に安心する。イヴは音楽に合わせてクルクルと回り始める、すると手が勢いよくウォーリーに当ってしまい、ウォーリーの目は壊れてしまうが、回収したおいた仲間の目を自分でつけ直し、心配するイヴを安心させる。
WALL・E/ウォーリーのネタバレあらすじ:イヴが探していた物
次にイヴに見せた物は先日見つけた植物の苗だった、それを見たイヴは急変し植物を自分の体内にしまうと、胸が緑に光まったく動かなくなってしまった。イヴが地球で探していた物は、植物だった。ウォーリーは何とかイヴを動かそうとするが、一向に動く気配が無く仕方なくイヴを残しいつもの様に任務へと出かける。すると宇宙船が下りてくるのが見え、ウォーリーは急いでイヴの元へと駆け付けるが、イヴの体は宇宙船により回収され船内へと入って行った。そこには他の星でも任務を終えた、イヴの同じロボットが沢山並んでいたが、緑色に光っていたのはイヴだけであった。イヴを乗せると宇宙船は空へと飛び立つ。
WALL・E/ウォーリーのネタバレあらすじ:アクシオム艦
イヴの跡を追い宇宙船へと飛び付いたウォーリーは、銀河へと飛び出して行った。初めて見る地球やその他の星たち、そして宇宙船は一隻の船「アクシオム艦」へと着いた。その船こそ地球人を宇宙への生活へと導いたBNL社の船であった。艦内に入ると植物を持っていたイヴは連れられて行ってしまい、ウォーリーもその後を追った。ウォーリーに良く似た白いロボットはイヴの体の中を見ると「外来の汚染物質」と判断し、またウォーリーは最も危険な「外来の汚染物質100%」とみなされ白いロボットに追い回される羽目になる。運ばれていくイヴの後を追い艦内の奥へと入ると、内部にはホバーチェアーという宙に浮かぶ椅子に座った人間達が居た。自分で歩かなくなっていた人間達はぐうたらな生活を送り、皆一様に太っておりホバーチェアーが無ければ身動きすらとる事も出来なくなっていた。またお世話ロボットが全て身の回り事をやってくれる為、人間達は何もせずただ食べて遊んでいるだけであった。
WALL・E/ウォーリーのネタバレあらすじ:地球を離れて700年
イヴが艦長の元へと運ばれて行っていくと部屋に居たロボットがイヴの体内にある物質を調べると、慌てて艦長を呼びに行く。艦長は急ぐ様子も無く身づくろいを機械達にしてもらうと、一日一回行う唯一の仕事の艦内放送を始めるのだった。今日は人間が地球から離れて、丁度700年目という日であった。その事を住人達に伝えるが、退屈そうにし聞いている者などは居なかった。その時艦長はいつもとは違うランプが付いている事に驚き、オートロボットに聞くと「探査ロボットが目的を果たしました」と報告する。しかし艦長は今まで目的何て達成された事は無かった為、戸惑う。
ボタンを押すとBNLの会長が映像に映し出され、艦長にお祝いの言葉と植物が地球上で見つかったと言う事は故郷に帰れる事だと告げる。操作は簡単でマニュアルに従い植物を機械の中にセットすれば、あとはアクシオムが勝手に地球まで運んでくれると言う。分からない事は操作マニュアルに書いてあるから、それを見る様にと言うと映像は消えた。
WALL・E/ウォーリーのネタバレあらすじ:消えた植物
艦長の部屋でオートと艦長のやり取りをずっと見ていたイヴだったが、そこへイヴを探してやって来たウォーリーを見つけると驚いたイヴは急いでウォーリーを隠す。その間にも地球に帰る準備の為の植物を、マニュアルに書かれている通りイヴから取り出そうとする。しかしイヴの中には植物は無くイヴも、隠れて見ていたウォーリーも驚く。地球に帰る準備は解除され、ロボットの故障だと判断されたイヴは修復室へと運ばれてしまう。艦長の前に姿を見せたウォーリーは艦長と握手をすると、艦長は汚れた手を見てウォーリー綺麗にするよう命じる。艦長は手に付いた土を機械にかけ分析するよう依頼すると、それは地球上の物だと言う事が分かった。艦長は機械に土や陸地や海の事など分からない事を聞くと、地球という星に興味を示す。
WALL・E/ウォーリーのネタバレあらすじ:植物の在処
ウォーリーは体を綺麗にされ、イヴは隅々まで調べられる事になった。イヴに向けられた修理道具が危険な物に見えたウォーリーは、その機械からイヴを守ろうとし道具を取りあげてしまう。しかし取り上げた道具から光線が出ると、通路の端にあった機械に当ってしまい爆発させてしまう。その騒ぎを聞きつけた偵察ロボット隊が出動すると、たちまちウォーリーとイヴは「危険なロボット」として沢山のロボット達に追われるが何とか逃げ切る事ができた。ウォーリーを地球に帰そうと小型宇宙船に乗せるがイヴは残ると分かると、ウォーリーも宇宙船から降りる。そこへオートの手下の小型ロボットがやって来て、イヴが持ち帰った植物を小型宇宙船に乗せると操作し発射させる準備をすると部屋から出て行ってしまった。ウォーリーは宇宙船に乗り込むと植物を手に取りイヴに渡そうとするが、その瞬間宇宙船の扉が閉まりウォーリーと植物を乗せた船は宇宙へと飛び出していった。宇宙へと飛び出した船は警告音を発し「自爆20秒前」と放送が流れる。慌てたウォーリーはいろんなボタンを押してみるが無駄と分かると、扉のレバーを引き外への脱出を試みる。その瞬間宇宙船は爆発してしまう、後を追い掛けてきたイヴが悲しみ暮れていると、宇宙船の方から消化器の噴射を利用し、戻ってくるウォーリーを見つけ喜び抱き合うのであった。
WALL・E/ウォーリーのネタバレあらすじ:変わり始める人間達
ウォーリーとイヴは完全に心を通わす事が出来、再会の喜びを楽しむかの様にしばし宇宙遊泳をする。そんな様子をアクシオムの中から見ていた二人の男女が、「あの子達知っている」と言うとお互いの手が偶然触れてしまい、忘れていた恋心の様な感情を芽生えさせる。その頃、艦長は地球の映像に夢中で見ており、オートが寝る時間だと言っても眠る気にはなれずに、様々な映像が映し出される度に地球へ帰りたいと思う気持ちが強くなるのであった。植物を取り戻したイヴは命令通り艦長へと届けると、艦長は興奮し地球がどうだったか知りたがる。イヴに線を繋ぐとイヴが見て来た地球の風景が映し出されるが、それは映像で見た物とは似ても似つかない酷い場所であり艦長はガッカリする。しかしウォーリーが流したダンスの音楽を聞くと、艦長は映像で見た楽しいダンスを思い出し、しおれかけていた植物に水を掛けると「地球に戻らなければ」と心を決める。
WALL・E/ウォーリーのネタバレあらすじ:オートの反逆
オートを呼び寄せ植物が見つかった事を告げ、地球に帰る機械を作動させる様に命ずるが、オートは「必要ありません」と言うと艦長から植物を奪い取ろうとする。艦長はオートに任せず自分の力で植物を機械にセットさせようとするが、オートは「植物を渡し下さい、地球には帰れません」と言う。艦長が「地球に帰れないって、どういう事だ」とオートに聞くが「それは極秘です」と言って教えてくれず、なおも植物を奪おうとする。艦長は植物を守りながら、オートに「極秘って何だ?艦長に隠し事をするな、命令だオート」と問い詰める。するとオートは別の映像を映し出す、そこには前の映像とは違いBNLの会長が「残念ながらクリーンアップ作戦は失敗した、汚染レベルが強すぎて生き物が住めない状態だ、再植民地化の計画は中止する」と言った。そして「この問題を解決しようと努力するよりも、そのまま宇宙での生活を続けていた方が楽だ」と言うと違う命令を読み上げる。「今後はオートパイロットが全ての権限を持ち、絶対地球には戻るな」と言うと映像が消え、オートが植物を渡す様に命令してくるが、艦長はコンピューターに「今のメッセージは何時送られた?」と質問した。そこでメッセージがおよそ700年前のものと判明し、艦長は状況が変わったのだと判断し地球に帰ろうとするが、オートが地球には帰れない、命令は変わったのだと艦長に告げる。
WALL・E/ウォーリーのネタバレあらすじ:人間の反撃
艦長はどうしても影像でみた美しい地球に帰りたくて、「メッセージは間違いだちゃんと植物が育っている、私達は帰らなければいけない」と反論する。しかしオートは「関係ない、植物を渡しなさい」と尚も植物を奪おうとする。
そんなオートに「関係なくない、我々の地球が問題を抱えているのに何もしないなんて」と艦長は何もしないで手を拱いているのは嫌だと訴えた。どしても地球へ帰ろうとする艦長に「アクシオムに居れば生き残れます」とオートは説得する。だが艦長は「生き残りたいんじゃない、生きたいんだ」と、今までロボットに頼り何もしてこなかった事を後悔する。何を言っても無駄なオートにイライラする艦長は、飾られている歴代の艦長の写真を見る。そこには初代のスラッとした凛々しい艦長の写真から順に、どんどんと太っていき覇気の無くなった顔の艦長へと変化していく様が見て取れた、またどの写真にも艦長の後ろにオートが映っている事に違和感を覚えた。意を決したように「アクシオムの艦長はこの私だ、この船は今から故郷へ向かう」とオートに命令した。すると警報が鳴り響きオートの手下でもある小さなロボットが出てきて、艦長の手から植物を奪い去ってしまった。ロボットの反乱だと危機感を覚えた艦長は、イヴに植物を奪い返す様に指示する。
WALL・E/ウォーリーのネタバレあらすじ:ゴミシェルター
艦長はイヴに植物を持ってプールのあるホロビセクターへ向かう様に指示したが、植物はオートの手下であるロボットにより地下へと通じるゴミ箱へと投げ込まれてしまった。しかし投げ込まれたはずに植物がゴミ箱の入口から、ひょっこりと顔を出した。イヴに隠れている様に言われたウォーリーだったが、後を追ってダクトを登りやって来たおかげで植物は助かった。安心したのもつかの間、オートの手下ロボットがウォーリーから植物を奪おうと向かってきた。ウォーリーは腹の中に植物を隠したが、ロボットにより感電させられ植物もろとも地下へと落ちて行った。またウォーリーを助けようとしたイヴも、オートにより電源を切られるとゴミダクトの中へと捨てられてしまった。地下では大きな機械が山の様なゴミを、固めては宇宙へと排出していた。イヴは自動回復したがウォーリーを見つけた時には、ウォーリーは鉄の塊の中にいて宇宙へと排出されるシェルターの中に居た。ウォーリーを助ける為に近づくとイヴも、機械によりゴミの塊にされてしまう。シェルターの扉が開かれるとゴミは宇宙へと排出されていったが、間一髪の所でウォーリーをゴミの塊から助けたイヴは、外来の汚染物質を辿りやって来たロボットが閉まりかけた扉に挟まったおかげで、そのロボットに捕まり船外への排出は免れる。
WALL・E/ウォーリーのネタバレあらすじ:壊れかけのウォーリー
電気回路が壊れてしまったウォーリーに合う基盤をゴミの中から必死に探すイヴだったが、ウォーリーに合うものは一つも見つからなかった。弱々しくイヴの名前を呼ぶウォーリーに近づくと、「メ・イ・レ・イ」と植物をイヴに渡すと「地球」と言った。イヴは任務よりもウォーリーの事が心配で、植物を投げる。ウォーリーはイヴが投げた植物をヨロヨロと拾いに行くと、イヴにもう一度「地球」と言うとイヴの手に自分の手を合わせた。地球にはウォーリーを直す為の道具がある事を思い出したイヴは、「地球」と喜んで言うと地球へと帰る為に、ウォーリーを抱き上げると急いで艦長の元へと飛んで行く。しかし危険なロボットと指名手配になっていた、イヴとウォーリーは追われる身になってしまう。
WALL・E/ウォーリーのネタバレあらすじ:艦長の企み
その頃オートにより部屋へと閉じ込められていた艦長は、オートの目を盗み艦内に向けて映像を送った。その放送で艦長はオートロボットにより閉じ込められている事を告げると、イヴに植物をプールデッキに持って来る様に言うとホログラムを作動させておくと言いオートに邪魔される前に早く持って来るよう再度命じた。追われる身となっていたイヴ達だったが、助けてくれるロボット達も居り何とか捕まらずに済みプールへと急いだ。また艦長も頭を使い映像に映し出された植物を、あたかも自分の手の上に乗っているかの様に見せオートをおびき寄せる。隠れていた艦長は部屋に入って来たオートに飛び移る、艦長は暴れるオートに必死に摑まる。放送を聞きプールへと集まっていた住人達だったが、乗っていたチェアーの電源が切れ床へと落ちてしまう。ホログラムの装置がオートにより再び閉じられようとするが、ウォーリーが閉じない様に自分の体で支える。またオートが暴れた事で船体が傾き植物や住民達は、船体の片側へと滑り落ちて行った。そしてついに耐え切れなくなったウォーリーが、装置に押しつぶされてしまった。その様子を見て艦長は自らの足で立ち上がると、システムを操作するオートの元へと歩いて行き「もうお前に用はない」と言いオートの電源を切った。
WALL・E/ウォーリーの結末:地球へ
艦長によりシステムが再び作動したが、ウォーリーは完全に壊れていた。イヴは地球に帰る為に「植物」と叫ぶと、住人の間に落ちていた植物を掃除ロボットが見つけ、皆の手により植物がイヴの元へと届けられると、ホログラムの中へ植物を置いた。するとシステムが作動し植物の原産国、地球目掛けてすごい勢いで飛び出す。瞬く間に地球へと着いた「アクシオム」は着陸装置へと、無事接続すると扉が開き装置からは上陸する為の通路が伸びて来た。始めてみる地球に住人達はおっかなびっくりだったが、イヴはウォーリーを家へと運ぶとそこにあった材料でウォーリーを元の姿へと戻す。しかし新しく付けられた装置により、ウォーリーの記憶は完全に消えイヴを見ても、ビデオを見せても何の反応もみせず、任務であるゴミ集めへと出かけて行ってしまう。何とかウォーリーの記憶を戻そうと必死に呼びかけ、ウォーリーの手を握ってみるがやはり反応は無かった。諦め去ろうと後ろを向きになったイヴだったが、ウォーリーは記憶を戻しその手を握り返した。そして2体はロボットでありながら、友情とも恋愛感情とも取れるような固い絆で結ばれる。地球へ辿り着いた人間達は、また一から地球を緑に戻す努力を始めるのであった。
ディズニー、ピクサーの中でも私の一番好きな映画です。
冒頭の30分間は殆どセリフが無いにも関わらず、観ていて飽きないのは正にピクサーのなせる業です、あと小ネタがめちゃくちゃ多いです。
トイストーリーのレックスやモンスターズインクのマイク、ウォーリーがロケットにつかまり宇宙に行く時は世界初の人工衛星スプートニクが映ります!
あとディズニー作品にある隠しメッセージ[A113]という単語が大々的に作品のあらすじに絡んでくるのはこの作品くらいですね。
エンドロールは後日譚のようになっていて最後まで楽しめる作品になってます!