THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦の紹介:2015年日本映画。人気アニメシリーズ『機動警察パトレイバー』の続編である実写版ドラマ『THE NEXT GENERATION パトレイバー』の集大成となる劇場版です。もはや旧型化した人型ロボット“レイバー”とテロ集団に強奪された陸上自衛隊の最新鋭戦闘ヘリとの、人質に取られた首都1,000万人の命運を賭けた死闘を描きます。
監督:押井守 出演者:真野恵里菜(泉野明)、福士誠治(塩原佑馬)、太田莉菜(カーシャ)、堀本能礼(太田原勇)、田尻茂一(山崎弘道)、しおつかこうへい(御酒屋慎司)、藤木義勝(淵山義勝)、千葉繁(シバシゲオ)、筧利夫(後藤田継次)、森カンナ(灰原零)、吉田鋼太郎(小野寺)、高島礼子(高畑慧)ほか
映画「THE NEXT GENERATIONパトレイバー首都決戦」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「THE NEXT GENERATIONパトレイバー首都決戦」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦の予告編 動画
映画「THE NEXT GENERATIONパトレイバー首都決戦」解説
この解説記事には映画「THE NEXT GENERATIONパトレイバー首都決戦」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦のネタバレあらすじ:起
2013年、東京。かつて20世紀末に活躍していた人型ロボット“レイバー”も長引く不況と予算不足からすっかり時代遅れとなり、今では警視庁のお荷物集団である特科車両二課第二小隊(特車二課)が細々と運用するのみでした。
そんなある日、突如レインボーブリッジがミサイル攻撃を受けて爆破されました。当時、特車二課の面々はちょうど慰安旅行に出かけており、ニュースで事を知りました。事件の捜査にあたった警視庁公安部外事三課の高畑慧(高島礼子)は、11年前に元自衛官の柘植行人(香川耕二)が起こした未曽有のテロ事件を解決に導いた特車二課隊長の後藤田継次(筧利夫)に協力を要請しました。レインボーブリッジ爆破事件の犯人グループは拓殖の元シンパであり、陸上自衛隊が極秘裏に開発していた最新鋭戦闘ヘリ「AH-88J2改 グレイゴースト」を強奪したのです。グレイゴーストは最高軍事機密の光学迷彩を備えており、姿を消すことが可能という代物でした。後藤田が高畑から受け取った資料によると、グレイゴーストを操縦しているのは元自衛官にして天才的な操縦技術を持つ灰原零(森カンナ)であり、彼女に関する唯一の手掛かりは写真の切れ端のみでした。
THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦のネタバレあらすじ:承
テロの首謀者とされる拓殖シンパの小野寺(吉田鋼太郎)の会社はダミー会社であり、小野寺らはこの会社を隠れ蓑にして用意周到にテロの準備をしていたことが明らかになりました。後藤田隊長は元特車二課第一小隊隊長の南雲しのぶ(演:渋谷亜希、声:榊原良子)から呼び出され、かつての拓殖事件の話を聞きました。後藤田は特車二課が今なお存続しうる理由である「前任者が仕掛けた時限爆弾」の正体を探ろうとしましたが、南雲はそんなものなどはなかったと否定しました。
一方、警視庁上層部は特車二課の廃止を決断、レイバーの起動を禁止しました。後藤田は独断で第二小隊の隊員を集合させ、高畑からの情報を元に塩原佑馬(福士誠治)をテロ集団のアジトに送り込みました。塩原はグレイゴーストを発見、写真を撮って後藤田に送りましたが灰原に見つかってしまい拷問を受けました。後藤田たちは遠距離砲撃を開始、銃撃戦の最中にカーシャ(太田莉菜)らが内部に潜入、塩原を救出するもののテロ集団には逃げられてしまい、グレイゴーストの発進も許してしまいました。
THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦のネタバレあらすじ:転
翌日、グレイゴーストは特車二課を襲撃、倉庫などの施設は壊滅状態に追いやられましたが隊員たちは全員あらかじめ避難していました。その後、後藤田は警視長対策本部に呼び出され、独断専行を糾弾されて解雇を言い渡されました。その時、南雲から電話があり、「私に触れるな」との上層部へのメッセージが寄せられました。そして突如グレイゴーストが警視庁を攻撃、警視庁は壊滅的被害を受けました。難を逃れた後藤田はグレイゴーストが次に攻撃するであろう地へと急ぎました。時を同じくして高畑は小野寺らの身柄を拘束しており、グレイゴーストの次のターゲットを聞き出していました。航空自衛隊は迎撃ヘリを飛ばしてグレイゴーストの対処にあたりましたが、光学迷彩機能に翻弄されて撃墜されていきました。その時、難を逃れていたレイバー「98式AVイングラム」2機がグレイゴーストの目的地である東京ゲートブリッジに展開してグレイゴーストを待ち構えていました。
THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦の結末
後藤田は高畑から、灰原の写真の切れ端の解析結果を知らされました。それは灰原零の墓であり、灰原は13歳で死亡していたというのです。
その頃、太田原勇(堀本能礼)の駆るイングラムはリボルバーカノンでグレイゴーストを狙うも返り討ちに遭い海に落とされました。しかし、カーシャの懸命の銃撃でグレイゴーストに亀裂が入りました。泉野明(真野恵里菜)の駆るもう1機のイングラムがグレイゴーストに照準を合わせようとするも光学迷彩で翻弄され、イングラムは左腕を落とされました。塩原はグレイゴーストが亀裂が見えない方向から攻撃してくると読み、明にアドバイスししたが、老朽化の進んでいたイングラムは稼働時間の限界に達してしまいました。そこで塩原が外部から15秒だけ起動させるようにスイッチを入れ、一瞬の隙を突いて明とカーシャ、高畑が一斉にグレイゴーストを攻撃、ようやく撃墜に成功しました。しかし、全員が撃墜を喜び合うなか、灰原は間一髪で脱出、そのまま行方をくらましました。
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