ターゲットの紹介:2010年イギリス,フランス映画。凄腕の殺し屋がふとしたことからターゲットの女性を護衛する羽目になり、やがて2人は恋に落ちる。1993年の仏映画「めぐり逢ったが運のつき」を「隣のヒットマン」の監督がリメイクしたクライムアクションコメディ。
監督:ジョナサン・リン 出演:ビル・ナイ(ヴィクター)、エミリー・ブラント(ローズ)、ルパート・グリント(トニー)、ルパート・エヴェレット(ファーガソン)、アイリーン・アトキンス(ルイーザ)、ほか
映画「ターゲット(2010年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ターゲット(2010年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ターゲット(2010年)」解説
この解説記事には映画「ターゲット(2010年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ターゲットのネタバレあらすじ:起・凄腕の殺し屋
ヴィクター・メイナード54歳独身、几帳面な彼は家業を継ぐ立派な凄腕の殺し屋だった。しかし老人ホームで暮らす母ルイザからは早く結婚して跡継ぎを作るよう迫られている。そんな彼の次の標的はローズ。彼女は色仕掛けで絵画修復師ジェリーにレンブラントの贋作を描かせてギャングのボス、ファーがソンに売りつけたが、贋作がバレて命を狙われるはめになる。
依頼を受けたヴィクターはさっそく仕事にかかろうとローズを尾行するが邪魔が入ってなかなかうまく行かない。ルイザに叱られながらも気を取り直して駐車場でローズを狙っていると、そこへファーがソンの手下が現れ彼女に銃を向ける。とっさにその男を撃ってローズを助けてしまったヴィクターは、もう1人の手下マイクに捕まってしまうが居合わせた青年トニーに助けられ、行きがかり上3人は一緒に逃げることになる。
ターゲットのネタバレあらすじ:承・標的と逃避行
2人には私立探偵だと偽り、高級ホテルに逃げ込んだヴィクターだったが、几帳面な彼はローズのだらしなさに、ローズは彼の堅苦しさに苛立ち、険悪に。そんな中、ファーがソンは新たな殺し屋ディクソンを雇って再び彼女の抹殺を依頼するが、なんと彼の部屋は偶然にもヴィクターらの部屋の向かいだった。ファーガソンらの存在に気づいた3人は慌ててホテルを逃げ出し、ヴィクターの自宅へ向かう。彼らを追跡していたファーガソンとマイクは途中事故を起こし、一生病院生活となってしまう。
ターゲットのネタバレあらすじ:転・初めての経験
奇妙な共同生活が始まるが、生理整頓された家でルールに縛られた生活に不満なローズと彼女の勝手な振る舞いに苛立つヴィクターは再び衝突するが、歯が痛むというローズの足をヴィクターは優しくマッサージしてやり、ローズの心は癒され、いつのまにか2人は惹かれ合うようになる。そんな中、ヴィクターはローズとトニーから誕生日を祝ってもらい、人生で始めてドンちゃん騒ぎを楽しみ、酔いつぶれたローズを部屋へ運んだヴィクターはそこで彼女と結ばれる。ローズへの愛に目覚めたヴィクターはこれまでのルールに縛られた生活を改めようとするが、ローズは彼が自分を狙う殺し屋だったことに気づいて逃げ出してしまう。傷心のヴィクターだったが、この先も狙われることになるトニーに殺し屋としてのノウハウを伝授することにする。
ターゲットの結末:弟子と跡継ぎ
一方逃げ出したローズはジェリーの元へ逃げ込むが、そこで待ち構えていたディクソンらに捕まってしまう。ローズを人質にヴィクターの屋敷へやって来たディクソンは、ヴィクターがローズを殺せばトニーは助ける、と言われ、逃げ場を失うが、そこに現れたルイザがディクソンの手下を撃ち殺し、ディクソンは銃が暴発して自滅する。
こうして平和な日々を取り戻した3人は、2年後にはトニーは立派にヴィクターの仕事を引き継ぎ、ヴィクターとローズの間にはルイザが心待ちにしていた跡継ぎが誕生していた。
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