銀河鉄道の夜の紹介:1985年日本映画。宮沢賢治の幻想的な小説を猫に擬人化させて描かれたアニメで、貧しいジョバンニが星祭の夜に親友のカムパネルラと銀河鉄道に乗り、壮大な宇宙の旅に出て、不思議な体験をします。友情とは、幸せとは、死とは。ジョバンニが体験する、現実世界から離れた感覚で考えさせてくれるアニメ映画です。
監督:杉井ギサブロー 出演:田中真弓(ジョバンニ)、坂本千夏(カムパネルラ)、堀絢子(ザネリ)、一城みゆ希(マルソ)、島村佳江(ジョバンニの母)、谷悟朗(カムパネルラの父)、金田龍之介(先生・学者)ほか
映画「銀河鉄道の夜」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「銀河鉄道の夜」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「銀河鉄道の夜」解説
この解説記事には映画「銀河鉄道の夜」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
銀河鉄道の夜のネタバレあらすじ
銀河系の授業でジョバンニは先生から天の川を望遠鏡で見るとどんな風に見えるかと質問されます。ジョバンニは頭の中で星が無数に集まっている様子が浮かびますが、答えませんでした。次に指名されたカムパネルラも答えませんでした。他の生徒がジョバンニの父は北の国で罪に問われて捕まっていると噂します。授業が終わり、ジョバンニは活版所に向かいます。ここでジョバンニは活字を入れ替えて文章を作るアルバイトをしています。仕事が終わり、パンと角砂糖を買って帰ります。家に帰るとミルクがまだ配達されていませんでした。ジョバンニはミルクを取りに行くついでに、銀河のお祭りを見に行くと言って家を出ます。
銀河鉄道の夜のネタバレあらすじ:銀河鉄道
ミルク屋では出てきた老婆がまともに会話にならないので、ミルクはもらえませんでした。帰りに祭りに行く同級生にからかわれて、それを見ていたカムパネルラが気まずそうな顔で離れます。ジョバンニは皆と反対方向の丘で、夜空を見上げて、宇宙に思いをはせます。突然、銀河ステーションというアナウンスが聞こえて、強い光に包まれ、気がつくと銀河鉄道に乗っていました。汽車の中には、カムパネルラも乗っていました。汽車は星と星の間を走り、白鳥に停車しました。二人はクルミの化石を拾います。近くで、大学士が牛の化石を発掘しているのを見ました。
銀河鉄道の夜のネタバレあらすじ:鳥捕りの乗車
汽車に鳥捕りが乗ってきました。ジョバンニとカムパネルラは、鳥捕りから雁をを貰って食べますが、お菓子の味です。鳥捕りが消えて、窓を見ると外でサギを捕り、また汽車に戻ってきます。汽車に検札が来て、ジョバンニが切符を出すと、彼の切符はどこまでも行ける切符だと知ります。
銀河鉄道の夜のネタバレあらすじ:兄弟の乗車
鷲の停車場に近づくと、鳥捕りが消え、青年と姉弟の3人が乗車します。兄弟は乗っていた客船が氷山に衝突して沈んだと思ったら、ここに来ていたと話します。しばらく、宗教的な話しが続きます。
銀河鉄道の夜のネタバレあらすじ:カムパネルラの下車
サウザンクロス(南十字)に着くと、大勢の乗客たちは降りていきました。ジョバンニとカムパネルラは残りましたが、石炭袋を見てカムパネルラが暗くなります。カムパネルラが、あそこにいるのはお母さんだと言うと、汽車から消えてしまいました。
銀河鉄道の夜の結末:カムパネルラの死
ジョバンニが目を覚ますと、丘の上で一人きりでした。牧場でミルクをもらい、帰ろうとすると、川に子供が落ちたと騒いでいます。話しを聞くとカムパネルラがザネリを助けて自分は溺れてしまったと言うのです。カムパネルラの父がジョバンニの傍に立っています。捜索時間が長くなっているので、カムパネルラの父はあきらめているようです。ジョバンニに優しく「君の父から手紙がきて、もうすぐ帰ってくる」と告げます。ジョバンニは複雑な心境で胸がいっぱいになってしまいます。ミルクを持ち、父の帰郷を母親に知らせるために帰宅します。
以上、映画銀河鉄道の夜のあらすじと結末でした。
こちらの銀河鉄道の夜はアニメ版であり、小さなお子さんも楽しめる作品です!登場人物がほとんど猫という面白い設定と、その声を担当してる声優さんが豪華キャストなので、大人でもワクワクしながら鑑賞できます!私は子供の頃からこの作品を見ておりますが、何度見ても銀河の旅に入り込んでしまい見飽きる事がありません。どこかノスタルジックで幻想的な描写、一度聴いたら忘れられないあのメロディ…現代アニメにはない魅力がたくさん詰まった作品なので、まだ知らない方が居たらこれを機に知って欲しいなと思います!!