undo “アンドゥー”の紹介:1994年日本映画。ひたすら何かを縛り続ける強迫性緊縛症候群にかかった妻と彼女を助けようとする夫の物語。しかし狂い続ける妻に最後に夫ができたことは縛るということだけでした。1995年のベルリン国際映画祭でフォーラム部門NETPACを受賞しました。
監督:岩井俊二 出演:山口智子(妻 萌実)、豊川悦司(夫 由起夫)、田口トモロヲ(精神科医)、ほか
映画「undo アンドゥー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「undo アンドゥー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「undo アンドゥー」解説
この解説記事には映画「undo アンドゥー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
undo アンドゥーのネタバレあらすじ:起
萌実(山口智子)と由起夫(豊川悦司)はマンションの一室で暮らしており、犬が欲しいけどマンションの規定により飼えないので由起夫は代わりにカメを萌実にあげました。萌実ははじめは不満げでしたが次第に散歩もさせかわいがるようになりました。しかし仕事の忙しい由紀夫に萌実は寂しさを募らせていき、編み物をはじめました。次第にその毛糸でカメやリンゴを縛るようになりました。
undo アンドゥーのネタバレあらすじ:承
次第にエスカレートしていき違和感を感じはじめた由起夫は精神科医(田口トモロヲ)のもとへ行きました。すると強迫性緊縛症候群だと診断され精神的な病だと言われました。医師からは二人の生活の中に彼女を縛り付けている原因があると言われ、由起夫も自分が忙しいせいだと分かっていました。彼女と過ごす時間を作ろうと旅行にも誘いますが、もう既に時は遅く彼女の精神状態は逸脱していました。
undo アンドゥーのネタバレあらすじ:転
家の中を縄だらけにし、二人の愛を縛ったと二人の記念写真を赤く塗りつぶすようになりました。由起夫もパニックになり声を荒げていくと萌実も泣きわめき二人はもう普通の暮らしができる状態ではありませんでした。そして医師からはもう萌実は末期だと告げられました。
undo アンドゥーの結末
もしかしたら萌実を縛れば彼女は安心するかもしれないとも言われ、萌実にいいことをしようと言い椅子にしばりつけました。しかしどんなに縛ってきつくしても彼女は何度もちゃんときつく縛ってと言い続け、由起夫も狂いはじめ壁に穴を空けて鉄のワイヤーで萌実を固定しはじめました。ひたすら縄をからませ萌実を縛っていきましたが、萌実はずっと縛ってと言い続け由起夫は疲れ果てて眠ってしまいました。翌朝由起夫が目を覚ますと縛られていて彼女の姿はありませんでした。そして二度と見つかることはありませんでした。
この映画の感想を投稿する