傷だらけの栄光の紹介:1956年アメリカ映画。アメリカの元ボクシング世界ミドル級チャンピオンのロッキー・グラジアノの半生を描いた伝記映画です。監督は『ウエスト・サイド物語』(1961)、『サウンド・オブ・ミュージック』(1965)のロバート・ワイズで、メリハリの効いた演出でロッキーの生涯をスピーディかつ丁寧に描いています。ポール・ニューマンが撮影直前に交通事故で他界したジェームズ・ディーンに代わって主演を好演し、その存在感は抜群です。第29回アカデミー賞撮影賞と美術賞(共に白黒部門)の2部門を受賞した傑作で、スティーブ・マックイーンの映画デビュー作でもあります。
監督:ロバート・ワイズ 出演:ポール・ニューマン(ロッキー・グラジアノ)、ピア・アンジェリ(ノーマ・グラジアノ)、サル・ミネオ(ロモロ)、アイリーン・ヘッカート(バーベラ夫人)、ハロルド・J・ストーン(ニック・バーベラ)、エヴェレット・スローン(アーヴィング・コーエン)、ロバート・ロジア(フランキー・ペッポ)、スティーヴ・マックィーン(ファイデル)、ほか