フォー・ルームスの紹介:1995年アメリカ映画。物語は、大晦日ロサンゼルスのホテル、モンシニョールの4部屋で起きる珍事に、ベルボーイのテッド(ティム・ロス)が巻き込まれてゆく。各部屋によって担当監督が変わるオムニバス作品で、クエンティン・タランティーノやロバート・ロドリゲス等が名を連ね、全編にわたってティム・ロスのコミカルな演技が楽しめる。
監督:アリソン・アンダース、アレクサンダー・ロックウェル、ロバート・ロドリゲス、クエンティン・タランティーノ 出演:テッド(ティム・ロス)、エルスぺス(マドンナ)、シグフリード(デヴィッド・ブローヴァル)、アンジェラ(ジェニファー・ビールス)、男(アントニオ・バンデラス)、チェスター・ラッシュ(クエンティン・タランティーノ)、レオ(ブルース・ウィルス)、ほか
映画「フォー・ルームス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フォー・ルームス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フォー・ルームスの予告編 動画
映画「フォー・ルームス」解説
この解説記事には映画「フォー・ルームス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フォー・ルームスのネタバレあらすじ:起
321号室のハネムーン・スイートに集まった5人の魔女は、石にされてしまったダイアナの呪いを解くために、この部屋に集まりました。呪いを解く為には、男の汗や、処女の血、男の体液等の貢物が必要で、誤って体液を飲んでしまった1人の魔女イヴァは、どうしても儀式に必要な体液を手に入れる為、ベルボーイのテッドを誘惑します。魔女と女の力でテッドから無事に体液を手に入れた彼女は、魔女達と儀式を再開し、ダイアナの呪いを解くと、部屋のバスタブの中から復活するのでした。
フォー・ルームスのネタバレあらすじ:承
フロントに電話が掛かり、404号室に氷を持ってくるように頼まれたテッドは、部屋を間違えたのか、銃を持った男と、手を縛られ猿ぐつわをされた男の妻がいました。テッドは男に妻との浮気を突然疑われ、殴られて気を失います。目が覚めると浮気の話はデタラメだと、謝罪しろと、無理やり男に言わされり、妻を無理やり舐めさせようとします。テオドアと言われ突然怒り出すテッドは、テオドアと呼ばれるのだけは許せないらしく、撃ちたきゃ撃てと反抗します。それに感動した男は、シグフリードだと名前を名乗り、テッドにキスをします。猿ぐつわが取れた妻のアンジェラは、テッドと浮気をしたと告白し、夫に陰部の隠語を連呼し、夫は嘆き膝まつきながら頭を抱えてしまいます。訳の分からないテッドはその隙に部屋を後にします。
フォー・ルームスのネタバレあらすじ:転
フロントに戻ったテッドは、連絡が入りシャンパンをつぐように言われ、309号室に向かいます。部屋には、大晦日のパーティーに出掛ける支度を終えた4人の一家がいました。一家の両親は、子供たちをテッドに預け、夫婦だけでパーティーを楽しむ事を思いつきます。高額のチップを貰ったテッドは、子守を引き受けるも、早いところ寝かしつけて、さっさとフロントに戻ってしまいます。姉弟二人だけになった子供たちは、部屋で煙草を吸ったり、アダルトビデオを見たり、フロントにいるテッドを呼びつけたり、好き放題悪さをします。しまいには部屋を燃やし、ベッド下から腐乱死体を見つけたり、子守とはかけ離れた状況の中、夫婦二人が部屋に戻ってきてしまいます。
フォー・ルームスの結末
散々な目に合ったテッドは、辞める事を上司に告げるも引き止められ、最上階のペントハウスに向かいます。この部屋には映画スターのチェスター・ラッシュが、泊まっていました。テッドは軽食を届けて戻ろうとすると、ラッシュに呼び止められお願い事をされます。ラッシュの他に、ノーマン、レオ、404号室のアンジェラが部屋にいて、ラッシュとノーマンの賭けのギャラリーとして、他の二人は集まっていました。その賭けとは、ライターの火を、10回続けて点火させる事が出来たらラッシュの車を渡し、失敗したらノーマンの小指を斧で切り落とすというものでした。小指を切り落とす係りを頼まれたテッドは、完全に引いていましたが、1000ドルという高額のチップを貰えると聞いて、即座に承諾しました。賭けのゲームがいざ始まると、1回もライターを点火させる事が出来ず、テッドは斧を振り落とし、小指は切り落とされてゲームは終了します。
以上、映画フォー・ルームスのあらすじと結末でした
4人の監督がそれぞれ1つずつ話を担当する、オムニバス形式になっています。
私はタランティーノ作品目当てで鑑賞したのですが、3作目のロバート・ロドリゲス監督作品が1番面白くて、お腹を抱えて笑ってしまいました。何というか…アントニオ・バンデラスの勢いがすごいです。
ティム・ロス演じるベルボーイの独特の仕草が、最初はちょっとクドいかな…なんて思っちゃってたんですが、話が進むうちにこれが意外とクセになってきちゃいます。
あんまり深く考えないで、頭を空っぽにして見るのがおすすめです。