柔らかな肌の紹介:2009年スペイン映画。ひとりの女子大生が初めて同性に惹かれ、戸惑いながらも自分に正直になっていく姿を描く。相手が同性でも異性でも変わらない、恋をする時の純粋な心の機微を好演しています。
監督:ヘスース・ガライ 出演:ディアナ・ゴメス(アジア)、アリアドナ・カブロル(エロイーズ)、ベルナート・サウメル(ナサニエル)、カロリーナ・モントーヤ(エリカ)、ラウラ・コネヘーロ、ほか
映画「柔らかな肌」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「柔らかな肌」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
柔らかな肌の予告編 動画
映画「柔らかな肌」解説
この解説記事には映画「柔らかな肌」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
柔らかな肌のネタバレあらすじ:起・エロイーズ
大学で建築を学んでいるアジアはある日、大学のカフェでひとりで読書しているエロイーズを見かける。常に単独行動しているエロイーズを変わり者と見る友人らは、彼女について様々な噂話を口にする。その後、校内の掲示で美術部が絵のモデルを募集していることを知ったアジアは興味を持ち、部室に足を運ぶとそこにいたのはエロイーズで、アジアは彼女のモデルになることを承諾する。
それからアジアは徐々にエロイーズのことが気になりだす。そんな中、友達とショッピングにでかけた先でデート中だというエロイーズに出会い、アジアはなぜか嬉しさがこみ上げる。別れたあと彼女を目で追ったアジアは、エロイーズが女の子とキスを交わしているのを見て戸惑う。
一方で付き合って1年になる彼氏ナタニエルを食事に招き、母や祖父母に紹介したアジアは、彼が家族に気に入られた様子にもさほど喜びはなく、皆で談笑する輪にも入る気になれなかった。
柔らかな肌のネタバレあらすじ:承・惹かれあう心
戸惑いながらも絵のモデルを続けるアジアはエロイーズの感性にどんどん惹きつけられていく。エロイーズから「ヌードモデルになって欲しい」と言われると、アジアは当初ためらいながらも応じることにする。エロイーズの部屋で服を脱ぎ始めたアジアは、壁に飾ってある様々な女性の絵を目にするとかすかな嫉妬心を覚えるのだった。
そして母が不在となるある週末、ナタニエルと会う約束だったが彼が風邪のために予定がなくなり、アジアはエロイーズと出かけることにする。2人はあちこちへ出かけて楽しい時を過ごし、その晩2人はアジアの部屋で初めてベッドを共にする。
しかし翌朝、目覚めたアジアは初めてのことに動揺し、エロイーズに対して冷たい態度をとってしまう。アジアが後悔していることを見て取ったエロイーズは黙って帰っていく。それでもアジアはエロイーズのことを想わずにはいられず、彼女のもとを訪れて正直な気持ちを告げる。
柔らかな肌のネタバレあらすじ:転・母の策略
その頃、アジアの母は娘の部屋でヌードモデルをしたときのデッサンを目にし、エロイーズとの間にただならぬ関係があると察する。そして母はアジアにドレスを買い与え、ナタニエルとデートに行くよう進める。エロイーズへの気持ちがはっきりしたアジアは、この機にナタニエルと別れることを決心し、最後のデートのつもりで出かける。
その隙に母はエロイーズを呼び出し、アジアに会わないよう言い渡す。しかしそれはアジアが決めることだと一蹴し、エロイーズは帰っていく。そこに戻ってきたアジアは何があったかを悟り、慌ててエロイーズを追いかける。訳が分からずその後をナタニエルが追いかけ、呼び止められて振り返ったアジアは、信号が赤に変わり、車が近づいてきたことに気づかなかった。
柔らかな肌の結末:自由な心
重傷を追って運びこまれた病院では母やナタニエル、友人らが見守っていた。やがて母は空になったベッドを後にし、涙に暮れる友人らを残して病院を出ると、外でひとりたたずんでいたエロイーズにアジアが持っていた絵を渡すのでした。
以上、映画「柔らかな肌」のあらすじと結末でした。
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