冬の怪談 ~ぼくとワタシとおばあちゃんの物語~/TWILIGHT FILE VIの紹介:2009年日本映画。おばあちゃんが危篤になり、両親が出て行ったため留守番をすることになった亮と春菜の兄妹。しかしその夜から、おばあちゃんの霊が現れ、謎の女子高生の小夜に付きまとわれ、はたまた悪霊に襲われるようになってしまいました…という、ファンタジーオカルトホラー映画です。一部出演者を除き、ほとんどが映画製作会社のアカデミー生だという異色の作品です。
監督:上野コオイチ 出演者:矢島舞美(佐伯小夜)、木村延生(風間亮)、福田花音(風間春菜)、中島マリ(風間寛子)、原田大二郎(風間貫太郎)ほか
映画「冬の怪談 ぼくとワタシとおばあちゃんの物語」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「冬の怪談 ぼくとワタシとおばあちゃんの物語」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
冬の怪談 ぼくとワタシとおばあちゃんの物語の予告編 動画
映画「冬の怪談 ぼくとワタシとおばあちゃんの物語」解説
この解説記事には映画「冬の怪談 ぼくとワタシとおばあちゃんの物語」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
冬の怪談 ぼくとワタシとおばあちゃんの物語のネタバレあらすじ:起
若い男女3人が深夜、肝試しをしていました。一人の男性が昼間はこんなものなかったよな!と言って鳥居を見上げました。3人が鳥居をくぐると、子供3人が集まって何かをしていました。子供たちが狐(キツネ)の面を被り、言葉を発すると、3人の若者は苦しみもがいて倒れました。
風間家では貫太郎の母親が危篤になり、妻の寛子と「おばあちゃんの様子を見に行ってくる」と出かけました。家には風邪で高校を休んでいる長男の亮と、妹の春菜が留守番をしました。深夜、亮の部屋におばあちゃんの小百合が入って来ました。驚いた亮は春菜の部屋に行きました。春菜は兄の亮よりしっかりしていて、二人で亮の部屋に行くと、誰もいなかったので亮を叱りつけました。
翌朝、春菜が学校へ行くと、風邪で今日も家にいる亮の元へ佐伯小夜という女子高生が訪ねてきました。小夜はおばあちゃんの小百合の使いで来たと言いますが、宗教の勧誘と思った亮は、ドアを閉めて家の中に入りました。春菜さんはいますか?と呼ぶも、亮は返事をしませんでした。
冬の怪談 ぼくとワタシとおばあちゃんの物語のネタバレあらすじ:承
小夜は春菜に会いに行くと言って歩きはじめました。亮の同級生の正、宏、七海が集まっていました。正は春菜の事が好きでした。七海は亮の事が好きで、風邪で寝ている亮の為にご飯を作りに行くと言って、亮の家に向かいました。宏は七海の事が気になり嫉妬していました。
買い物をした七海が歩いていると3人の子供たちに会いました。子供たちは狐の面をかぶり言葉を発しました。七海はその場に苦しみながら倒れました。小夜は学校帰りの春菜を見つけました。春菜に、おばあちゃんの小百合は今夜死ぬことになっていて、小百合の伝言を伝えに来たと言いました。意味のわからない春菜でしたが、周りにゾンビのような男女がうろつきはじめました。小夜は十字架をあてて、男女を倒しました。小夜によるとこの人たちは、悪霊で意思も本能もない状態だと言いました。そして自分は春菜を守る為にここに来たと言いました。
冬の怪談 ぼくとワタシとおばあちゃんの物語のネタバレあらすじ:転
正と宏も3人の子供に呪いをかけられ、倒れ込んでいました。亮の家に着いた七海の顔はすでに悪霊になっていました。亮を誘惑しながら襲いかかる七海は、亮の首に噛みつきました。
春菜と小夜は家に帰りつきました。春菜が中に入ると悪霊になりベッドで倒れている亮を見つけました。そして七海が襲ってきました。異変に気付いた小夜が部屋に入り、十字架で七海を消しました。小夜は七海におばあちゃんの話をしました。おばあちゃんの小百合は霊能力者で悪霊と力関係を均衡にする力を持っていました。しかし今夜死ぬことがわかり、後継者である春菜に能力を継ぐ前に、春菜を悪霊界に導き、悪霊が世界を支配しようとしているのでした。
よくわからない春菜でしたが、おばあちゃんの霊が春菜の前に現れました。おばあちゃんは春菜にやらなければならない事を話し、私の力を引き継いで頑張ってくれと話しました。そして時は来た!と言い、サヨナラの言葉と共に去りました。
冬の怪談 ぼくとワタシとおばあちゃんの物語の結末
我に返った春菜は、自分の部屋に御札がいっぱい貼られているのを見つけました。小夜はこの部屋を結界にしたと言いました。そして御札を渡し、結界の真ん中にいれば悪霊たちに見えないから、悪霊が来たら御札を貼って退治してと頼みました。
自宅の前に悪霊となった正と宏が、多数の悪霊を従えてやって来ました。宏がバットを持って入って来ました。隙を見て春菜が御札を貼ると宏は消えました。次に正が銃を持って入って来ると、小夜に発砲しました。腕を撃たれた小夜を見て、正は春菜にオレと結婚しないと小夜を殺すと言いました。
意味のわからない春菜が返事をしなかったため、正は小夜の反対側の腕を撃ちました。その時、悪霊になった兄の亮が、人間の心を取り戻し、正に襲いかかりました。その隙に小夜が十字架、春菜が御札で正を消しました。
戦いが終わり、小夜は春菜に一緒に行こうと誘いますが、春菜はやり残したことがあるから残ると言いました。そこへ悪霊になった母親の寛子が帰って来ました。
以上、映画「冬の怪談 ぼくとワタシとおばあちゃんの物語」のあらすじと結末でした。
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