サイバー・リベンジャーの紹介:2016年アイルランド,フランス,アメリカ映画。“007シリーズ”の5代目ジェームズ・ボンドとして知られるピアース・ブロスナンと『エネミー・ライン』『ダイ・ハード/ラスト・デイ』などのジョン・ムーア監督がダッグを組んだサイコ・スリラーです。派遣社員のITエンジニアと親しくなった大物実業家。しかし、エンジニアは実業家の娘と接触したことから解雇され、逆恨みしてサイバー攻撃を仕掛け、実業家を破滅に追い込もうと暗躍します・・・。
監督:ジョン・ムーア 出演者:ピアース・ブロスナン(マイク・ローガン)、アンナ・フリエル(ローズ・ローガン)、ステファニー・スコット(ケイトリン・ローガン)、ジェームズ・フレッシュビル(エド・ポーター)、ミカエル・ニクヴィスト(ヘンリック)ほか
映画「サイバー・リベンジャー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サイバー・リベンジャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
サイバー・リベンジャーの予告編 動画
映画「サイバー・リベンジャー」解説
この解説記事には映画「サイバー・リベンジャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サイバーリベンジャーのネタバレあらすじ:起
アメリカ・ワシントンD.C.でビジネスジェット機を扱う航空会社社長のマイク・リーガン(ピアース・ブロスナン)は、株式を上場すべく新規プロジェクト“オムニ・ジェットプラン”の投資家向けプレゼンテーションに臨もうとしていました。ところが、大事なプレゼンの最中にネット障害が発生、プレゼンは一時中断される事態となりました。そんなマイクの窮地を救ったのは、24歳の派遣社員のITエンジニア、エド・ポーター(ジェームズ・フレッシュビル)でした。
エドがネット障害を解決してくれたおかげでプレゼンは成功、エドを気に入ったマイクは自宅豪邸のネット環境のメンテナンスを依頼、自宅に招かれたエドは早速マイクの愛車のカーナビをハッキングしてみせ、高度なセキュリティーを誇りながらも旧式化していたネット設備のメンテナンスを開始しました。エドはマイクに、自分は大学を出た後にNSA(アメリカ国家安全保障局)に勤務していたと語りました。
その作業の最中、エドは庭のプールサイドで日光浴をしていたマイクの高校生の娘ケイトリン(ステファニー・スコット)に興味を示し、密かにリーガン家の監視カメラに細工して自分の家のモニターからリーガン宅の様子を確認できるようにしました。作業を終えたエドは立ち寄ったカフェで女性店員をスマートフォンで盗撮、その後自宅でケイトリンのSNSに友人申請をしておき、ケイトリンも軽い気持ちで申請を承認しました。ケイトリンは厳格な父に対する不満をぶちまけ、真に受けたエドはその後しばしばリーガン宅を訪れるようになりました。
サイバーリベンジャーのネタバレあらすじ:承
エドは次第にケイトリンの通う高校で彼女を待ち伏せたり、ケイトリンがシャワーを浴びている様を盗撮するなど常軌を逸する行動が目立つようになりました。元々ケイトリンはエドにはその気はなく、マイクもさすがにエドに対して不快感を示すようになっていきました。そしてある日、エドが勝手に家に上がり込んだのを知ったマイクは彼に解雇を突きつけました。
マイクへの怒りを募らせたエドは彼への復讐を企て、マイクの会社のネットワークをハッキングして電子文書を改竄、株式上場を妨害しようとしました。さらにエドはマイクの妻ローズ(アンナ・フリエル)の健康診断の結果を書き換えて乳癌が発覚したかのように装うなど徹底的なネットストーカー行為を働いてきました。エドの仕業だと気付いたマイクは直接彼の家に出向いてネットストーカー行為を止めるよう警告しましたが、エドは証拠がないとシラを切り、この時にマイクが吐いた「殺してやる」という言葉をも利用する始末でした。
サイバーリベンジャーのネタバレあらすじ:転
ある日、先日盗撮したケイトリンのシャワーの映像をネットにアップ、彼女を停学処分に追い込みました。マイクは車で再びエドの家に乗り込もうとしましたが、エドはマイクの車の電子制御システムをもハッキングしており、マイクはブレーキを勝手に操作されて事故に見舞われました。幸い軽傷で済んだマイクは警察に相談さそましたが、証拠がないことを理由に取り合ってもらえませんでした。
追い詰められたマイクは事態を解決すべく、知人の紹介でITセキュリティの専門家である“掃除屋”ことヘンリック(ミカエル・ニクヴィスト)に協力を求めました。ヘンリックは手始めに、マイクにハッキングされない古い車を使うよう指示、家中のネット回線を遮断、マイクの一家が所持するネット上の個人データとアカウントを全て削除させました。すべてのデータを、一旦削除しました。
続いてヘンリックはエドについての情報を集め、その結果エドの経歴は全て詐称されたものであり、その正体は精神疾患や躁鬱病、薬物依存歴などを持ち、女性への度重なるストーカー歴があるサイコパスのリチャード・エドワード・ポートマンであることを突き止めました。
サイバーリベンジャーの結末
マイクとヘンリックはエドに反撃すべく、エドの家に侵入して悪事の証拠となるハードディスクを盗み出す作戦を思いつきました。そこでマイクとヘンリックはエドの行きつけのカフェで彼のお気に入りの女性店員の携帯を盗み、そこからSNSでエドを誘き寄せ、マイクはその隙にエドの家に潜入して悪事の証拠であるUSBメモリを奪いました。ところが、異変に気付いたエドは自宅に戻り、拳銃を手にマイクに迫ろうとしました。ヘンリックは咄嗟に警察に嘘の通報をし、マイクが脱出する手助けをしました。ところが、USBメモリが盗まれたことに気付いたエドは駆け付けた警官に対してあたかもマイクに襲われたように装い、警察にUSBメモリを届けに行ったマイクはエド襲撃犯と疑われて逮捕されてしまいました。
その後、疑いが晴れて釈放されたマイクが自宅へ戻ると、そこでは何とエドがローズとケイトリンを拉致して待ち構えていました。マイクはエドに殴り掛かって取っ組み合いとなり、拳銃をエドに突き付けて殺そうとしましたが、ローズの説得によりエドを警察に突き出すことにしました。
その後、マイクの会社は無事に株式上場を果たし、マイク一家はようやく平穏な日々を取り戻しました。
以上、映画「サイバー・リベンジャー」のあらすじと結末でした。
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