モンスターズ・ユニバーシティの紹介:2013年アメリカ、ディズニー/ピクサー映画。モンスターズインクというモンスターだらけの会社を舞台にしたCGアニメーション映画の続編で、今作モンスターズ・ユニバーシティではモンスターたちがモンスターズインクに入る前のストーリーとして、サリーとマイクの大学生活のストーリーが展開していきます。
監督 :ダン・スカンロン 出演: ビリー・クリスタル(マイク(マイク・ワゾウスキ))、ジョン・グッドマン(サリー(ジェームズ・P・サリバン))、スティーヴ・ブシェミ(ランディ(ランドール・ボッグス))、ヘレン・ミレン(ハードスクラブル学長)、アルフレッド・モリナ(ナイト教授)、デイヴ・フォーリー(テリー)、ショーン・P・ヘイズ(テリ)ほか
映画「モンスターズ・ユニバーシティ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「モンスターズ・ユニバーシティ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
モンスターズユニバーシティの予告編 動画
映画「モンスターズ・ユニバーシティ」解説
この解説記事には映画「モンスターズ・ユニバーシティ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
モンスターズユニバーシティのネタバレあらすじ:起・怖くないモンスター、マイク
モンスターたちは、怖がらせることを得意とし、夜な夜な子供たちを驚かしてはそのエネルギーを奪っていきました。その他のモンスターたちもモンスターズインクと呼ばれる会社のドアから、子供たちを怖がらせては楽しんでいました。どれほど子供たちを怖がらせることができるかが、モンスターたちにとっての生きがいとなっていたのです。そんなモンスターの中でもマイク・ワゾウスキ(マイク)は、容姿が他人を怖がらせるような形をしていないため、どうしても子供たちを怖がらせることに失敗をしていました。マイクは学校の授業でモンスターズインクという会社に行き、そこで怖がらせ屋として子供たちを怖がらせるモンスターのフランク・マッケイを見て、憧れます。そしていつか自分も怖がらせ屋になろうと決意するのです。
モンスターズユニバーシティのネタバレあらすじ:承・モンスターズユニバーシティ
その後、マイクは自らも怖がらせる存在になるためフランクの出身校、モンスターズユニバーシティ(MU)へと入学します。彼が入学した学部は、怖がらせ屋を育てる「怖がらせ学部」でした。彼は、さっそく怖い校長先生や、他の先生たちと会い、そしてサリーやランディたち生徒とともに授業に参加していきます。サリーはすでに怖い顔をしているので、それほど努力をしないで学園生活を過ごしますが、マイクは怖くないので、必死になって勉学に勤しみます。最初のころ先生達はサリーの能力を高く評価していたが、怖くなろうと努力して成績をあげるマイクは次第に評価されていきます。しかし、期末試験のときにマイクとサリーは学長の記念悲鳴ボンベ壊してしまうという失態を犯してしまい、彼は「怖がらせ学部」を追放されてしまいます。
モンスターズユニバーシティのネタバレあらすじ:転・怖がらせ大会
「怖がらせ学部」を追放された2人でしたが、どうしても「怖がらせ学部」に戻りたい彼らは、モンスターズユニバーシティ伝統の「怖がらせ大会」に出て、なんとか学部に戻ろうと頑張ります。その挑戦を知った学長は彼らに対して、もしも「怖がらせ大会」で負けてしまったら、モンスターズユニバーシティから去ってほしいと告げられます。「怖がらせ大会」に出場するには6人のメンバーが必要です。マイクとサリーは、モンスターズユニバーシティの落ちこぼれ集団サークルである「ウーズマ・カッパ」のメンバーと共に「怖がらせ大会」の優勝を目指すことになります。ウーズマ・カッパのメンバーは怖くない風貌でへんてこではあるが、愛すべき仲間たちです。マイクは大会に出るためのチームで練習を始めます。彼らは「怖がらせ大会」で優勝するため、自分に自信をつけるため、モンスターズインクを再び訪問し、怖いモンスターについて勉強していきました。そこでは、皆が自分の得意なことをして怖がらせていることを知り、自信がついたことで、彼らは大会を勝ち進み、ついには優勝することができたのです。しかし、その優勝はサリーが操作した結果でした。実は、マイクに恥をかかせないために、サリーが大会前に細工をしていたのです。それを知ったマイクはサリーに裏切られたと怒り、その場を去ります。
モンスターズユニバーシティの結末
マイクを傷付けてしまったとサリーは悔やみ、学長に正直に自分のしたことを話します。サリーはモンスターズユニバーシティから追放となってしまいます。そこへ警備員がドアの研究室で異常が起きていることを伝えに来ます。マイクは自分が怖がらせ屋としてふさわしいことを証明するため、そのドアの中へと入ってしまいます。そこは人間界、子供たちを怖がらせようとするマイクですが、まったく怖がってもらえません。マイクを追いかけてきたサリーは警官に追われて逃げますが、やっとマイクを見つけることができました。サリーはマイクに自分のしたことを謝り、自分は本当は怖がりなんだと打ち明けます。再び警官に見つかって追われる2人、ここへ来たドアから元の世界に戻ろうとしますが、既にそのドアは機能していません。マイクは警官たちを怖がらせればドアが開くと言い、2人は作戦を練ってなんとか警官たちに悲鳴をあげさせ、怖がらせることに成功します。サリーとマイクはドアに飛び込み、元の世界に戻りましたが、ドアは大爆発。この事件のせいでマイクもモンスターズユニバーシティを退学させられることになります。しかし2人は学長に認められ、「怖がらせ学部」に戻ることができていたのです。
マイクとサリーの別れの日、サリーはマイクのことを勇敢で怖いもの知らずだと褒め称え、自分はマイクに便乗していただけだと言います。そこへ学長も現れ、モンスターズユニバーシティを退学になったことは残念だが、2人のような存在も必要なのかもしれない、幸運を祈ると伝えて去っていくのでした。その後、マイクとサリーは郵便局でアルバイトを始めて月日が経ち、マイクはアシスタントに、サリーは怖がらせ屋へと昇進。マイクは絶叫フロアへと行き、初の仕事に取り掛かかるのだった。
以上、モンスターズユニバーシティのあらすじと結末でした。
「モンスターズ・ユニバーシティ」感想・レビュー
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サリーの性格が前作のモンスターインクと全然違って驚いたのですが、サリーとマイクの仲が深まっていく過程を見れてとても嬉しかったです。
二人のどんな状況でも諦めないところとマイクのコンプレックスに打ち勝つ強い心がカッコいいです。
学校なんて出てなくても実力で這い上がっていくのがアメリカらしくて気持ちが良いですね。 -
前作のモンスターズインクでは仲良しで、コンビとして仕事していたマイクとサリーですが、今作はその二人(?)が出会うお話ですね。サリーの性格の変化や心の成長、マイクの諦めない強い意思がしっかり描かれていて、このことがあってモンスターズインクに繋がっていくのかと感動しました。
最終的になんとかなってみんなハッピー、みたいなご都合展開じゃなくて、負けるときは負ける、できないものはできない、それでも自分の夢に向かってひたむきに努力して、その努力はあるところで認められる…といった、まっすぐなストーリーが大好きです。
マイクは「怖がらせ学部」に所属していながら、全然怖くないという最大の弱点を持っています。それでもマイクは諦めることなく、日々努力を重ねます。その姿に心を打たれました。
また、マイクとサリーとともに、怖がらせ大会に出場した「ウーズマ・カッパ」のメンバーも愛嬌があって、でも怖がらせる時にはすごくて、そのギャップがよかったです。
マイクとサリーが警察から追われている時、サリーがマイクに「自分は本当は怖がりなんだ」と打ち明ける場面が感動的でした。それまでのサリーは強がっていることが多かったので、こうやって素直に弱みをさらけだしているサリーがとても印象に残りました。