ノー・グッド・シングスの紹介:2002年ドイツ,アメリカ映画。銀行強盗の一味に囚われた刑事が、魅惑的な一味の女に翻弄されながらも正義を貫くサスペンス。ハードボイルド作家D・ハメットの短編小説「ターク通りの家」を映画化。
監督:ボブ・ラフェルソン 出演:サミュエル・L・ジャクソン(ジャック・フライア)、ミラ・ジョヴォヴィッチ(エリン)、ステラン・スカルスガルド(タイロン)、ダグ・ハッチソン(フープ)、ジョス・アックランド(クオレル)、グレイス・ザブリスキー(クオレル夫人)、ジョナサン・ヒギンズ(デヴィット)、シャノン・ローソン(エイミー)、ほか
映画「ノー・グッド・シングス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ノー・グッド・シングス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ノー・グッド・シングス」解説
この解説記事には映画「ノー・グッド・シングス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ノー・グッド・シングスのネタバレあらすじ:起・不運な訪問
隣人から、家出した娘を探してほしいと頼まれた刑事のジャックは、娘の恋人がターク通りにいると聞きその男を探しに行ったところ、1軒の家の前で躓いた老女を助ける。荷物を運んで家に入り、もてなされた彼が刑事だと身分を明かすと、突如殴られて意識を失う。
その家は銀行強盗をもくろむ一味のアジトで、目を覚ましたジャックは、自分たちを追って来た刑事だと勘違いされ、椅子に拘束されていた。老夫婦のトーマスとイザベル、キレやすいフープ、リーダーのタイロンとその情婦エリンは、刑事がやってきたことで計画を早める。
ノー・グッド・シングスのネタバレあらすじ:承・きわどい駆け引き
老夫婦は逃亡のための飛行場で待機し、タイロンとフープが銀行へ向かい、エリンはジャックの見張りとして残される。ほどなく糖尿病を患うジャックは低血糖で意識を失うが、エリンは彼が着けていたプレートで糖尿病患者だと知り、彼の家から持ち帰ったインスリンでジャックを助ける。
一緒に持ち帰ったチェロを渡すと、エリンはピアノを弾き、2人はアンサンブルを奏でる。魅力的なエリンとの間に濃密な空気が流れる中、タイロンに支配されるエリンになぜ逃げないのかとジャックが聞くと、タイロンからは逃げられない、と見せしめに切られた足の指を見せる。
ノー・グッド・シングスのネタバレあらすじ:転・予定外の出来事
銀行では犯行に協力させるため、エリンに口説かせた行員デヴィッドのもとに、タイロンが顧客を装って訪れていた。デヴィッドは1,000万ドルの送金に必要なデータが入ったディスクを用意するが、エリンに会うまで渡さないと言い張る。タイロンはエリンをデヴィッドの家に来させ、ベッドで彼の相手をさせるが、嫉妬に狂ったフープがデヴィッドを殺してしまう。
ディスクを手に入れ、ジャックを残してきた家に戻る途中、エリンはフープをそそのかしてタイロンを殺させようとするが、フープは怖気づいて実行できない。家に着いたフープは苛立ち紛れにジャックを殺そうとするが、手の縛めを解いていた彼は反撃してフープを刺し殺す。そこへ老夫婦が現れ、タイロンの裏切りをなじってトーマスとタイロンがもみ合いになる。その時、銃が暴発してイザベル当り、彼女の死に絶望したトーマスも自分を撃って事切れる。
ノー・グッド・シングスの結末
タイロンはエリンにジャックを殺させようとするが、ジャックは自分が隠れ蓑になってカナダ国境まで連れて行く代わりに、エリンを自由にするよう要求する。タイロンはその要求を受け入れ、3人は車で国境に向かう。分け前をもらい国境目前まで来たジャックは、タイロンに銃を向けるがそこでエリンが発砲、銃声に気づいた国境警察が取り囲む。タイロンは銃を持って逃げ出すが、警察の銃弾に倒れる。
エリンは自分は人質だったことにして、2人で分け前の金を持って逃げようとジャックに持ちかけるが、彼は自分に渡された小切手を破り捨てると現地警察にエリンを逮捕させる。
再び孤独な生活にもどったジャックはチェロを弾きながら、エリンとのアンサンブルを思い出していた。
以上、映画「ノー・グッド・シングス」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する