ライオン・キングの紹介:2019年アメリカ映画。アニメやミュージカルなどで人気のディズニーの名作「ライオン・キング」をジョン・ファヴロー監督がフルCGの超実写版として映画化。アフリカのサバンナ、幼い頃に叔父ライオンに父親ライオンを殺され、更に王国からも追放された未来の王シンバは、違う世界で新しい仲間と出会い、やがて過去を忘れて大人へと成長する。ある日、幼馴染のメスライオン・ナラと再会する事で、自分の未来の王としての運命を思い出したシンバは王国へと戻る。幼かったライオンが王へと成長していく様を、実写を越えたフルCG映像で描く。
監督:ジョン・ファヴロー 声優: ドナルド・グローヴァー(シンバ)、セス・ローゲン(プンバァ)、キウェテル・イジョフォー(スカー)、アルフレ・ウッダード(サラビ)、ビリー・アイクナー(ティモン)、ジョン・カニ(ラフィキ)、ジョン・オリヴァー(ザズー)、フローレンス・カサンバ(シェンジ)、エリック・アンドレ(アジジ)、キーガン=マイケル・キー(カマリ)、ビヨンセ・ノウルズ=カーター(ナラ)、ジェームズ・アール・ジョーンズ(ムファサ)、ほか
映画「ライオン・キング(2019年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ライオン・キング(2019年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ライオンキングの予告編 動画
映画「ライオン・キング(2019年)」解説
この解説記事には映画「ライオン・キング(2019年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ライオンキングのネタバレあらすじ:1
王国プライドランドの中心にある大きな岩プライドロックの周りに、サバンナの大地で生活する様々な動物たちが集まると、ライオンの王ムファサと王女サラビの間に生まれたばかりの赤ちゃんライオン、未来の王シンバの誕生をみんなで祝います。
その日の夕方、シンバの誕生を祝う場に姿を現さなかった弟スカーの元に行ったムファサは、王の弟として参加するべきだったと彼を注意する。シンバの誕生によって次の王座から遠ざかった嫉妬から、ムファサに悪態をつくスカーを見たザズー(ムファサに仕える鳥サイチョウ)は、スカーを追放する事を提案するが、ムファサは「自分の弟だから」と難しい表情で遠くを見つめるのだった。
少し大きくなり、好奇心旺盛な子供になったシンバは、ムファサに一緒にプライドランドの見回りに遠くまで行くようにねだる。ムファサはどこまでも行きたがるシンバに、プライドランドの向こう側には絶対に行かないようにと、念を押すのだった。しかしその後、叔父のスカーから「プライドランドの向こう側に皆一度は行ったことがある」と言われたシンバは、さらに興味を持つのだった。
ライオンキングのネタバレあらすじ:2
ライオンの群れの中の友達で、子供のメスライオンであるナラを誘い、プライドランドの向こう側へ向かうシンバは、ザズーの監視の目を盗んでプライドランドから外へ出てしまう。すると二匹はあっという間に、ムファサによる王国の統治を良く思わない沢山のハイエナ達に囲まれ、襲われそうになる。しかしその時、ザズーから事情を聞いたムファサが現れ、シンバとナラを助け出すのだった。
ムファサは、勝手にプライドランドから出てしまったシンバを叱るが、ムファサの様に勇敢になろうとしただけだと言うシンバに、必要なときだけ勇敢になればいいのだと教える。そして空に浮かぶ星を見上げたムファサは、過去の偉大な王達があそこから見守っていると伝えるのだった。その頃、腹をすかしたハイエナ達の元に姿を現したスカーは、自分が王になったらムファサが規制している狩りを自由にやらせるとして、自分と手を組んでムファサを殺す計画に誘うのだった。
ライオンキングのネタバレあらすじ:3
次の日、シンバを峡谷に連れて行ったスカーは、シンバを1人にしてハイエナ達に合図を送る。すると地響きが起きて、同時にハイエナ達に追われて逃げ回る大量のヌーの群れがシンバの居る峡谷へと向かって来る。スカーからシンバが危険な目にあっている事を伝えられたムファサは、シンバを救うため急いで峡谷へ向かい、ヌーの群れの中へ入っていく。シンバを安全な場所に連れて行ったムファサだったが、足場の悪い峡谷から這い上がろうとした時、頭上に現れたスカーによって突き落とされてしまうのだった。
ムファサがヌーの群れを目掛けて落ちていくのを目撃したシンバは、ヌー達が居なくなったあとで峡谷に下り、息絶えて横たわるムファサを発見する。悲しむシンバの元にやってきたスカーは、ムファサの死をシンバのせいだと言ってプライドランドから追放し、さらにハイエナ達にシンバを殺すよう命令する。
必死にハイエナ達から逃げたシンバは、追い詰められた結果、崖から落下してしまうものの、すぐ下の岩場に隠れて一命を取り留める。シンバが死んだと思ったハイエナ達はスカーの元へ戻り、ムファサとシンバが居ない今、スカーはハイエナ達を従えて、プライドランドの王となるのだった。
ライオンキングのネタバレあらすじ:4
プライドランドを去ったシンバは、砂漠で力尽きて横たわっていると、イボイノシシのプンバとミーアキャットのティモンに出会い、彼らと一緒に「ハクナ・マタタ(人生クヨクヨするなという意味)」を合言葉に、全く違う世界で草食動物たちと共に、大人のライオンに成長していくのだった。
その頃、スカーとハイエナ達の行き過ぎた狩りのせいで朽ち果てたプライドランドを、スカーから取り戻そうと、大人に成長したナラが外の世界へ助けを求めてプライドランドを飛び出すのだった。
ある日、プンバとティモンが散歩していると突然ライオンに襲われそうになる。そのライオンはナラだった。逃げるプンバとティモンを追いかけるナラ、そこへシンバが助けに入り、ナラとシンバは久しぶりの再会を喜び合うのだった。こうしてナラと再会したシンバだったが、プライドランドを救うために戻ってほしいと言うナラに対して、シンバは「プライドランドにはもう自分の居場所は無い」と、戻ることを断る。失望したナラはシンバのもとを去っていくのだった。
するとそんなシンバの前に、ムファサの旧友のヒヒ・ラフィキが現れ、シンバを川へと連れて行く。シンバは水面に映る自分の顔を見つめ、空を見上げると父ムファサの声が響き渡る。そしてシンバに偉大な王ムファサの息子である事を思い出させるのだった。プライドランドに帰る事を決意したシンバは、ナラを追い掛け、シンバの後を追って来たプンバとティモンと共に故郷であるプライドランドへと帰るのだった。
ザズーとも再会し、皆一緒にスカーの暴走を止めるため、スカーのいるプライドロックへと向かう。シンバが生きていた事に驚くライオン達だったが、彼の帰還を喜ぶライオン達に「ムファサが死んだのはシンバのせいだ」と言い、皆を困惑させるスカー。動揺したシンバをプライドロックの端へ追い込んだスカーは、ムファサが峡谷へ落ちた時のように落ちそうになるシンバを見下ろすと、小さな声で「ムファサを殺したのは自分だ」と告白するのだった。これに怒りを感じたシンバはプライドロックから這い上がり、スカーを人殺しと罵る。
ライオンキングの結末
スカーがムファサを殺した犯人だったと知ったライオン達やプンバ、ティモン、ラフィキ達も加わり、スカーとその手下のハイエナ達との戦い始める。シンバ達が優勢になると逃走を図るスカーだったが、彼に追いついたシンバにスカーは「ムファサを殺したのはハイエナ達で、後で彼らを殺そうとしていた」と嘘をつく。シンバは命乞いをするスカーに逃げるチャンスをやるが、それでもシンバに襲いかかるスカーを、崖の下へ突き落とすのだった。一命をとりとめたスカーの元に、ムファサの死の責任を着せられ、スカーに利用されていたと気づいたハイエナ達が集まり、スカーを襲うのだった。
その後、雨が降り注ぎ緑を取り戻したプライドランドには、かつてのような光が降り注ぎ、プライドロックの周りには多くの動物たちやライオンが集まって、シンバを新たな王として祝福する。そして、シンバとナラの間に赤ちゃんライオンが誕生し、その赤ちゃんをラフィキがプライドロックの周りに集まった動物達に披露すると、動物達は祝福し、頭を下げるのだった。
以上、映画「ライオン・キング」のあらすじと結末でした。
アニメ版「ライオン・キング」のあらすじと結末はこちら。
「ライオン・キング(2019年)」感想・レビュー
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吹き替え版にて鑑賞しました。サークルオブライフの映像はド迫力で見ているだけで涙が出てまいりました。命の尊さを感じずにはいられません。
シンバ父・ムファサのキングたる部分があまりにも尊大なものでした。
幼少期のシンバのモフモフ具合がとてもかわいかったです。
ティモンとプンバァの陽快さに救われまして、帰り道では「ハクナ・マタタ」をつい口ずさみそうになります。
劇団四季版で見ており、とても大好きな作品でしたが世界観も崩されず、大変満足いたしました。
ディズニーのアニメ映画の実写化、しかもキャラクターはライオンをはじめとする野生動物たちということでかなり楽しみに、かつどんな作品になるのかドキドキしていた作品です。
全体的には満足な作品でしたが、スカーやハイエナがまさに悪役という感じで、アニメや劇団四季版のちょっと憎めないところがなかったのが残念に思いました。
とはいえ、冒頭のサークルオブライフの映像、音楽が本当に素晴らしく映画館で鑑賞してよかった…!という作品でした。