ホリデイの紹介:2006年アメリカ映画。アメリカとイギリスに住む2人の女性が、失恋の痛手を癒すために互いの家を交換して休暇を過ごすことに。そこで出会う新しい自分・新しい恋を描くロマンティック・コメディ。
監督:ナンシー・マイヤーズ 出演: キャメロン・ディアス(アマンダ)、ケイト・ウィンスレット(アイリス)、ジュード・ロウ(グラハム)、ジャック・ブラック(マイルズ)、イーライ・ウォラック(アーサー)、エドワード・バーンズ(イーサン)ほか
映画「ホリデイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ホリデイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ホリデイの予告編 動画
映画「ホリデイ」解説
この解説記事には映画「ホリデイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ホリデイのネタバレあらすじ:自宅交換
ロスの豪邸に住むアマンダは映画の予告編制作会社を経営するキャリアウーマン。恋人イーサンと暮らしていたが、彼の浮気が原因で破局、仕事の忙しさも加わってストレスが頂点に。
一方ロンドン郊外に住む新聞記者アイリスは、3年間愛し続けたかつての恋人ジャスパーが同じ社内の女性と婚約したことを知りショックを受ける。2人は新しい環境で傷を癒そうと“自宅交換サイト”で互いの家を交換してクリスマス休暇を過ごすことにした。
ホリデイのネタバレあらすじ:アマンダの出会い
希望通りの静かなコテージで大満足のアマンダだったが、孤独さに耐えられなくなった彼女は翌日にはロスへ戻ろうと考えた。ところがその晩アマンダは “自宅交換”のことをを知らずに訪れたアイリスの兄グラハムと成り行きで一夜を共にする。
その後2人は徐々に惹かれあうようになるが、グラハムは妻と死別し2人の娘をもつシングルファーザーで、先のことを考えると真剣な付き合いまでお互いに踏み切れなかった。
楽しい思い出だけを胸にアマンダはロスへ帰ろうとするが、これまで忘れていたせつない感情がこみ上げてきたきたことに驚きと喜びを感じ、再びグラハムのもとへ戻る。
ホリデイの結末:アイリスの出会い
一方、ロスに着いたアイリスは豪邸に大喜び。偶然訪ねてきたイーサンの友人マイルズと仲良くなり、近所に住む元映画脚本家のアーサー老人と映画について話したりと、毎日を有意義に過ごしていた。
マイルズとはお互いの恋愛事情を知り合うことで距離が縮まっていったが、そんな時突然ジャスパーがアイリスの元へ訪れ甘い言葉で誘う。しかし婚約者と別れるつもりはなく、都合よく自分を利用しようとするジャスパーに嫌気がさしたアイリスはとうとう彼に最後通牒を突きつけ、それができた自分自身に歓喜していた。
そして大晦日。ロンドンのグラハムの家ではグラハムと娘たち、アマンダ、アイリスとマイルズがそろって楽しげに休暇を過ごす姿があった。
以上、映画「ホリデイ」のあらすじと結末でした。
「ホリデイ」感想・レビュー
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泣けない女性と自己主張出来ない女性、二人の女性が失恋をきっかけに仕事を休んで家を交換し、全く別の環境でバカンスを送る事にするお話。
カリフォルニアの風のお話やハリウッド黄金世代の脚本家アーサー、彼とマイルズとアイリスの空間がすごく素敵だし、アーサーがアイリスに戦う強い女性についての気付きを与える方法がまさに洒落ていて胸熱。
ジャスパーは本当にずるい男というか、当て馬。マイルズの彼女も…。
一方映画予告編製作者のアマンダはおもちゃみたいなイギリスの家でアイリスの兄と恋に落ちるも、現実を考えて踏み出せない。両親の離婚で傷ついた過去から流していなかった涙を流した瞬間…高揚感と多幸感に満たされる映画。
シングルファザーのジュードロウの色気がすごい。
でも、ハッピーエンドの後はどうなるんだろうな…と思いながらも、おとぎ話のように素敵なお話だと思う。 -
キャメロン・ディアス演じるアマンダが格好良く、可愛く、綺麗で、何度も観てしまった映画です。ジュード・ロウも見とれてしまうほど素敵でした。
アメリカのロサンゼルスとイギリスのサリーという180度タイプの違う土地が舞台ですが、それぞれの良さが美しく描かれていて、まさに「ホリデー」をどこで過ごそうか、考えたくなるような映画です。
30代の独身女性の私としてはアマンダとアイリスに大変共感できる部分も多く、最後まで引き込まれるように観れる映画でした。
途中の挿入歌、Frou Frouの「Let Go」や、エンディングのSam Cooke「You Send Me」はとても気に入りダウンロードしてしまいました。
出演者やストーリー、舞台、挿入歌、全てにおいて大好きな映画です。
なかなかロマンチックな話。アマンドとアイリスが自宅交換してから今までの人生とはかけ離れた世界に入ることで、後の恋人のなるマイルズと出会う。アイリスがハリウッド黄金時代に活躍していた老人と出会いアメリカに来てから楽しいことが起こり始める。老人の名前はアーサー元映画脚本家で、映画の話をしたりしてハリウッドを有意義に楽しんでいた。アーサーがおススメする映画はある共通点があり、あることがきっかけでそのことを知ることになる。マイルズと恋人が恋愛解消した時に気付く。イギリスから自分を都合の良いように付き合っていたジャスパーが言い寄って来るが、話を聞いてみると婚約者と別れるつもりはなく、都合のいいように付き合おうと甘い言葉で誘う。このことで今までの感情は消え失せ、突き返すことで歓喜することになる。アマンダはイギリスに行ったが、寂しくて孤独を感じるようになってきたので、次の日に帰ろうとしていたアマンダだったが、アイリスの兄が知らずに泊めてもらおうとしていた。兄の名はグラハムで徐々に惹かれ合うことで孤独感がなくなり、忘れていた感情が戻ってきたことに、喜びを感じるようになります。アイリスのような憧れていた世界に飛び込みたい!と思いましたし、本当に良いハッピーエンドだと思います。