紅夢の紹介:1991年香港,中国映画。1990年に書かれたスートンの小説を元に、チャンイーモウが映画化した作品で、清朝時代に建てられた屋敷で実際の撮影が行われました。
監督:チャン・イーモウ 出演:コン・リー(スンリェン・第四夫人)、フー・チャイフェン(メイサン・第三夫人)、マー・チンウー(チェン・ズォチェン・主人)、ツァオ・ツイフェン(ヅォユン・第二夫人)、コン・リン(エンアル・召使い)、チン・スウユエン(大太太・第一夫人)ほか
映画「紅夢」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「紅夢」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「紅夢」解説
この解説記事には映画「紅夢」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
紅夢のネタバレあらすじ:起
1920年代、中国のある村。19歳となったスンリェンは父が亡くなったあと実家の家計がうまく回らなくなり、それにより毎日貧しい暮らしを愚痴ってきた義母から抜け出すために一念発起して嫁に行くことを決めます。
その行き先は地方の有力者チェン・ズォチェンであり、彼は第三婦人まで嫁がおり、スンリェンが行けば第四婦人となることが決まっていました。
スンリェンはその夜、嫁ぎ先のもとへ行き、彼女に与えられた住居へ行きます。その住居には多くの紅い提灯がつけられていました。その提灯とはその晩に主人の寵愛が得られるという意味だったのです。
紅夢のネタバレあらすじ:承
しかし、その夜は第三婦人の邪魔により何事も起こらずに終わりました。スンリェンは次々と夫人たちに会いますが、何よりも第三婦人は彼女に対抗意識を燃やし、嫉妬の念を向けていました。
皆が旦那による寵愛を受けようと必死になっていたのです。これはただ単に婦人間の問題だけでなく、屋敷の召使いも婦人になろうとするため、壮絶な争いが繰り広げられるのです。
紅夢のネタバレあらすじ:転
そんなある日、スンリェンは父の形見がなくなっていることに気づきます。召使いを問い詰めたその時、スンリェンは自分を呪おうとした人形を目にします。
その人形の表には黒くスンリェンの名前が次々と書かれていました。しかし召使いは字を書けるはずがなく、スンリェンは彼女を問い詰めます。
すると召使いの口から衝撃的な言葉が出てきたのです。実は呪いを実行したのは普段温厚にスンリェンと接していた第二婦人だったのです。これにはスンリェンもショックを受けます。
紅夢の結末
その後、屋敷ではスンリェンが妊娠したというニュースで沸き上がりますが、それは彼女の嘘だったことが後で判明します。
そしてスンリェンは、日ごろから不倫を行っている医者と第三婦人のことを酔った勢いで主人に話してしまいます。これに怒った主人は第三婦人を処刑し、スンリェンはこの事実にショックを受けるのです。
冬が訪れ、第五婦人となる女性がやってきました。彼女が見たのは、精神的なショックでおかしくなってしまったスンリェンの姿でした。
以上、映画「紅夢」のあらすじと結末でした。
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