新宿アウトロー ぶっ飛ばせの紹介:1970年日本映画。死神の異名を持つ西神勇次が刑務所から出所すると、松方直という男が待っていました。直はヤクザにだまし取られた3000万円を取り戻すために、勇次に協力してほしいと頼みました…という内容の、青春アウトロー映画です。日活が渡哲也を主役にしたシリーズ作品の一本です。
監督:藤田敏八 出演者:渡哲也(西神勇次)、原田芳雄(松方直)、梶芽衣子(笑子)、成田三樹夫(サソリ)、今井健二(湯浅)、沖雅也(力哉)ほか
映画「新宿アウトロー ぶっ飛ばせ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「新宿アウトロー ぶっ飛ばせ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
新宿アウトロー ぶっ飛ばせの予告編 動画
映画「新宿アウトロー ぶっ飛ばせ」解説
この解説記事には映画「新宿アウトロー ぶっ飛ばせ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
新宿アウトロー ぶっ飛ばせのネタバレあらすじ:起
通称・死神と呼ばれる西神勇次が刑務所から出所してきました。勇次を出迎えるジープの男を無視し、タクシーに乗った西神は、新宿を経由して横浜でタクシーを止めますが、タクシー料金を持っていませんでした。そこへジープの男が近寄り、タクシー代を支払うと、男は勇次に食事を食べさせ、酒を飲ませました。
男の部屋で目覚めた勇次は、向かいの旅館の部屋からこちらを覗く不良グループを見つけました。部屋に女が入って来ました。ジープの男、松方直に頼まれたと言いました。女には手を出さず、部屋にあるLSDを見つけた勇次は、そのまま部屋を出ました。
そのころ直は実家に帰っていました。直は松方財閥の息子でしたが、親と一緒に居るのが嫌で、一人暮らしをしていました。直が実家から帰ろうとすると、不良グループの一人が追ってきました。直は車でバイクを跳ね飛ばし、男をジープに乗せて街にきました。
街では勇次が不良グループと一悶着起こそうとしていました。直が通りかかると、跳ね飛ばした男を引きずりおろしました。
新宿アウトロー ぶっ飛ばせのネタバレあらすじ:承
直は修平という男と、ヤクを不良グループから買って、密売をしていました。数日前、3000万円の取引に行って、金をもらえず、ヤクと修平を奪われたため、不良グループから金の支払いで追い込まれていたのでした。そこで金と修平を取り返すべく、勇次を仲間に引き入れたのでした。
直は勇次を『バー笑子』に連れて行きました。この店のママ笑子は、勇次の元彼女でした。そして笑子の弟が修平だったのでした。勇次はバーの2階で笑子と暮らし始めました。そして直と勇次は取引にいた男を順番に締め上げ、黒幕を突き止めて行きました。そして下っ端の所属するアジトを急襲し、連中を叩きのめした時、事務所にサソリから電話がありました。
サソリは組員たちに、「おれ達の事を嗅ぎまわっている奴らがいる」と言いました。サソリは友愛互助会というヤクザの湯浅会長のボディガードをしていました。そして黒幕が、湯浅会長であることがわかりました。
新宿アウトロー ぶっ飛ばせのネタバレあらすじ:転
サソリが『バー笑子』にやってきました。勇次に「今回の件から手を引け」と言いました。直が突っかかって行きますが、サソリは勇次を殴り倒し、「義理は果たした」と言って出て行きました。サソリは元刑事で、仲間をも裏切る狂暴で非情な男だと直に教えました。
翌日、店の前に修平の服を着せられたマネキンが送りつけられました。勇次は、「修平は殺された」と言い、作戦を練りはじめました。そのころ不良グループから直に、「妹をさらったから金と交換だ」と連絡が来ました。『バー笑子』の権利書を持ってリーダーの力哉に会いました。「金は今ないので、金が出来るまで権利書を預ける」と言うと、力哉は妹を渡しました。
すると直は力哉に襲いかかりました。そこへ勇次がやって来て、友愛互助会を襲い、金を奪おうと話を持ちかけました。「3000万円取られたから3億円奪う計画だ」と言うと、力哉は「オレ達はオレ達のやり方でやる」と言いました。
新宿アウトロー ぶっ飛ばせの結末
力哉らはサソリを拉致し、湯浅会長に身代金を要求しますが、湯浅会長は勝手に殺せと言いました。隙を見てサソリが力哉に銃を突きつけ、「勇次を呼んで来い」と言いました。勇次が来ると、銃を撃ち続けますが、弾が切れサソリは逃げました。
力哉に「サソリはお前たちの手に負える相手ではない」と言い、オレの言うとおり動けと指示しました。勇次が店に帰ると笑子が殺されていました。すぐ電話があり、「オレが殺した」と言ったのはサソリでした。力哉たちを友愛互助会の事務所の周りで暴れさせ、勇次と直は事務所に乗り込みました。組員たちを射殺し、隠し扉を開け、屋上へ上がりました。
湯浅会長はヘリに金を積んでいました。少し遠くでサソリが狙っていました。勇次は湯浅会長を盾にしてサソリに立ち向かいました。サソリは湯浅会長を射殺し、勇次と撃ちあいになりました。双方銃弾を食らいながらも、勇次と直がヘリに乗り込みました。サソリが操縦士を射殺すると、直が操縦して飛び立ちました。屋上でサソリは力尽きて死にました。そして川辺の堤防で待つ力哉らに分け前の金を落とし、二人はあてもなく飛んでいきました。
以上、映画「新宿アウトロー ぶっ飛ばせ」のあらすじと結末でした。
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