シンデレラ 後編の紹介:2011年イタリア映画。シンデレラを現代風にアレンジした物語の後編。オーロラとセバスチャンは仮面舞踏会でお互いに惹かれ合うようになる。オーロラに仮面を取るよう頼むセバスチャンだったが、時刻は12時を過ぎてオーロラはその場を去って行く。オーロラにまた会いたいと願うセバスチャンは、残されたオーロラの靴を頼りに彼女を探すものの手掛かりは見つからず…。
監督:クリスチャン・デュゲイ 出演者:ヴァネッサ・ヘスラー(オーロラ)、フラヴィオ・パレンティ(セバスチャン)、ルート=マリア・クビシェック(クーパー)、ナタリア・ヴォルナー(イレーネ)、ロザベル・ラウレンティ・セラーズ、イラリア・スパーダ
映画「シンデレラ 後編」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シンデレラ 後編」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「シンデレラ 後編」解説
この解説記事には映画「シンデレラ 後編」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シンデレラ 後編のネタバレあらすじ:起
オーロラを見て何かを思ったセバスチャン。仮面舞踏会場の中へオーロラが入ると、美しさに周りの人は目を離せません。ダンスが始まり、セバスチャンはずっとオーロラを見ています。オーロラもセバスチャンを見ています。
外で花火が上がります。セバスチャンの元へオーロラが来て声をかけます。「踊ってくださる?」と言って、ティナをよそに踊り始める2人。ダンスが終わると、ヤキモチを焼いたティナが「次のダンスを踊ろう」とセバスチャンを誘います。オーロラはその場を去りますが、その後をセバスチャンが追いかけます。
オーロラは、2人が初めて出会った場所へ行きました。そこへセバスチャンが追いかけてきて、2人っきりになります。しかし、ティナの声がしてオーロラが行こうとすると、セバスチャンにキスをされました。
「仮面をとって顔を見せて」とセバスチャンに言われますが、時刻は12時を回り、オーロラは馬車の時間があるため、そのまま去ってしまいました。その時、オーロラは靴が脱げてしまいます。その靴をティナが発見して怒ってしまい、もう終わりよと言います。セバスチャンの父はクーパーが来ていたことを知り、敵のクーパーが来ていたことを把握できてなかったセバスチャンに怒りをあらわにします。
義母は多額の借金を抱えていました。税金も滞納していて、先日、税務調査官が来てしまったので数日以内にホテルには調査が入ります。借金を返すために、オーロラの信託基金を使うつもりです。オーロラは盗み聞きをしていました。
セバスチャンは父に謝ります。ですが父は「この家を破産させるような行為は許さない。元からお前のことは信用していなかった」とセバスチャンを突き放します。セバスチャンは「父さんがどう言おうと自分のやり方でやります」と言ってその場を去りました。
シンデレラ 後編のネタバレあらすじ:承
次の日、オーロラ宛に音楽学校から演奏を聴きたいという手紙が届きます。ですが、義母と義姉に手紙を破られてしまいました。オーロラはそのことを知りません。
セバスチャンはティナにバラの花束を持って謝りに行きます。そこで、仲直りをするためにショッピングへ行こうと言います。ティナは「仲直りの件もショッピングの件も考えさせて」と言い、セバスチャンは部屋を出ます。帰り際に、マルトーネに会い謝罪をします。するとマルトーネは、「商談の話を進めないのはお父上のことだ」と言います。セバスチャンは「父は仕事に熱心な方です」と言いますが、「娘に何を求めている?」聞かれ、「誰にも媚びない関係」と答えました。
セバスチャンは家へ帰り、オーロラが残したシューズを見ています。そこへ母が入ってきて、「彼女が忘れられないの?どこが気に入ったの?」と聞かれます。セバスチャンは、「僕のことをすぐ理解してくれた」と言います。母親が、「小さい靴ね!ラベルを見た?」と言い、シューズにはチネチッタ製作所と書かれていたので、女優かな?とセバスチャンは考えました。
セバスチャンが家を出るのを見たオーロラは、後を追いかけます。セバスチャンの車が止まったので、オーロラはスクーターを横につけて話しかけました。仮面舞踏会の話を聞き、もう少し話を聞かせてと言うと、「君たちを雇わなかったから怒ってる?」と勘違いされてしまいました。「どこへ行くの?」と聞くと、「チネチッタ製作所へ行く」と言い、行ってしまいました。オーロラのシューズを作った職人に話を聞きますが、「あなたとお似合いの人」ということだけ言って、あとは教えてくれませんでした。
クーパーはピアノのコンサートチケットをオーロラへプレゼントします。「ドレスを用意しましょう」と言われますが、「ありのままの自分で行く」とオーロラは言います。セバスチャンの元へも同じチケットが届きました。セバスチャンは彼女からだと分かり、行くことにしました。
会場へ着くとオーロラがいました。オーロラを見たセバスチャンは驚きます。オーロラが、「ガッカリした顔ね」と言うとセバスチャンは去ろうとしますが、「音楽は嫌い?」とオーロラは話を続けます。そんなことはないと言うセバスチャンに、「その人となら楽しめるの?私なら誰とでも楽しめる」と言って、セバスチャンは「皮肉かい?」と言いながら席に着きました。
シンデレラ 後編のネタバレあらすじ:転
オーロラはピアノを聴きながら指を動かします。その様子をセバスチャンが見ていて演奏が終わると「君がピアノを弾くとは思わなかった」と言いました。オーロラは「目に頼りすぎでは?大切なことは心で見るのよ。王子様の心得よ」と言うと、セバスチャンはあの時の女の子かとやっと気付きました。
仮面舞踏会の夜の話をしようとしたとき、オーロラが願書を出したかった音楽学校の理事に声をかけられ、セバスチャンは行ってしまいます。その理事はオーロラの父と仕事をしたことがある人で、オーロラのことを知っていました。そして、「願書の不合格欄に名前が書いてあったので推薦したが来なかったね」と言われたオーロラは、義母の仕業だと勘づきました。そのことを義母に聞きましたが、誤魔化されてしまいました。
セバスチャンは人を雇いクーパーのことを調べさせていました。悪い噂はないものの、家族についての暗い過去をセバスチャンは知ることになります。「いい脅し文句だ」と言われますが、「僕のやり方ではない」と言って聞かなかったことにします。しかし次の日、新聞にそのことが載ってしまいます。その記事を見た義母がオーロラに祖母であることを伝えてしまいました。クーパーは真実を話しますが、オーロラに信じてもらえず「会いたくなかった」とまで言われてしまいます。シェフとメイドに「力になれなくてすまない」と言われたクーパーは、「絶対に諦めないし、あの子を救う」と言ってひとまずホテルを後にします。
セバスチャンがホテルに食事を頼み、オーロラがスクーターで持っていくと、「一緒にスクーターでドライブしよう」と誘われます。レストランに連れてきてもらったオーロラは、「そこにあるピアノを弾いて」と頼まれます。勇気を出して弾き始めるオーロラ。弾き終わると、セバスチャンをめがけて記者がやってきます。2人はその場を逃れることができましたが、オーロラはセバスチャンから、特別な友人と言われてしまいました。
シンデレラ 後編の結末
オーロラに「小説の夢を諦めないで」と言われていたセバスチャンは、執筆をしていたものが出来上がりました。そこへマルトーネから電話が来て商談が決まりました。オペラを観に行こうとしていた父に言うと、本格的な商談の話を持ちかけますが、顔色を変えて電話を切ってしまいました。
オーロラの誕生日がやってきました。ですがそんな日に、大事なピアノを義母が売り払ってしまいます。「誕生日が来たから信託基金で買い戻す」と言うと、「そのお金は使ってしまった」と言われて落胆するオーロラ。「父はそんな契約していないし、写しを持ってるから確認するわ」と言い、その場を去ります。
用紙を探しにオーロラの部屋に入った義母は、仮面舞踏会のときに使用したシューズを盗み、オーロラを訪ねてきたセバスチャンにでまかせを言ってしまいます。「信じていたのに裏切られた」と言って、出て行ってしまいました。オーロラはホテルを出て行くと言い、シェフとメイドと共に父との思い出の地を離れることに。
3週間後、セバスチャンはティナとの結婚を発表しました。
オーロラは父の友人から連絡が来て、「もう1度チャンスをあげるからピアノを聴かせてくれ」と言われます。自信がないオーロラですが、審査員の元へ行きます。そこへクーパーが現れます。オーロラは「事情があるので弾けません」と言ってその場を出ようとしますが、「意地を張らないで」とクーパーに言われ、もう1度ピアノの前へ座ります。外で待つクーパーの元へ行くオーロラ。2人は和解をします。そして、見事合格して音楽大学への進学が決まりました。
セバスチャンはティナとの買い物の帰り、オーロラとの思い出の地を見つけて車を止めます。オーロラを忘れられずにいたのです。そして、オーロラの発表会の招待状が届きます。
義母のもとへクーパーの弁護士が来ます。そして、義母と共謀した父の弁護士が警察に捕まり、義母のことも供述したので直ちにホテルを立ち退き、所有権はオーロラへ渡るというのです。
セバスチャンは結婚式へ行く途中、「父の期待に応えるのではなく、自分の道を諦めたくないので結婚を取りやめる」と言い、オーロラの発表会へ急ぎます。オーロラは見事、発表会を大成功に収めました。そこへセバスチャンがやってきて「疑ってごめん」と言います。オーロラとセバスチャンはキスをして外へ出て、クーパーと抱き合い物語は幕を閉じます。
以上、映画「シンデレラ 後編」のあらすじと結末でした。
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