東京無国籍少女の紹介:2015年日本映画。天才と言われた女学生の藍は、病気をしてからは突然変な行動をとるようになりました。藍を広告塔にしたい校長、藍を毛嫌いする担任教師、そして藍を必死で治そうとする保健医。そんな中、突如学校は戦場と変わってしまうという内容の、ミステリー映画です。二つの世界の説明は全くなされず、解釈は見た人が考えると言う作品です。
監督:押井守 出演者:清野菜名(藍)、金子ノブアキ(担任教師)、田中日奈子(沙羅)、吉永アユリ(優里)、花影香音(莉奈)、りりィ(保健医)、本田博太郎(校長)ほか
映画「東京無国籍少女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「東京無国籍少女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
東京無国籍少女の予告編 動画
映画「東京無国籍少女」解説
この解説記事には映画「東京無国籍少女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
東京無国籍少女のネタバレあらすじ:起
学園祭まで1週間、その後は卒業制作に追われる美術学校のデッサン室で、天才ともてはやされた藍(清野菜名)は途中で教室を出ました。そして講堂で鉄くずのオブジェを作っていました。藍は特別な病気にかかっていました。
校長は志願者の減る学校にとって藍は広告塔だと考え、自由にやらせて藍が在学することで入学者を増やそうと考えていました。担任教師は、一人だけ特別で扱いにくい事から、専門の病院に送りたいと思っていました。保健医は藍に薬を飲ませて必死で治療しようとしていました。しかし同級生たちは陰口を叩き、沙羅たちのグループが藍をイジメの対象にして、いつも言葉の暴力を振るっていました。
ある日、トイレで沙羅たちが藍に暴行を加えました。すると藍は棒ブラシを折り、沙羅の胸元に突きつけました。鬼気迫る藍の顔を見た沙羅は、その場を去りました。
東京無国籍少女のネタバレあらすじ:承
講堂でオブジェを作る藍に、担任教師が仮病だろうと詰め寄り、嫌な言葉を次々と話し始めました。すると藍は担任教師の喉元にノミを突きつけ、軽く切り裂きました。
ヌードデッサンの授業中、一人だけ別のデッサンをする藍の絵を担任教師が塗りつぶしました。怒った藍は暴れ出しました。このことで担任教師は保健医に、早く病院へ送れと迫りました。しかし保健医は私に任せてと言いました。
講堂でオブジェを作る藍は、講堂で寝泊まりするようになりました。汚れた姿で廊下を歩いていると、一人の女子が外国語で『お前は何故ここにいるんだ?』とつぶやきました。気になった藍でしたが、再び講堂に戻ると、保健医が食事を持って来ました。むさぼるように食べた藍は、オブジェ作りに集中し、装甲車のような大きなものが完成しました。
東京無国籍少女のネタバレあらすじ:転
再び女子に『お前は何故ここにいるんだ?』と言われた藍は、テストの日、同じクラスにその女子がいるのがわかりました。その女子や沙羅が鉛筆でリズムをとっていました。女子が突然立ち上がり教室から出ていくと、藍が立ち上がりました。その時、激しい地震が起こりました。鉛筆の音でモールス信号を感じ取った藍は、そのまま教室を出ました。
デッサン室に入ると、武装集団のメンバーが二人いて、一人が女子をレイプしようとしていました。藍はノミで見張っていた男を刺しました。その時、レイプされていた女子がマシンガンをとり、男を射殺しました。その女子は藍でした。
藍はもう一人にとどめを刺し、廊下に出ました。そして武装集団の兵士たちと銃撃戦になりました。マシンガンと銃剣で次々殺しながら進みました。廊下の兵士を全滅させた藍は、自分の教室に入りました。
東京無国籍少女の結末
教室にも武装集団がいました。藍は担任教師も生徒も巻き込んでマシンガンで皆殺しにしました。そして外を飛ぶ敵のヘリコプターにロケットランチャーを砲撃し、墜落させました。
目覚めた藍は野戦病院にいました。傍らには保健医だった軍医がいて「やっと帰ってきたのね」と言いました。そして校長や担任教師が軍の幹部としていました。横のベッドには知っている顔の女性が死んでいました。
外に出た藍は学校の周りが戦場になっているのがわかりました。側には撃墜したヘリコプターがありました。戦車の上に沙羅たちがいて、手を差し伸べ、藍は戦車の上に上がりました。そして藍たちは前線へと進み始めるのでした。
以上、映画「東京無国籍少女」のあらすじと結末でした。
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