クロール ―凶暴領域―の紹介:2019年アメリカ映画。大学で行われた競泳大会に参加していたヘイリーに、姉のベスから、ハリケーンが通る地区に住んでいる父と連絡が取れないと電話がありました。幼い頃から父と競泳に取り組んできたヘイリーは、ハリケーンに向かって父の家に行きますが、父はワニに襲われて動けなくなっていました…という内容のモンスターパニックホラー映画です。
監督:アレクサンドル・アジャ 出演者:カヤ・スコデラリオ(ヘイリー・ケラー)、バリー・ペッパー(デイヴ・ケラー)、アンソン・ブーン(スタン)、ホセ・パルマ(ピート)ほか
映画「クロール 凶暴領域」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クロール 凶暴領域」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
クロール凶暴領域の予告編 動画
映画「クロール 凶暴領域」解説
この解説記事には映画「クロール 凶暴領域」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クロール凶暴領域のネタバレあらすじ:起
フロリダで行われた大学の競泳大会に出場したヘイリーは、好タイムで泳いだものの目指す順位にはなれませんでした。更衣室で着替えていると、姉のベスから電話が入りました。ハリケーンが近づいている事を知らせ、離婚後に一人で暮らす父と連絡が取れないという内容でした。
ヘイリーのいる試合会場から父の家は、ハリケーンに向かって行けば近い距離でした。幼い頃から父と二人三脚で競泳をやっていたヘイリーはいてもたってもいられず、危険だと言うベスの言葉を無視し、父の様子を見に行くため車に乗り込みました。
ハリケーンに近づくと強風になり、一部住宅地は浸水していました。道路を走ると警察官に通行止めで引き返すように言われました。その警察官はベスの元カレのウェインで、通してくれと頼みますが、無理だと言われました。ヘイリーは帰るふりをしてUターンし、父の家に向かいました。
やがて父の家に着くと、愛犬のシュガーだけがいて、父の姿はありませんでした。車がなくて、近くに父の実家があることから、ヘイリーはシュガーを連れて実家に向かいました。その通り道にはワニの飼育場がありました。
クロール凶暴領域のネタバレあらすじ:承
実家に着くと父の車があり、リビングにはスマホが放置されていました。着信履歴が20数件あり、しばらく見ていないようでした。部屋中を探しますが父はいないため、もしやと地下室に向かいました。
ラジオの音がして、奥へ進むと父が倒れていました。怪我はしているものの呼吸があり、ヘイリーはシートを使って階段まで父を運びました。
その時、巨大なワニが襲ってきました。配管の隙間に逃げ込んでワニをかわすと、父の意識が戻りました。オレを置いて帰れと言う父ですが、ヘイリーは連れて帰ると言いました。父と一緒に競泳の練習をやった思い出を話しているうち、ヘイリーのスマホが離れた場所で鳴りはじめました。ヘイリーはスマホを取りに行くと、ワニの尻尾が見えました。
一安心してスマホを手に取りいじっていると、もう一匹のワニが出てきました。逃げるヘイリーは脚を噛まれるものの、父のもとに戻りました。父は、地下へ通じる扉がもう一か所あると言ってヘイリーに教えました。
クロール凶暴領域のネタバレあらすじ:転
ワニに注意しながら配管沿いを進み、扉を見つけますが、その上にモノが置かれていて、扉は開きませんでした。扉の上ではシュガーが泣いていましたが、ヘイリーは諦めて戻ろうとしましたが、ワニが周囲を泳ぎ、浸水は進み、地下室の水は胸まできていました。
通気口から覗いていたヘイリーが、ショップの前に人がいるのを見つけ、懐中電灯で合図すると、そのうちの一人の男が気づきこちらに向かってきました。彼ら3人は、店主らが避難して無人になった店から金品を奪っていました。しかし3人は順番にワニに襲われて食われてしまいました。
しばらくすると、ウェインとピートがボートでやって来ました。二人の車を見つけて家の中に入ってきたウェインに、父とヘイリーは地下室を叩き合図しました。やっと気づいたウェインが助けに向かいますが、ピートと共にワニに食われました。
この騒動で父の元に戻ったヘイリーに、父は配管を通じて外に出る方法しかないと言い、ヘイリーは配管を通り地下を進みました。すると途中にワニの巣を見つけました。ワニはここで産卵もしていて繁殖していたのでした。
クロール凶暴領域の結末
ヘイリーはウェインの死体から拳銃をとり、1匹のワニを殺しました。このころには地下室の水位は首まできていて、父は床との隙間で息をつないでいました。ヘイリーは浸水した最後の配管を競泳で鍛えた力で潜水して泳ぎ、地上へ出ました。
そして警察のボートに乗り、実家に戻ると、父の叫び声のする床を剥がし、父を救いました。サイレンが鳴り響き、堤防の決壊の放送がありました。時間がないと父とシュガーをボートに乗せて漕ぎ出したその時、決壊による濁流が押し寄せました。
ボートは実家の2階に飛ばされ戻されました。水位はすでに2階まで来ていました。父はワニに腕を噛まれました。そして屋根裏部屋にシュガーと上がり、屋根を壊して屋根の上にあがりました。
一方、ヘイリーは押し寄せた水で逃げ場を失い、2階の窓から泳いで屋根に上がる決断をしました。急流となっている流れを泳ぎ、屋根の一部につかまりました。ワニも追ってきて、ヘイリーに襲いかかろうとしますが、ワニは急流に負けて流されていきました。
流れに逆らいながら屋根に手をかけると、父の手がヘイリーの手を掴みました。そして屋根の上に上がったヘイリーを、父とシュガーが迎えました。一面、水で覆われた住宅地を見渡すと、上空にヘリが見えました。ヘイリーはヘリに向かい発煙筒で合図するのでした。
以上、映画「クロール ―凶暴領域―」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する