ダブルフェイス 秘めた女の紹介:2009年フランス映画。ある時突然自分や家族が別人に変わってしまい、その原因を突き止めるべく失った幼少時の記憶を取り戻そうとする女性を描いたサスペンス。S・マルソー、M・ベルッチの仏・伊2大女優が共演。
監督:マリナ・ドゥ・ヴァン 出演:ソフィー・マルソー(ジャンヌ)、モニカ・ベルッチ(ローザマリア)、ブリジット・カティヨン(ナディア)、アンドレア・ディ・ステファノ(テオ / ジャンニ)、ティエリー・ヌーヴィック(テオ)、ほか
映画「ダブルフェイス 秘めた女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ダブルフェイス 秘めた女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ダブルフェイス 秘めた女の予告編 動画
映画「ダブルフェイス 秘めた女」解説
この解説記事には映画「ダブルフェイス 秘めた女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ダブルフェイス 秘めた女のネタバレあらすじ:起・視覚の歪み
パリに住む作家のジャンヌは8歳までの記憶がなく、書くことで記憶を取り戻したいと、自伝小説の執筆に取り組んでいた。
その日、夫テオが撮影したビデオ映像を家族で見たジャンヌは、その時をきっかけに家族の妙な動きと家の中の違和感を感じる。改めて映像を見たジャンヌは、そこに映る自分の顔が別人のものになっているのを見て驚くと同時に、夫や子供の顔も別人のものに変わって見えるようになる。
母のナディアだけは変わらなかったが、ジャンヌの前には黒髪の少女の姿が現れるようになる。
ダブルフェイス 秘めた女のネタバレあらすじ:承・失った記憶を探って
外へ出たジャンヌは景色もこれまでとは変わってしまい、全く違った世界に迷い込んだような自分に激しく戸惑い、精神科を受診したジャンヌは、しばらく母の元で過ごすことにする。
母の家で落ち着きを取り戻したジャンヌだったが、無くした記憶のことで言い争いになり、何か隠しているような気がすると言ったとたん、ナディアの顔も別人に変わってしまう。
そこでジャンヌは、自分と母、変わる前のナディアの顔をもつ女性の姿が映る、昔の写真を見つける。イタリアの友人だと聞いたジャンヌは彼女に会いに行く。
ダブルフェイス 秘めた女のネタバレあらすじ:転・見知らぬ知人
写真の場所を訪れたジャンヌは、カフェで働くその女性ヴァレリーを見つける。写真を見せ、自分はジャンヌだと告げると、彼女は知らないと言いながらも憤慨し、店を出て行ってしまう。
そこには以前のテオの顔を持つヴァレリーの息子ジャンニも存在していた。ただならぬ様子を心配するジャンニに、彼女は真実を知るためにヴァレリーに会いたいのだと言うと、ジャンニはジャンヌが知っている人に似ているが、その人は既に死んでいるのだと話す。
ダブルフェイス 秘めた女の結末:たどり着いた真実
その晩、ジャンヌの前に例の少女が現れ、誘われるように彼女の後をついていくと、たどりついたのはヴァレリーの家だった。
ジャンヌはある部屋の中からヴァレリーがジャンニに、ジャンヌはジャンニの異父姉ローザマリアなのだと話しているのを聞く。別室に隠れたジャンヌが鏡を覗くと、そこに映ったのは例の少女、8歳のローザマリアの姿だった。
そこへヴァレリーが現れ、連れ子のローザマリアを夫が疎んじたため、パリのナディアに預けられたことを知る。家を出たジャンヌはそこで記憶が蘇る。
ナディア一家に引き取られたローザマリアは、ナディアの娘ジャンヌも同乗する車でパリへ向かう途中、事故に遭い、その時ジャンヌは死亡、記憶を失ったローザマリアは自らジャンヌと名乗るようになっていた。
真実を知ったジャンヌは、テオと子供たちのもとに戻ると、そこでローザマリアが家族との再会を喜ぶ姿を目にする。ジャンヌとローザマリアは互いの存在を感じながら、自伝小説を書き進める。
以上、映画「ダブルフェイス 秘めた女」のあらすじと結末でした。
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