ラスト・クリスマスの紹介:2019年イギリス映画。毎年クリスマスシーズンになると必ず耳にしたことのあるWham!の名曲「ラストクリスマス」をモチーフにして作られた作品です。毎日何気なく暮らしてきた主人公のケイトが、魅力的で不思議な青年トムと出会った事から始まるロマンチックなラブストーリーです。
監督:ポール・フェイグ 出演:エミリア・クラーク(ケイト)、ヘンリー・ゴールディング(トム)、ミシェル・ヨー(サンタ)、エマ・トンプソン(ペトラ)、ほか
映画「ラスト・クリスマス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ラスト・クリスマス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ラスト・クリスマスの予告編 動画
映画「ラスト・クリスマス」解説
この解説記事には映画「ラスト・クリスマス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ラストクリスマスのネタバレあらすじ:起
友達も恋人もいない、寂しい生活をしているケイト(エミリア・クラーク)。唯一誇れるものだった歌もイマイチ本気になれず、受けたオーディションはことごとく落ちて、さらに落ち込みます。
世はクリスマスシーズン。クリスマスショップで働くケイトは、妖精の格好をしても気分は憂鬱なままでした。なぜ自分だけこうなんだ…。全てが嫌になり、仕事にも身が入りません。
そんなある日、ケイトは空を見上げている青年に出会います。珍しい鳥がいると青年と一緒に見上げていると、顔に鳥のフンが落ちてきました。やっぱりついてない… ケイトの気分はなかなか上がりません。
さらには、店の鍵をケイトが閉め忘れたために泥棒に入られてしまいます。店のオーナーのサンタ(ミシェル・ヨー)からは愛想を尽かされ、同居人からも見捨てられ、ケイトは挫けそうになっていました。
するとケイトはまた青年に出会います。青年はトム(ヘンリー・ゴールディング)と名乗りました。ケイトは散歩に誘われ、この日一日トムに付き合う事になります。二人はとても楽しい時間を過ごします。
不思議な雰囲気を持つトムは、何故かケイトの日々の悩みを言い当てたり、適切なアドバイスをくれたり、何よりポジティブで、優しく話しかける姿にケイトは惹かれていきます。
ラストクリスマスのネタバレあらすじ:承
ケイトは次第にトムに会えるのを心待ちにするようになりました。店の外にトムを見つけたケイト、すぐに駆け寄って行きました。
同居人に追い出され、今夜は泊まる所がないとケイトが話すと、トムはホームレスのシェルターに連れていきます。そこはトムがボランティアとして働く場所でもありました。しかし不思議な事に、そこにいる人達がトムの事を知らないのです。
ケイトの気持ちはより強くなっていきますが、なかなか縮まらない距離に少し不安になります。そんなある日、トムがケイトを家に招待したのです。その事が嬉しくて、ケイトは日頃抱えている悩みをトムに話し始めました。
心臓移植を受けて今の命があるケイト。ゆえに歌手になりたい夢にはなかなか自信が持てないでいます。ケイトは全てをさらけ出し、トムと一線を越えたい気持ちでいましたが、トムはそれを拒否してしまいます。それを愛されていないと感じたケイトは、トムの前から去ってしまいました。
あれから何度かトムに会ったケイトでしたが二人がこれ以上進展することはありませんでした。
ラストクリスマスのネタバレあらすじ:転
ケイトは路上でクリスマスキャロルを歌い、お金をもらっていました。それは確かに前向きに行動したおかげでした。ケイトはトムのおかげで変われたのです。しかしケイトが変わったのは一つだけではありませんでした。
今まで自分の事ばかりを考えていたケイトが、周りの人達の事を考えるようになったのです。仲違いしていた母親のペトラ(エマ・トンプソン)に、これまでの事を謝罪、互いに意地を張っていた心が雪解けします。
こんなにも自分を変えてくれたトムにまた会いたい、そう思ったケイトは居たたまれなくなり、再びトムの家に会いに行きました。
トムの部屋までやってくると、そこにいたのは不動産業者でした。ケイトはトムに会いに来たと話しますが、業者は部屋は一年以上空き家だと言います。不審に思ったケイトが以前、彼の家に行った時に忘れていった携帯を探すと、部屋から出てきたのです。
ラストクリスマスの結末
一年前に住んでいた者の名前を調べてみると、トム・ウェブスター、それはトムでした。しかし、交通事故で亡くなっていたのです。
そしてドナーになっていたトムの心臓は、ケイトに移植されていました。にわかに信じがたい話でしたが、心臓を移植し命をもらったケイトが悩み苦しんでいたのを、トムが助けにきたのでしょう。トムはケイトだけに見えた幻だったのです。
ケイトはトムが気に入っていた公園にやってきます。そこにトムはいました。「もらった心臓を大切にする。」そう約束するとトムは笑顔で去っていきました。残された公園のベンチをふと見ると、トムの名前がありました。「上を向いて」の言葉と共に。
その後、ケイトはチャリティーコンサートに参加しました。ペトラ達もやってきて会場は盛り上がっています。ケイトは幸せそうな笑みを浮かべ、生きている事の幸せを皆に伝えました。そしてリクエストが飛び、ケイトが選曲したのは「ラストクリスマス」でした。
以上、映画「ラスト・クリスマス」のあらすじと結末でした。
「ラスト・クリスマス」感想・レビュー
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めちゃ良い映画です。クリスマス映画にはありがちですが、正しく真面目に頑張ってれば、必ずいい事があるよ❗️と教えてくれる名作です。
なんとなく幸せを感じられないで生きていた女性が偶然の出会いから変わっていく映画
生きていることに意味なんて本当は必要ない
手の届く範囲の人を助けながら、些細なことで笑いながら生きていければ良い
恋愛映画ながらそんなメッセージを感じる映画
働いているクリスマスグッズショップの店長がなんだかんだ優しくて良い人