インディ・ジョーンズと運命のダイヤルの紹介:2023年アメリカ映画。ハリソン・フォードが考古学者を演じるアドベンチャーアクション作品『インディ・ジョーンズ』シリーズの第5作にして完結編です。前作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年)から15年ぶりとなる本作はこれまでのシリーズ全作品のメガホンを執ったスティーヴン・スピルバーグに代わって『フォードvsフェラーリ』などのジェームズ・マンゴールドが新監督に就任、本格的な宇宙開発時代に突入した1969年を舞台に老境に入ったインディが世界を変える力を持つとされる秘宝「アンティキティラのダイヤル」を巡る最後の大冒険に乗り込んでいきます。
監督:ジェームズ・マンゴールド 製作総指揮:ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ 出演:ハリソン・フォード(インディ・ジョーンズ)、フィービー・ウォーラー=ブリッジ(ヘレナ・ショー)、ジョン・リス=デイヴィス(サラー)、トビー・ジョーンズ(バジル・ショー)、ボイド・ホルブルック(クレーバー)、シャウネット・レネー・ウィルソン(メイソン)、イーサン・イシドール(テディ)、トーマス・クレッチマン(ウェーバー大佐)、オリヴィエ・リヒタース(ハウケ)、カレン・アレン(マリオン・レイヴンウッド)、マーク・キリーン(ポンティマス)、ナセル・メマルツィア(アルキメデス)、アントニオ・バンデラス(レナルド)、マッツ・ミケルセン(ユルゲン・フォラー)ほか
映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」解説
この解説記事には映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのネタバレあらすじ:起
第二次世界大戦真っ只中の1944年。アメリカの考古学者で冒険家のインディ・ジョーンズは仲間の考古学者バジル・ショーと共に、ナチスドイツ軍によって強奪された秘宝「ロンギヌスの槍」を奪還すべくドイツに乗り込んでいました。
一方、ナチスの科学者ユルゲン・フォラーは入手した「ロンギヌスの槍」が偽物であることを見抜きましたが、同時にフォラーは伝説の数学者・物理学者であるアルキメデスが発明したとされる秘宝「アンティキティラのダイヤル」を手に入れていました。これは時空の裂け目を使い過去へタイムスリップすることが可能なダイヤルでした。
インディとバジルは「ロンギヌスの槍」を積載した列車に乗り込み、そこで「アンティキティラのダイヤル」を発見しました。ダイヤルを奪ったインディとバジルはフォラーの追跡を振り切り、連合軍の攻撃に乗じて列車から脱出しました―――。
―――時は流れて1969年。すっかり年老いたインディはニューヨークの大学で教鞭を執っていました。しかし、学生たちは月面に降り立ったアポロ11号の乗組員の凱旋に熱狂しており、インディの講義には興味すら示しませんでした。
インディは私生活でも問題を抱えていました。(前作『クリスタル・スカルの王国』に登場した)息子のマットはベトナム戦争で戦死しており、そのことがきっかけで妻マリオンと別居していました。
インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのネタバレあらすじ:承
インディは大学の定年退職の日を迎えました。そこに今は亡きバジルの娘で、インディが名付け親となった考古学専攻の学生ヘレナが現れ、バジルが生前その謎を解き明かそうとしていた「アンティキティラのダイヤル」の話を持ちかけてきました。ダイヤルはかつてインディたちが脱出する際に二つに割れており、バジルは生涯をかけてダイヤルの研究にのめり込んでいたのです。
ダイヤルの片方はインディが所持していました。バジルはインディにダイヤルを破壊してくれるよう頼んでいましたが、インディは果たせずにいました。そこにあのフォラーが部下のクレーバーとハウケを引き連れて現れました。戦後、アメリカに落ち延びたフォラーは身分を偽ってアポロ計画のロケット開発に関わっており、CIA捜査官のメイソンと手を組んでいました。
ヘレナはダイヤルを持って姿を消し、インディはフォラー一味の追跡を逃れ、アポロ飛行士の凱旋パレードに逃げ込みました。インディは馬に乗って地下鉄のトンネルへと逃れましたが、騒動の最中にフォラーはインディの同僚を殺し、その罪をインディに擦り付けてしまいました。インディはかつての冒険仲間で今はタクシー運転手をしているサラーの助けを借りてアメリカから脱出しました。
その頃、モロッコに高飛びしていたヘレナはダイヤルを闇市場で競売にかけようとしていました。そこにインディも駆け付けましたが、ダイヤルは現れたフォラー一味に奪われてしまいました。インディとヘレナは、ヘレナの相棒である少年テディと共にフォラーの跡を追いました。フォラーは邪魔となったメイソンを殺害しました。
インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのネタバレあらすじ:転
インディ、ヘレナ、テディはダイヤルのもう片方をフォラーよりも先に探し出すことにし、手がかりとなるアルキメデスの墓の在り処を探すことにしました。墓の在り処の手がかりとなるのは、エーゲ海に沈んだままの石版「グラフィコス」でした。
インディら三人はギリシャへ向かい、そこでインディの旧友である潜水士レナルドに協力を求めました。インディとレナルドらは早速エーゲ海に潜り、「グラフィコス」を見つけ出しましたが、フォラーもインディたちに追い付きました。フォラーはレナルドを殺害し、インディに「グラフィコス」に書かれた暗号の解読を命じましたが、インディたちは隙を付いてその場から脱出しました。
暗号を解読したインディらはアルキメデスの墓がシチリア島にあることを突き止め、現地に向かいましたが、跡をつけていたフォラー一味はテディを拉致してしまいました。インディとヘレナは洞窟の奥深くにあったアルキメデスの墓に辿り着き、そこでダイヤルのもう片方を見つけました。アルキメデスの遺体はなぜか彼の生きていた時代にはないはずの腕時計をつけていました。
そこにフォラーが現れ、インディからダイヤルの片方を奪うと、もう片方と組み合わせてダイヤルを復元しました。フォラーの真の目的は第二次世界大戦最中の1939年に飛び、歴史を塗り替えてナチスドイツの勝利という未来を作り出すということでした。
インディは機転を利かせ、アルキメデスの時代より大陸は移動して座標が変わっていることを指摘しました。真に受けたフォラーはインディやヘレナ共々ダイヤルの力によって生み出された時空の裂け目に突入し、何とか逃げ出していたテディも別の飛行機を奪って時空の裂け目に入り込みました。
インディ・ジョーンズと運命のダイヤルの結末
インディらとフォラー一味は1939年ではなく、紀元前214年のシチリア島シメクサでした。そこではシラクサ包囲戦が行われており、フォラーらの乗る飛行機は交戦中のギリシャ軍とローマ軍から攻撃を受けました。インディとヘレナはパラシュートで脱出し、フォラーは一味共々飛行機を撃墜されて命を落としました。
この時代の人物であるアルキメデスは飛行機の墜落現場に赴き、そこでフォラーがつけていた腕時計とダイヤルを回収しました。アルキメデスと対面したインディは自分はこの時代に残るからヘレナに元の時代に帰るよう命じましたが、ヘレナはインディを殴って気絶させると、助けに来たテディの飛行機で元の1969年に戻りました。
1969年に戻ったインディはヘレナ、テディ、サラーと対面し、駆け付けてくれたマリオンと和解しました。
以上、映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」のあらすじと結末でした。
「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」感想・レビュー
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何もかもが最高な作品でした。ハリソン様のインディからの卒業作ということもあってラストがものすごく感動的でよかったです。10回は観に行くつもりです笑
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女学生らにラブラブな目で見られてたのに、いまじゃ、あくび上等な授業態度な学生たち…。
息子は戦死してるし、嫁さんとは別居状態。
正直、成功した姿のインディを見せて欲しかった。
成功者とまでは行かなくても、誰からも尊敬されてて欲しかった。
ガッカリで始まったストーリーは、冒険も定年な高齢者?には無理なアクションの連続。
インディシリーズは遺跡などでの謎解き、ハラハラドキドキが定番だったのに、都市部でのアクションばかり。
わざわざインディジョーンズでやる必要ない。現実が上手く行ってないからか現実逃避したくて、過去の世界に留まりたいって駄々こねるし。
その前に、結構な重傷なのに、まだ走り回ってるし。
興行成績大失速、大滑り、制作費も稼げてない状況に陥ったのも分かる。
スピルバーグが監督しなかったのは、シナリオが悪すぎたからだろう。 -
前作の宇宙人のインパクトが強すぎたのもありタイムスリップものであることにそこまでインパクトさがなかった。また前作でヒロイン、息子とハッピーエンドを迎えてたのもあり正直シリーズ通して好きだった自分としては蛇足感が否めない。安定のディズニー商法。
ダイヤルによって、当初行きたかった1939年ではなくB.C.214年に行ってしまったのはアルキメデスがダイヤルに仕込んだ意図的なことだとインディが話していましたが詳細がわからないままでした。