悪の法則の紹介:2013年アメリカ映画。凄腕の弁護士が恋人との結婚のために、一回限りの麻薬密輸業に参加することにします。しかし、クライアントの願いをきいたことからトラブルに巻き込まれてしまった弁護士は、泥沼にはまっていきます。豪華俳優陣による人間の欲、死などがテーマの根底にあるストーリーが展開されます。
監督:リドリー・スコット 出演:マイケル・ファスベンダー(カウンセラー)、ペネロペ・クルス(ローラ)、キャメロン・ディアス(マルキナ)、ハビエル・バルデム(ライナー)、ブラッド・ピット(ウェストリー)、ほか
映画「悪の法則」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「悪の法則」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「悪の法則」解説
この解説記事には映画「悪の法則」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
悪の法則のネタバレあらすじ:起
凄腕の弁護士は恋人のローラとの結婚を考えています。カウンセラーと人々に呼ばれる彼は、出張と偽りアムステルダムを訪れ、ローラへの婚約指輪を購入します。プロポーズは成功し、カウンセラーは友人のライナーとその愛人マルキナのパーティーに現れ、ナイトクラブの営業と一回限りの麻薬密輸業の話をします。
悪の法則のネタバレあらすじ:承
カウンセラーはライナーの友人であるウェストリーの元を訪れます。ウェストリーからビジネスについて詳しく聞き、麻薬カルテルが手段を選ばないため、メキシコのでの麻薬密輸に関わることはリスクが高いと忠告を受けます。カウンセラーは取引に参加することに同意します。カウンセラーはライナーからマルキナが謎の女であることを伝えられます。マルキナはカウンセラーが麻薬の密輸に関わるという情報をライナーの家に仕掛けられたマイクから盗み聞きしています。
悪の法則のネタバレあらすじ:転
カウンセラーは殺人の罪に問われているルースという女性の願いを聞き入れ、スピード違反を犯した彼女の息子を開放することします。マルキナは電話で指示をしてルースの息子を殺させます。その後麻薬を奪います。ウェストリーはカウンセラーに麻薬が盗まれルースの息子が運びやであったことからカウンセラーが麻薬を盗んだと思われていると伝え、逃げるようにと警告します。
悪の法則の結末
カウンセラーはローラに電話で離れた場所で待ち合わせをすることを伝えます。ライナーはメキシコの麻薬カルテルに殺されてしまいます。ローラもカルテルに誘拐されてしまい、カウンセラーはカルテルメンバーの一人へフェにアドバイスを求めますが、麻薬密輸に関わることを決めた時点で決断はくだされているとしてカウンセラーに運命を受け入れろといいます。カウンセラーはメキシコへ渡り、ローラが殺された映像を受け取ります。マルキナは麻薬を手に入れることが出来なかったためウェストリーを殺し彼の金を奪います。
「悪の法則」感想・レビュー
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ありがちなマフィア抗争ものと思いきや、全編謎に満ちたサスペンスストーリーでした。キャメロン・ディアス演じるマルキナは完璧なサイコパスですね。人を騙したり傷つけたりすることになんのためらいもない。そして彼女のファッション、ヘアメイクにも要注目です。個人的にはあの独特なアイラインが気になりました… あとはハビエル・バルデムは本当に凄い俳優だなあと。007でもその演技力には圧倒されましたが、本作でもまた全く違う悪役像を見せてくれました。そしてブラピの無残な死に様はトラウマものです… もう二度と見たくないと思いつつ、独特なムードと謎に惹きつけられて、また見たくなってしまう…恐ろしい作品です…
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ちょっとした欲望が人生を破滅にもたらしてしまう・・・。そんなことを示唆している いや、示している映画だなぁと感じました。奥行きのある作品で、流石 鬼才 リドリー・スコット監督!天晴れです。
なんでこの監督はこんなにも人間を魅力的に描きつつ、ストーリーもそれほどややこしくない作品ばかりなのに、観終わった後に物凄く考えさせられ、
もう一度、観直してみたくなる作品ばかりです。
この映画ももくうちゃん様 なな様が仰る通り、頭から離れません(笑)
魅惑の映画です。
豪華俳優達が惨い状況に追いやられていくところは、胸が張り裂かれそうでしたが、だからこそ俳優陣のパーフェクトな演技力を観て頂きたいです。
スゲー作品でした!!
人間のもつ底知れない欲望が描かれている映画で、視聴後の評価は人により賛否両論に分かれると思います。主人公は、既に成功をおさめた弁護士なのですが、ちょっとした欲から、一度で多額の金が稼げる麻薬ビジネスに手を出そうとします。そのちょっとした欲が、彼のもつ全ての幸せを壊す破滅の道につながっていくことに気づかない・・・そんな映画です。が、物語のあらすじを追うだけでは、この映画の奥行はわかりません。実際この映画を見たあとは、数日間頭の中を離れないほどの衝撃を受け、怖いもの見たさでつい何度か見返してしまいました。すると、初回の視聴ではわからなかったのですが、終盤の展開を彷彿とさせる伏線的なセリフが序盤から巧みに散りばめられていて、非常によく練られた脚本だと最後には感心してしまいました。複数人で見るより、一人でじっくり視聴するのがおすすめの、ちょっと考えさせられる映画です。