Vフォー・ヴェンデッタの紹介:2005年イギリス,ドイツ映画。同名のグラフィックノベルの映画化。製作・脚本を「マトリックス」シリーズで知られたウォシャウスキー兄弟(現在は二人とも性転換して姉妹)が担当。近未来の独裁政権を倒そうとする孤高のヒーローVの活躍を描く。
監督:ジェームズ・マクティーグ 出演;ナタリー・ポートマン(イヴィー)、ヒューゴ・ウィーヴィング(V)、スティーヴン・レイ(フィンチ警視)、スティーヴン・フライ(ゴードン・ディートリッヒ)、ジョン・ハート(アダム・サトラー議長)、ほか
映画「Vフォー・ヴェンデッタ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Vフォー・ヴェンデッタ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「Vフォー・ヴェンデッタ」解説
この解説記事には映画「Vフォー・ヴェンデッタ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
Vフォー・ヴェンデッタのネタバレあらすじ1
近未来、第三次世界大戦が勃発。終戦後はアダム・サトラーと名乗る独裁者がイギリスを牛耳り、人々は自由な意見も言えずに暮らしています。ある夜、ロンドンに住む若い女性イヴィーは念入りに化粧して、霧深い戸外へ。しかし夜間外出禁止令が出されているため、秘密警察が彼女をとがめ、そのまま強姦しようとします。そこへ現れたのが、ガイ・フォークスの仮面をつけたVと名乗る男。Vはあっさりと秘密警察を倒した後、建物の屋上でイヴィーに裁判所の爆破テロを見せます。
Vフォー・ヴェンデッタのネタバレあらすじ2
イヴィーは翌朝、職場である国営放送BTNに出勤しますが、そこにもVが現れ、暴力によってスタジオを占拠。火薬陰謀事件にちなんだ11月5日に、国会議事堂の前へ来ることを国民に呼びかけます。Vはスタジオから脱出、監視カメラに映った姿から協力者に見なされることを見越して、イヴィーもアジトに匿われることになります。イヴィーと暮らし始め、彼女に好意を抱くV。その間にもサトラーの党幹部たち、国営法のキャスター、英国国教会の司教、そして女医のサリッジを一人ひとり殺していきます。
Vフォー・ヴェンデッタのネタバレあらすじ3
Vはもともと普通の人間だったのですが、サリッジによる人体実験で超人的な力を身につけることになったのです。イヴィーも紳士的なVには好意を持つのですが、殺人を続けるその姿に抵抗を覚えてアジトを出て、元上司であるディートリッヒのもとに身を寄せます。ディートリッヒは、サトラー政権へのレジスタンスとして独断で風刺番組を放送しますが、サトラーの逆鱗に触れて逮捕、たちまち殺されてしまいます。そしてその協力者であるイヴィーもまた牢獄へ。イヴィーは秘密警察による拷問を受けながらも、壁の穴に隠された女優ヴァレリーの日記を見つけ、それを読むことで何とかその苦しみを耐え忍びます。
Vフォー・ヴェンデッタの結末
そして長い牢獄生活のあと、彼女は突然外へ。実は逮捕とそれに続く拷問はVがやったことであり、彼はイヴィーの精神を鍛えるためにそんな芝居を打ったのです。イヴィーは当然激怒しますが、Vの苦悩も理解し、和解します。そして11月5日、放送を見た国民が国会議事堂へやってくる中、ヴィクトリア駅跡でサトラーを殺したVは自らも致命傷を負い、イヴィーに頼んで列車に乗せてもらいます。国会議事堂の地下でその列車は爆発し、国会議事堂は吹っ飛びます。その様子を見る国民たち。その顔にはVによって配られたガイ・フォークスのマスクがつけられています。
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