カサンドラ・クロスの紹介:1976年イタリア,イギリス映画。イタリアの大プロデューサー、カルロ・ポンティによるパニック映画。キャスティングは、バート・ランカスター、イングリッド・チューリンなどの異色の顔合わせ。もちろんポンティ夫人のソフィア・ローレンも出演。
監督:ジョルジ・パン・コスマトス 出演:リチャード・ハリス(ジョナサン・チェンバレン博士)、バート・ランカスター(マッケンジー)、ソフィア・ローレン(ジェニファー・チェンバレン)、エヴァ・ガードナー(ニコール・ドレスラー)、マーティン・シーン(ロビー・ナヴァロ)、ほか
映画「カサンドラ・クロス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「カサンドラ・クロス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「カサンドラ・クロス」解説
この解説記事には映画「カサンドラ・クロス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カサンドラ・クロスのネタバレあらすじ:起
空撮のカメラが林を越えてゆっくりと巨大な建物に近づいてゆきます。そこはジュネーブにある国際保健機構という施設。救急車が到着して患者を慌てて中へ運びますが、実は彼らはテロリスト。警備員を殺して施設内にあるアメリカの研究所へ侵入しますが、すぐに犯行は露見。警備員と撃ち合う内に犯人の一人が極秘に研究中の細菌を浴び、そのまま逃げてしまいます。彼はそのままストックホルムゆきの列車へ。
カサンドラ・クロスのネタバレあらすじ:承
保険機構の担当女医は列車を止め、犯人を隔離することを主張しますが、アメリカ陸軍情報部のマッケンジー大佐は乗客全員がすでに菌に感染しているのではないかと考えます。そこでマッケンジーは列車のルートを変更し、ポーランドに用意した隔離キャンプへ列車ごと運ぶことを提案。しかしそのルートでは途中”カサンドラ・クロス”として知られる鉄橋を通らなければなりません。そこは1948年以来30年ほど使用されておらず、耐久性に問題がありました。マッケンジーは橋が崩壊して、そのまま乗客が全員死亡する事も考慮に入れていたのです。
カサンドラ・クロスのネタバレあらすじ:転
乗客には著名な医師チェンバレンがいました。マッケンジーは、無線電話で彼を呼び出し、細菌について説明した上で車内にいるテロリストを捜させます。そしてテロリストは間もなく発見されますが、やはり感染症状を呈していて危険な状態でした。ヘリコプターによってそのテロリストを列車から移動させようとしますが、トンネルがあって不可能です。もはや乗客に事情を隠しておける状態ではなくなり、列車はニュールンベルグで一旦止められます。マッケンジーの命令により、警備隊と医療班が列車へ。窓などを密閉し、車内から空気がもれないように処置をします。車内の空気は別のポンプから供給されました。
カサンドラ・クロスの結末
ポーランドへ向かって列車は再び発車。しかし感染者が出始めます。チェンバレンは感染者を一つの車両へ。乗客の一人がカサンドラ・クロスについて告げると、チェンバレンはマッケンジーに鉄橋を使わないように進言。しかし、マッケンジーは無視します。そのうち、その細菌は高濃度酸素によって死滅することが分かります。その事を知らせようとしても、すでに列車の無線機が破壊されていました。鉄橋が近づき、自分たちが犠牲にされることを悟った乗客たちが守備隊と対決。列車と機関車をなんとか切りはなそうとします。やがて、列車が渡り始めると、やはりその重みに耐えきれず、橋は崩壊。半分の車輛と一部の乗客だけを残して、カサンドラ・クロスは姿を消しました。
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