ジュラシック・パークの紹介:1993年アメリカ映画。スピルバーグ監督作品で恐竜映画の金字塔。クローン技術によって古代の恐竜を生き返らせたテーマパークが舞台。そのテーマパーク「ジュラシック・パーク」のオープン前に考古学者と創設者がパークを体験するのだがそこではティラノサウルスなどの野生を取り戻した恐竜たちが襲い掛かるのだった。
監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:リチャード・アッテンボロー(ジョン・ハモンド)、サム・ニール(アラン・グラント博士)、ローラ・ダーン(エリー・サトラー博士)、ジェフ・ゴールドブラム(イアン・マルコム博士)、サミュエル・L・ジャクソン(レイ・アーノルド)、ほか
映画「ジュラシック・パーク」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジュラシック・パーク」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ジュラシック・パークの予告編 動画
映画「ジュラシック・パーク」解説
この解説記事には映画「ジュラシック・パーク」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジュラシックパークのネタバレあらすじ:起【恐竜が蘇った!】
考古学者アラン・グラント博士(サム・ニール)とエリー・サトラー博士(ローラ・ダーン)の元に、世界的なセレブであるジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー)が訪ねて来ます。無人島に、あるテーマパークを建設したがオープン前に是非体験してほしい、協力してくれるのなら研究費を出すという条件でアランとエリーに頼み、二人はそのテーマパークに行くことにしました。テーマパークに到着し、広大な草原をジープで走っていると、なんとそこには巨大な恐竜ブラキオサウルスがゆっくり地響きをたてて歩いているではありませんか。アランとエリーはどうやって恐竜を蘇らせたのかパニックになってジョンに詰め寄りますが、ジョンは得意げに「後でお見せするよ」と言うばかりです。テーマパーク、ジュラシックパークの中心部にある操作室に到着すると、そこには、恐竜の卵やバイオテクノロジーによってクローンを作る研究室がありました。今まで見た事のない技術に感動しながらも、神の領域だとアラン達は批判します。外に出るとそこにはジョンの二人の孫と世界的な数学者マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)がすでに体験ツアーの準備を整えていました。テーマパーク内を走る電気自動車も用意され、いよいよツアーが始まります。
ジュラシックパークのネタバレあらすじ:承【檻の電気設備がシャットダウン!恐竜が暴れだす】
電気自動車には、孫達とアラン、エリーとマルコム博士がそれぞれ乗り込み2台で出発しました。極力自然な形で恐竜を展示しているために恐竜の出現は恐竜の気分次第。恐竜が目の前に現れる事がなくツアーは進んでいきます。車内で恐竜の説明を行うレコーダーと恐竜が合わず、子供達は退屈しだします。天気も悪くなり、ますますこんな退屈なジュラシックパークの建設は失敗だったとマルコム博士が結論付けたその時、目の前に巨大で凶暴なティラノサウルスが檻を破って現れました。エンジニアの一人が故意に電気設備をシャットダウンさせ、ジュラシックパークを機能させなくしたためでした。子供達はパニックになり大声で叫びだします。ティラノサウルスは、子供達が乗っている自動車に襲いかかり、車は一瞬でつぶされてしまいます。アランはわずかな隙間から車を脱出し、ティラノサウルスを自分の方へおびき寄せますが、うまくいきません。マルコム博士も協力しようと走り出した瞬間、ティラノサウルスの巨大な口で襲われてしまいます。
ジュラシックパークのネタバレあらすじ:転【放たれた恐竜対人間】
何とかティラノサウルスから逃れたアランと子供達は、操作室に戻ろうと鬱蒼とした森の中を歩いて戻ろうとします。一方エリーは、けがをしたマルコム博士と何とか車で操作室に戻りますが、電気設備を戻そうと対策を練ります。やはり恐竜たちが自由に動き回る森の中を進まなければならないということが分かり、エリーが行くことになりました。森の中では圧倒的に恐竜たちが優位。そして危険な恐竜はティラノサウルスだけではありません。知能が高いハンター、ヴェロキラプトルも森の中に放たれてしまっていました。エリーは何とか地図を見ながら電気設備を回復させに向かいますが、何度も恐竜に襲われてしまいます。命からがら電気設備を手動で回復させることに成功しましたが、ティラノサウルスは自由のまま。森の中を歩いていたアランと子供達も生命の素晴らしさを感じるとともに、恐竜の恐怖におびえながら何とかジョンが待機している施設に戻ることが出来ました。
ジュラシックパークの結末【まだまだ終わらない恐怖】
操作室に全員が避難出来ましたが、エンジニアがわざと電気設備を破壊したため、プログラムを起動しなおさなければならないことがわかりました。しかしジュラシックパークに残っているのはプログラミングには詳しくない者ばかり。マルコム博士も怪我の為動くことが出来ません。パニックになっているところへ、あのヴェロキラプトルが襲いかかってきました。頭のいいラプトルは自分でドアを開け施設内に入ってきたのです。施設内には何匹ものラプトルが侵入し、アラン達を襲います。逃げても逃げても足の速さでは全く適わず、アラン達は追い詰められてしまいます。ラプトルが上体をかがめ襲いかかろうとした瞬間、あのティラノサウルスが施設の壁を破って勢いよくラプトルを襲いました。仲間のラプトルがティラノサウルスに襲いかかり両者で争っているすきを見て、間一髪でアラン達は島を抜け出し助かることが出来ました。ジュラシックパークは、恐竜達の襲撃によってオープンすることなく幕を閉じました。
以上、映画ジュラシック・パークのあらすじと結末でした。
続いて、ジュラシック・パークのレビュー・考察を紹介します。
「ジュラシック・パーク」感想・レビュー
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1番印象的だったシーンは電流の切れた柵の向こうからティラノサウルスがドシッドシッと足音を立てて出て来たシーンです。車内にいる子供たちや大人たちだけではなく見ている私も恐怖のどん底に落とされました。だってティラノサウルスは肉食の恐竜なのです。物凄くリアルなティラノサウルスだったので物凄く怖かったけれど、最後まで楽しめる映画だと思います。
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世界的に恐竜フィーバーとなっていましたね。恐竜たちの質感や存在感に、当時圧倒されました。恐竜が蘇ったら?という誰しもが夢見るワクワクした感じと、遺伝子操作という禁断の科学に手を出してしまった人間の欲が描かれているあたり、流石はスピルバーグ監督だと思いますし、ティラノザウルスみたいな大きな肉食恐竜よりも、本当に怖いのは俊敏で頭の良いラプトルたちというトコロも良いですね。今見ても面白い映画です。
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いくつか、続編がある中で、やはり原点である1作目が一番印象に残ってます。ヴェロキラプトルとの攻防には、スクリーンから目がはなせませんでした。色々な恐竜が出現するなかで、やはり一番印象があるのは、ヴェロキラプトルです。単純な凶暴さなら、ティラノサウルスでしょうが、あの頭の良さ、しつこさは、映画を見ていて、ハラハラしました。恐らくこのシリーズの看板恐竜と言っても過言ではないと思います。
やはり、こちらの映画も1作目が一番素晴らしいと思います。初めて見た時はあまりにリアルな恐竜にびっくりしました。やはり全部をCG処理していないので質感がリアルに再現できているんですね。ただのパニック映画にならずに科学技術の凄さや、命を生み出す最先端の技術を扱う難しさや怖さも問うている深い内容になっているので、満足度大です。
2作目からは、娯楽要素だけが強くなってくる印象があるので1作目がイチオシですね。