赤んぼ少女の紹介:2007年日本映画。15年前の戦時中に生き別れになった南条家の両親の元に行った葉子はそこでタマミという妹の存在を知ることになります。しかしタマミは成長しない赤ん坊のままの姿で、地下室で暮らしていました。しかし葉子の存在によりタマミは狂暴な少女に変貌していきます…という話です。楳図かずおの怪奇漫画の映画化です。
監督:山口雄大 出演:水沢奈子(南条葉子)、野口五郎(南条敬三)、斎藤工(吉村高也)、板尾創路(運転手)、堀部圭亮(吉村誠也)、生田悦子(紀伊スエ)、浅野温子(南条夕子)ほか
映画「赤んぼ少女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「赤んぼ少女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
赤んぼ少女の予告編 動画
映画「赤んぼ少女」解説
この解説記事には映画「赤んぼ少女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
赤んぼ少女のネタバレあらすじ:起
大雨の中を葉子は施設の職員の吉村に連れられタクシーに乗り込み南条家に向かいます。途中大雨でタクシーは止まり、運転手はここで一晩明かすと言い出しました。南条家の敷地に入って居るため吉村は雨の中を葉子と歩いて行くことにしました。屋敷に着くと使用人のスエが出てきて南条は仕事中で会えないと言われますが吉村がしつこく説得をすると、南条に吉村が合うことになりました。葉子は暖炉の前で一人待ちますが赤ん坊の声がして見に行くと人形だらけの部屋に入りますが、何かに追われて逃げました。翌朝吉村は南条家の話をしました。南条家はお化け屋敷と言われていると知らされました。吉村は葉子になにかあったらすぐ連絡しなさいといい南条家を出ました。
赤んぼ少女のネタバレあらすじ:承
葉子は子守歌を歌う声を聴きました。子守歌の主を探すと南条夫婦に出くわしました。母親の夕子はぬいぐるみを赤ん坊のように抱いていました。父親の敬三は葉子を見て喜びました。敬三は葉子に話しました。15年前戦時中に防空壕で生き別れになった事、そして葉子を失った妻がそれ以来ぬいぐるみを赤ん坊のように抱いていることでした。そして葉子が生きていることを知り探し当てて今日に至ったということでした。敬三は葉子に部屋を与え葉子を連れて見せました。その時天井裏から二人を覗く誰かがいました。葉子は敬三とスエにこの家には赤ん坊が居ると話しました。そのころ夕子は掛け軸の裏を開けて『タマミ』と呼んでいます。中にはタマミの食べた空の食器がありました。敬三はスエにタマミはどうなったのかと聞きました。スエはタマミは病院に預けられ10年前に死にましたと告げます、敬三はタマミのことは忘れて葉子と暮らすと言いました。
赤んぼ少女のネタバレあらすじ:転
敬三が夕子の部屋に行くと、捨てたはずのバッグを見つけました。そして掛け軸の裏の部屋を見つけました。敬三は昔のことを思い出しました。タマミを斧で殺した敬三はバッグに入れ車で崖の上まで運びました。バッグの中でタマミは生きていました。敬三は崖から谷底へタマミを投げました。南条家ではタマミが居なくなって夕子が半狂乱になっていました・・・そのころ葉子はスエにタマミの事を聞きますがタマミのことは話しません。葉子が敷地内を探していると古井戸に落ちました。葉子を救ったのは吉村高也でした。高也は兄の施設の職員の誠也が行方不明になり探していました。葉子は夕子に話を聞きました。タマミは葉子の妹で生まれてから歳をとらないと言っています。地下室では吉村誠也が殺されていました。タマミの仕業です。葉子はタマミに合いました。見るもおぞましい姿でした。タマミは葉子を殺そうと追いかけます。地下室に逃げ込んだ葉子のところに高也がやって来ますが、タマミに腕を切断されてしまいます。
赤んぼ少女の結末
タマミは葉子を執拗に追いかけます。逃げる葉子は殺されている敬三とスエを発見します。そのころ夕子はぬいぐるみを燃やしていました。葉子はタマミを地下室に閉じ込め火を付けました。しかしタマミは出てきて葉子の前に現れました。葉子は自分の妹のタマミに話しかけました。タマミは理解しているように見えます。タマミはもっていた薬品を誤って自分の顔にかけてしまいます。南条家は炎を上げて燃えています。高也は片手で葉子を井戸から引き上げました。葉子はタマミを抱いていました。そこに夕子が来てタマミを抱きかかえました。タマミは夕子に『ごめんなさい』と謝りました。夕子はタマミを抱いたまま燃え上る南条家に帰って行きました。背後には泣き叫ぶ葉子がいました。
この映画の感想を投稿する