アレキサンダーの紹介:2004年アメリカ映画。アレキサンダー大王が東方遠征に赴き命を落として数十年後。彼の家臣であったプトレマイオスが伝記を遺すため大王の生誕から没落そして死までを語る…。
監督:オリヴァー・ストーン 出演:コリン・ファレル(アレキサンダー)、アンジェリーナ・ジョリー(オリンピアス)、ヴァル・キルマー(フィリッポス)、アンソニー・ホプキンス(プトレマイオス)、ジャレッド・レトー(ヘファイスティオン)、ロザリオ・ドーソン(ロクサネ)、ジョナサン・リス=マイヤーズ(カッサンドロス)、ほか
映画「アレキサンダー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アレキサンダー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アレキサンダーの予告編 動画
映画「アレキサンダー」解説
この解説記事には映画「アレキサンダー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アレキサンダーのネタバレあらすじ:起
エジプトの白亜の宮殿に一人の老父プトレマイオス1世がいました。かれは若かりし頃、マケドニア王国フィリッポス王に仕えた後、その息子アレキサンダーに仕えた男でした。プトレマイオスがアレキサンダーについて語るのを、書記の男たちが書き留めて伝記を綴っていきます。アレキサンダーは妖女と恐れられたオリンピアスを母に持っていましたが、実の父はフィリッポスではないとされていました。成長すると、不仲の両親から得ることのできなかった無償の愛を親友ヘファイスティオンとの交流で埋めていきます。
アレキサンダーのネタバレあらすじ:承
20歳を迎えるころには立派な青年へと成長しました。フィリッポス王が何者かに暗殺され、黒幕とされたペルシャ帝国の中枢を討伐するために家臣の兵とともに東方へと進みます。4万の兵に対して20万を超えるペルシャ帝国の兵におののくこともなく勝利をおさめたマケドニア軍はバビロンの都を占拠し住人たちに迎えられました。その後味方を残して散った帝国の王の死を見届け、アラビア・アジア人の文化圏へと分け入り奴隷や平民を「解放」していきます。ペルシャ人の女性を妃として娶り、男児を産ませようとしましたが、子供に恵まれることはありませんでした。
アレキサンダーのネタバレあらすじ:転
東へ東へと行くにつれてインド北方の大山脈に当たり、一行は迂回路をとりました。南方のインドを経て、ここでも王の意向に沿わない者たちは虐殺されてしまいました。インドの宮殿でついに家臣クレイトスの不満が爆発。正気を失ったアレキサンダーは家臣たちの目の前で彼を刺殺してしまいます。自信を喪失し、一度は生気を失った王でしたが、東方への夢が彼を突き動かしました。一部の家臣や兵たちはもちろん反対しましたが、インドを超え、謎の巨大な怪物「象」と蛮族の待ち構える東へ進みました。現地の蛮族との戦いは熾烈を極めました。予想通り武装した象、それにまたがった有色人たち、彼らによって王は多くの兵と愛馬を失ってしまいます。
アレキサンダーの結末
アレキサンダーは故郷マケドニアとバビロン、各地の都アレキサンドリアに散り散りになった家族のもとに帰ることを宣言しました。王は美しい交易の町バビロンに戻り、2人の女性を娶りました。はじめの妻ペルシャ人のロクサネとの間に男児をもうけましたが、そんな時、親友ヘファイスティオンが亡くなります。その後、王も突然病床に伏します。ヘファイスティオンから受け取った指輪を手に、彼は絶命してしまいました。プトレマイオスたち家臣はアレキサンドリアの領地を争い、家臣の一人はロクサネと幼い息子を殺し、オリンピアやフィリッポスの息子までも殺害しました。プトレマイオスはかの王が神話のアキレスやヘラクレスい匹敵する偉業を成し遂げたと語り、終わります。
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