アルフィーの紹介:2004年アメリカ映画。「アルフィー」はマイケル・ケイン主演で昔作られた映画のリメイク作品です。今回はジュード・ロー主演で、プレイボーイの成れの果てを描いています。主人公は見事な容姿を武器にさまざまな女性と遊び歩きます。結婚は墓場だと考えていて、良い女とワインがあればそれで満足であると考えています。しかしやがてそのツケは自分に回ってきます。結局はひとりぼっちになってしまう主人公を通して、「人生とは一体何なのか?」を考える作品です。
監督:チャールズ・シャイア 出演者:ジュード・ロウ(アルフィー)、マリサ・トメイ(ジュリー)、オマー・エップス(マーロン)、ニア・ロング(ロネット)、ジェーン・クラコウスキー(ドリー)、スーザン・サランドン(リズ)、ほか
映画「アルフィー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アルフィー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アルフィーの予告編 動画
映画「アルフィー」解説
この解説記事には映画「アルフィー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アルフィーのネタバレあらすじ:起・プレイボーイ、アルフィー
主人公のアルフィーは派遣運転士をしています。彼は類い稀な美貌を持ち、それを武器にたくさんの女性と関係を持っていました。結婚は墓場だと考えており、美味しいワインと美女がいれば、人生はそれで良いと考えていました。そのため彼は関係が深くなり、女性の方から結婚をほのめかすようになると、連絡を取らなくなり逃げてしまいます。シングルマザーのジュリーは、自分がアルフィーにとって都合の良い女になっていることに気づいて、結婚をほのめかします。それを聞いて逃げ腰になるアルフィーに失望し、彼と別れることを決意します。
アルフィーのネタバレあらすじ:承・友人の恋人と
アルフィーはジュリーに別れを告げられます。女性の方から別れを切り出されたアルフィーは、経験のない寂しさを感じます。その寂しさから親友のマーロンの彼女であるロネットと関係を持ってしまいます。マーロンとロネットは喧嘩中でしたので、一度の過ちでした。マーロンはロネットと結婚することになります。自分とロネットとの関係をマーロンが築いていないことにほっとします。しかしロネットがマーロンと結婚すると聞いて寂しさも感じます。忘れるように行きずりの女性たちと関係を持ちますが、体調が悪くなり病院に行くことになります。病院でしこりが発見され、検査結果が出るまで生きた心地のない気持ちになります。そこで老人と出会います。老人は「人生で一番大事なのは愛する女性と出会うことだ。」と言います。アルフィーはその言葉が引っかかり、老人から連絡先を貰います。
アルフィーのネタバレあらすじ:転・運命の人を探して
検査の結果、しこりは良性でした。喜んだアルフィーは運命のは人を見つけると意気込みます。そして情熱的で魅力のある女性ニッキーと出会います。しかし最初は情熱的だったものの、彼女の自由奔放さに嫌気がさしていきます。アルフィーは仕事で知り合ったお金持ちの熟女リズに心を奪われます。大人で知性的で落ち着きのあるリズに夢中になったアルフィーは、ニッキーに別れを告げます。ニッキーは雨の中、部屋を出ていきます。何とも言えない気持ちになったアルフィーは、この気持ちを晴らすために、郊外に引っ越した親友のマーロンを訪ねます。マーロンは留守でしたが、ロネットはいました。いろいろあったけど、2人とまた友達に戻りたいとアルフィーは言いますが、ロネットは首を横に振ります。ロネットには赤ちゃんがいました。そと赤ちゃんはたった1回の過ちで出来たアルフィーとの子供だったのです。マーロンは今は許してくれていると言います。そこへ家には帰ってきたマーロンと出会います。アルフィーを見るマーロンの目は、友達を見る目ではありませんでした。
アルフィーの結末:プレイボーイの成れの果て
友達も失ったアルフィーは、病院で会った老人に会い話を聞いて貰います。これからは女性に誠実に接するんだと論されたアルフィーは、リズの家を花束を持って訪問しますが、リズの様子が変なことに気づきます。リズは既にアルフィーよりもっと若い男に恋人を乗り換えていました。誰もいなくなったアルフィーは、ニューヨーク乗り換えて夜景を見ながら途方にくれます。「人生って何なんだろう?僕には何もない。」俯くアルフィーでしたが、「僕は女性から何かを与えられてばかりだったけど、自分から女性に何かを与えたことは一度もなかった。」と気づきます。アルフィーは前を見て歩き出します。アルフィーは運命の人を見つけられるのか?それともずっとひとりぼっちなのか?未来は誰も分からぬまま物語は終わります。
以上、「アルフィー」のあらすじと結末でした。
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