ふしぎの国のアリスの紹介:1951年アメリカ映画。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが製作した13番目の長編作品であり、ルイス・キャロルが書いた児童小説「不思議の国のアリス」やその続編の「鏡の国のアリス」の世界を描いている。公開当初は酷評されていたものの、リバイバル上映されると、その独特な映像が再評価された。
総監督:ベン・シャープスティーン 監督:ハミルトン・ラスク、クライド・ジェロミニ、ウィルフレッド・ジャクソン 出演者:キャサリン・ボーモント(アリス)、スターリング・ホロウェイ(チェシャ猫)、ビル・トンプソン(白うさぎ/ドードー)、エド・ウィン(マッドハッター)、ヴェルナ・フェルトン(ハートの女王) ほか
映画「ふしぎの国のアリス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ふしぎの国のアリス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ふしぎの国のアリス」解説
この解説記事には映画「ふしぎの国のアリス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ふしぎの国のアリスのネタバレあらすじ:起
ある昼下がり、川辺にある木陰で姉と本を読んでいたアリスは、大きな懐中時計をぶら下げて走っていく白うさぎを見かけます。気になったアリスはその白うさぎを追いかけますが、大きな穴に落ちてしまいます。不思議な穴の一番下まで着いたアリスは、その空間から脱出しようと小さなドアのノブに手をかけますが、ドアノブに体が大きすぎて入れないと言われます。不意に現れた小瓶やクッキーによって体が小さくなったり大きくなったりしたアリスは驚き、とうとう泣き出してしまいます。涙でいっぱいになった部屋で体を小さくしたアリスは、小瓶の中に入り込み、鍵穴を通り抜けることに成功しました。
ふしぎの国のアリスのネタバレあらすじ:承
その後も次々と不思議な動物や人物と出会ったアリスは、何とか元通りの体の大きさに戻ります。そこでチェシャ猫に会ったアリスは彼の話を聞き、なんでもない日(誕生日でない日)を祝うお茶会を催すマッドハッターたちに出会います。お茶を飲まないかと誘われパーティーに参加するアリスでしたが、彼らに白うさぎの行方を聞いても話が通じません。そこへ白うさぎが現れ、アリスはその後を追いかけますが道に迷い、遂に追いかけるのを諦めてしまいます。
ふしぎの国のアリスのネタバレあらすじ:転
途方に暮れているアリスの元に再びチェシャ猫が現れ、アリスはハートの女王の存在を知ります。会ったことがないとチェシャ猫に言うと、彼はアリスをトランプの国に案内しました。そこでアリスは白いバラに赤いペンキを塗り続ける3人のトランプ兵たちに出会います。ハートの女王は赤いバラが好きなのですが、間違えて白いバラを植えてしまったのだと説明するトランプ兵たち。アリスはペンキ塗りを手伝うことにします。そこへハートの女王がやって来て怒った彼女は、トランプ兵たちの処刑を命じ、アリスをクリケットに誘います。しかしそこでチェシャ猫がいざこざを起こし、アリスはそのせいで裁判にかけられます。裁判から逃げようとするアリスをハートの女王やたくさんのトランプ兵たちが追いかけてきます。
ふしぎの国のアリスの結末
逃げるうちに最初に出会った喋るドアノブにたどり着いたアリスは、ドアノブから自分がただ眠っているだけだったことを知ります。鍵穴を覗くとそこには寝ている自分が。アリスは「起きるのよ!」と呼びかけます。うなされるアリスでしたが、彼女の名前を呼ぶ姉の声を聞いてようやく目が覚めます。アリスは姉から「夢を見ていたのね。」と言われ、現実の世界に戻ったことを実感したアリスは、姉からお茶に誘われるのでした。
とっても不思議で理不尽な世界観が魅力的です。
古い映画ですがその映像は今でも色褪せることなく美しいと思います。
背景はもちろんアリスを始めとする各登場人物の躍動感がたまりません。
CGでは出せない生き生きとした生命力が伝わってきて、何度見ても飽きることがありません。
ディズニーアニメの最高傑作といっても過言ではないです。