アナコンダの紹介:1997年アメリカ映画。アマゾンの奥地にやってきた調査団、途中で出逢った遭難者を救出するもそれはアナコンダを捕えようとする密猟者であった。徐々に本性を表す密猟者と怪物アナコンダとの三つ巴の戦いが今始まる。
監督:ルイス・ロッサ 出演:ジェニファー・ロペス(テリー・フロレス)、アイス・キューブ(ダニー・リッチ)、ジョン・ヴォイト(ポール・サローン)、エリック・ストルツ(スティーヴン・ケイル博士)ほか
映画「アナコンダ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アナコンダ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「アナコンダ」解説
この解説記事には映画「アナコンダ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アナコンダのネタバレあらすじ:1/5
アマゾン流域のとあるホテル、テレビ局のディレクターであるテリーが資料を読んでいるところへ、ケイル教授がやって来ます。同行していたガイドから例の部族に関する情報を聞き出したと言います。それによると、その部族は実在し、場所についてもある程度の目星がついているとのことです。テリーは撮影の方は任せてと喜びを顕わにします。調査に向かう船が到着、関係者達が準備をしています。教授が航行ルートをガイドのマテオに確認し、最も安全なものを選択します。マテオとの話が終わるとウェストリッジ氏が高そうなワインを持って到着し、昨夜のフライトは最悪だったと愚痴のようなことを言いつつ、教授とテリーに軽く挨拶すると船に乗り込みます。やがてマテオから出港の準備が完了したと報告を受けた教授は全員に荷物の再点検を指示し出発します。海のように広いアマゾン、幻のシリシャマ族を求めて奥地を目指す船の上では番組の収録が行われています。一方、音声担当のゲアリーがプロダクション・マネージャーのデニスに体を要求するような言葉を発しますが、あっさり断られます。そんな中空模様が怪しくなり、さらに座礁して動けなくなった人物を発見します。その人物はポール・サローンと名乗り、上流の村まで乗せていってもらうよう頼みます。なぜここにとの問いに、動物園などから依頼を受けて蛇を捕えていると答えます。一行のことを聞き返されたので、ドキュメンタリーの撮影でシリシャマ族を追っていると話すと、はっきりと目撃したことを明かします。教授はサローンにそこへ案内してもらうことを頼みます。
アナコンダのネタバレあらすじ:2/5
夜、寝る間際のひと時をくつろぐ一行、教授とテリーも仕事の手を止め、蛍を見ています。蛍が光っている理由のうんちくを語る教授、その気になった二人は抱き合ってキスをします。その頃、巨大なアナコンダが船の近くで獲物を探しています。一匹の黒ジャガーが気配を感じて警戒しますが、なすすべもなく巻き付かれ、息絶えてしまいます。シリシャマ族がいるという秘境を目指し、さらに奥地へと船を進めると、一体の蛇のトーテムに遭遇します。サローンはシリシャマ族が建てたものだと言い、彼らはアナコンダを守り神として崇めていると神話について話しますが、教授は探しているのはあくまで蛇ではないと言い張ります。信じないなら次の村で降りると言い出すサローン、そんな中トーテムをバックに収録が再開します。夜になり、ゲアリーがデニスと一緒にジャングルの音を取りに森の中に入っていきます。その美しい音色に2人は仕事を忘れ、いちゃつき始めます。突然、気配が変わり、何かが2人に向かってきます。銃声と悲鳴を聞いた教授は銃を持ち出して警戒するも、サローンの姿を見て銃を下ろします。2人に迫っていたのはイノシシで、それを一発で仕留めたとゲアリーが話します。そして教授は夜に船を下りることをいかなる場合も固く禁じます。マテオの操縦ミスで船が動けなくなり、教授がスクリューに絡まったロープを切りに川に潜ります。すぐに問題の場所を見つけロープを切ろうとしますが、突然苦しみだして上がってきます。それを見たカメラマンのダニーが川へ飛び込んで教授を引き上げてみると、口の中からスズメバチが出てきますが、腫れ上がった場所を切開、毒を吸い出すことで何とか死なずに済みます。
アナコンダのネタバレあらすじ:3/5
町へ引き返すため、霧で覆われた危険なルートを通らざるを得ないと判断するサローン、どうも信用できないと耳打ちするダニーに対し、テリーは他に方法がないと言います。しかし、ルートにはバリケードが張られています。爆破するしかないというサローンに対しテリーは反対しますが、引き返せば2日の損になると言われ、渋々受け入れます。バリケードを爆破するとその衝撃で大量の蛇が船に降ってきます。皆パニックになりかけていますが、サローンは一人冷静です。また、燃料の入っているドラム缶が川へ落ちてしまったがそれを気に留める様子もありません。その振る舞いにテリーは徐々に不信感を募らせます。さらに進む中、座礁した船見つけ、燃料があるかもとサローン・ダニー・マテオが探りを入れます。しかし、燃料はなく、代わりに大きな鉄の箱を運び出します。引き上げていくサローンとダニー、マテオに後に続こうとしますが、そこへあのアナコンダが出現、助けを呼ぶ間もなく巻き付かれ、飲み込まれてしまいます。戻ってこないことにおかしいと思ったダニー、様子を見に行くと懐中電灯だけが残っています。船に戻ると、サローンが大きなアナコンダの脱皮した皮を広げ、おそらく食われてしまったのだろうと話し、さらにアナコンダの恐怖について語り始めます。しかし、テリーはマテオが死んだのを確認しないまま、見殺しにしていくわけにはいかないとし、一刻も早く逃げようと迫るウェストリッジ氏を振り切り、一晩待つことにします。
アナコンダのネタバレあらすじ:4/5
翌日、戻ってこなかったマテオの代わりにウェストリッジ氏の操縦で船が出発します。サローンの指揮で船が動いていることに疑問を投げかけるテリー、前の晩にサローンに寝返ったゲアリーが今この状況で頼るべき人物は誰なのか、いっそう番組の趣旨も変えるべきではないのかと話します。そしてサローンが自分こそが船長だと宣言します。夜、昼間に捕えた獲物を餌にアナコンダをおびき寄せます。姿を現した巨大な怪物を前に騒然とする一行、サローンが麻酔銃を打ち込むも全く効かず、デニスが尻尾で足元を払われ川に落ちてしまいます。何とか引き上げるも、助けに向かったゲアリーがアナコンダに捕えられ、犠牲となります。弔いの言葉を唱えるサローン、それにデニスが怒り出します。一方でウェストリッジ氏がもう嫌だと泣きを入れますが、ならば川へ放り投げるまでと脅します。船を乗っ取ったサローンはアナコンダを探しに操縦室で舵を切っています。そこへテリーが現れ、ドア越しに何かを訴えるような目をしています。何の用かとドアを開けると、もはや元々のドキュメンタリーが収録できそうにないが、ここまで来た以上は収穫が欲しい、それでアナコンダを捕える所を撮影したいと申し出ます。やっと協力する気になったかと油断したところをダニー、ウェストリッジ氏が不意打ちし、縛り上げることに成功します。夜明け、サローンに対し、マテオがグルだったことを含め全ては仕組んだことだったと問い詰めますが、悪びれる様子もなく挑発する発言をします。無言で立ち去り操縦室に向かうテリー、操縦室ではウェストリッジ氏がダニーに船の動かし方を教えながら、都会の日常を想像させる言葉を口にしています。しかし不慣れなダニーは座礁させてしまい、動けなくなります。ウィンチで引っ張るしかなくなり、3人で作業を開始しますが、ウェストリッジ氏は納得がいかない様子です。
アナコンダの結末
その頃、デニスがナイフを手にサローンを殺そうとしますが、隙をつかれて足で締め上げられてしまい、絶命します。それに気づかない3人、そこへアナコンダが襲ってきます。急いで船に戻るテリーとダニー、逃げ遅れてしまったウェストリッジ氏は近くの岩へと昇ります。ライフル銃を持ってくるテリーですが、既に縛っていたロープを切っていたサローンが邪魔をします。船上で格闘している中、アナコンダが巻き付いていた木が折れて船の方に倒れてきます。全員船から放り出されてしまい、その間にウェストリッジ氏はあっけなく餌食となります。船へと戻ろうとするダニー、しかしアナコンダに巻き付かれてしまいます。テリーが船上に転がっていたライフル銃で銃弾を撃ち込むと、アナコンダは逃げていきます。何とか船に上がるダニー、しかし大事な獲物に傷を負わせたと怒るサローン、ライフル銃を奪い、ダニーに突きつけます。絶体絶命の中、傷が回復しかけていた教授が背後から麻酔銃を打ち込み、サローンは川へと落ちていきます。船を走らせると廃船と遭遇し乗り込む2人、燃料を見つけるも背後からサローンに不意を突かれ気を失います。猿の血を浴びせられて目を覚ますと、その匂いを嗅ぎつけアナコンダが現れます。2人に気を取られている隙をついてサローンが網を仕掛けます。しかし簡単に破られてしまい、サローンはアナコンダに巻き付かれてしまいます。廃船の中を逃げる2人、ダニーが煙突に誘い込み、燃料でアナコンダを燃やす作戦を思いつきます。煙突に登るテリー、しかし出口には金網が塞いでいます。鍵のある方をよく見ろとのダニーの言葉に何とか外に出るテリー、既にダニーが導火線に火をつけており、爆発でテリーは川へ放り出されるも何とか逃げることに成功します。炎に包まれながもしつこく追ってくるアナコンダ、やがて力尽き、川へと沈んでいきます。回復した教授がぼんやりと船の外を眺めているとあの幻のシリシャマ族と遭遇します。サローンの言っていたことは本当だったと驚く教授、テリーの掛け声でダニーがカメラを回します。その余韻に浸りながら、船はアマゾンの奥地から帰っていくのでありました。
以上、映画アナコンダのあらすじと結末でした。
アナコンダという怪物に仲間が次々に襲われます。大きいヘビのようなミミズのような怪物は1度見たら忘れられません。水の中から音も立てずにすっと出てきます。調査団も密猟者も、見ている人も大パニックになる作品です。アマゾンの奥地は怖いなと思いました。