白頭山大噴火の紹介:2019年韓国映画。イ・ビョンホンとハ・ジョンウが初共演を果たした、観測史上最大の大噴火による大地震で朝鮮半島が迎えた危機を描いたディザスタームービー。国と国、人と人との繋がりを細やかに豪華キャストで演出しています。
監督:イ・ヘジュン、キム・ビョンソ 出演:イ・ビョンホン(リ・ジュンピョン)、ハ・ジョンウ(チョ・インチャン)、マ・ドンソク(カン・ボンネ)、チョン・ヘジン(チョン・ユギョン)、ペ・スジ(チェ・ジヨン)、ほか
映画「白頭山大噴火」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「白頭山大噴火」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
白頭山大噴火の予告編 動画
映画「白頭山大噴火」解説
この解説記事には映画「白頭山大噴火」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
白頭山大噴火のネタバレあらすじ:起
北朝鮮と中国の国境付近にある火山白頭山が爆発してしまいます。それは観測史上最大のものとなり、その影響でマグニチュード7.8の地震が韓国の首都ソウルに直撃します。
街はパニックとなり多大な被害をもたらしました。この災害を防ぐため、韓国政府は長年白頭山の研究を行っていたカン教授(マ・ドンソク)に協力を要請します。教授によると、この先3度の噴火を繰り返し、75時間後に起こる4度目の爆発で朝鮮半島が崩壊するほどのダメージを受けてしまうようです。
その4度目の爆発を防ぐためには、白頭山のふもとで600キロトンという核爆弾を利用しないと起こせない爆発を起こす必要があるとカン教授は話します。そして韓国政府は、3.48%という低い成功確率の作戦にGOサインを出します。そして北朝鮮の保有する核爆弾を奪い、4度目の爆発に備えるという無謀な作戦を実行することになったのです。
韓国軍爆発物処理班のチョ・インチャン大尉(ハ・ジョンウ)がこの作戦に駆り出されることになりました。チョは今回の作戦に必要とされる北朝鮮に潜伏している工作員ジュンピョン(イ・ビョンホン)に接触することになりましたが、ジュンピョンはスパイ容疑で収監されています。
白頭山大噴火のネタバレあらすじ:承
地震の後の混乱で収監所内の囚人たちはこれ幸いと逃げ出しています。ジュンピョンは一人監禁されていたので難なく接触することができました。核爆弾の場所を言えば開放する、そう条件を突きつけジュンピョンに核爆弾の場所まで案内させます。
道中、上手く逃げ出したジュンピョンをインチャンは追います。妻と娘を探すため逃げたジュンピョンを探し当て、妻の無事を知り観念したジュンピョンと行動を共にします。そして核爆弾の保管場所にやってきました。
手際よく核爆弾を解体し、起爆装置に入れていくインチャンたち。しかし思いのほか早く二次爆発が起こってしまいます。思いもよらない出来事にインチャンは焦りますが、ジュンピョンと無事施設から脱出し外に出ます。
すると二人は作戦中止を韓国に訴えていたアメリカ軍の兵士に襲われてしまいます。どうにか逃げ出したインチャンとジュンピョン。その途中でジュンピョンはインチャンをスタンガンで気絶させます。
白頭山大噴火のネタバレあらすじ:転
ジュンピョンは中国と交渉し、娘と引き換えに爆弾を渡す密約をしていたのです。それに振り回されたインチャンといがみ合いながら続く逃走劇でしたが、いつしか二人に同じ父親という間柄からくる仲間意識が生まれてきたのです。
アメリカ兵の追走をかわし、中国との取引場所を目指している間に、三度目の爆発が起こってしまいました。爆発の危機を回避し、娘を諦めたくないジュンピョンは、インチャンに銃を向けてまで先を目指そうとします。
カン教授からインチャン連絡が入ります。それは爆破場所の変更でした。
取引場所にたどり着いたジュンピョンは、娘のスノクとようやく出会います。スノクはショックで口もきけない状態でした。
取引先の中国人が、ジュンピョンが爆弾を持っていないことに腹を立て、ジュンピョンの腹を撃ちます。アメリカ軍も現場に到着します。そこに白旗を持ったインチャンが入ってきます。
インチャンは持ってきた起爆装置を見せ、もう作動していて止められないことを伝えます。解除できないことを知った中国人もアメリカ軍も撤退を始めました。
白頭山大噴火の結末
もう作動している爆弾はどうしようもないことを悟ったジュンピョンは、インチャンと共に爆弾をカン教授から聞いた設置場所に持っていくことを決めました。スノクに別れを告げて出発します。
設置場所の炭鉱に到着した二人。しかし今度は発電機が壊れて動きません。ケーブルを切り、直接爆弾を落下させるしかありません。何かを決意したようにジュンピョンは、インチャンに一人で行くと伝えます。
腹を撃たれてもう助けようがない自分が行くべきだ、そう考えたのでしょう。ジュンピョンはスノクの事をインチャンに託し、一人で爆弾を爆破場所に持っていきました。
そして爆弾は爆発、白頭山の噴火は収まりました。インチャンも無事避難を完了させました。
1年が過ぎ、北朝鮮と韓国が統一することが決まりました。カン教授は韓国にとどまり、白頭山の研究を続け、マグマを使った再生エネルギーの開発を進めています。
インチャンの家ではスノクがすっかり家族の一員です。インチャンと妻、そして新たに生まれたインチャンの子供と仲良く暮らしています。
以上、映画「白頭山大噴火」のあらすじと結末でした。
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