Avalon アヴァロンの紹介:2000年日本映画。アヴァロンと呼ばれる仮想空間での戦闘ゲームを題材にした哲学的映画。ヘッドギアを装着して意識領域までゲームの世界へ入り込む設定。ポーランドで撮影されポーランド語での進行。
監督:押井守 声の出演:マウゴジャータ・フォレムニャック(アッシュ)、バルトウォミエイ・シフィデルスキ(スタンナ)、イェジ・グデイコ(マーフィー)、ダリウシュ・ビスクプスキ(司教)、ヴァディスワフ・コヴァルスキ(ゲームマスター)ほか
映画「Avalon アヴァロン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Avalon アヴァロン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「Avalon アヴァロン」解説
この解説記事には映画「Avalon アヴァロン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
Avalon アヴァロンのネタバレあらすじ:起
女性主人公アッシュは仮想空間アヴァロンでのかつて最強のパーティと呼ばれた集団ウィザード、そのメンバーである戦士でした。それがウィザードの解体によりソロプレイヤーの道を選びます。他のプレイヤーとの接触を持たない主義でソロを選んだアッシュはある日司教であるプレイヤーがアッシュと同じ戦法でそれ以上のクオリティでクラスAというステージを完遂するのをゲーム外モニターで見ました。その司教がアッシュを挑発しているサインを出していました。それをアッシュは感じ取ります。アッシュはその司教の情報を追いながらクラスAのその先のステージクラスSAがあることを知りそこへ進むために動き出します。
Avalon アヴァロンのネタバレあらすじ:承
クラスSAへの条件はパーティを組みクラスAの中で出現するゴーストという破壊対象ではないニュートラルキャラクター、悲しそうな眼をした少女、を撃ち抜くことです。それが唯一のゲートでした。それを元ウィザードのメンバーである盗賊スタンナから聞き出します。アッシュを挑発した司教が突然アッシュの部屋へ訪問してきます。その司教はアヴァロンのシステム供給側の人間でした。アッシュを招き入れるための会話がなされます。司教に召集されることになったアッシュはアヴァロンの開発にたいする意思を聞きます。クリアできそうでできないゲームとクリア不可能に見えて可能なゲームそのどちらが優れたゲームなのかは言うまでもないだろう、常にレベルアップしその均衡点を探る、それが彼らの仕事だという話です。
Avalon アヴァロンのネタバレあらすじ:転
招集されたアッシュはパーティとクラスA高射砲塔というアヴァロンのフィールドへ入ります。最強の敵を破壊しクラスSAへの扉であるゴーストが現れます。ゴーストを撃ち抜きクラスリアルと呼ばれるクラスSAへ入ったアッシュは今までとは全く違う世界観のフィールドへ入ります。戦闘がメインであったこれまでのフィールドとはうって変わり普通の都市の中で破壊対象ではないニュートラルの人物だけが存在するフィールドです。全ての人が普通に生活している地下鉄も走るヨーロッパの都市の風景です。装備はワンマガジンの拳銃一丁だけです。アッシュの全てのパラメーターは初期値に戻っています。クラスリアルクリアの条件は未帰還者と呼ばれるアヴァロンの中でロストした人物を撃ち抜くことだけです。
Avalon アヴァロンの結末
教会の中で荘厳な讃美歌がうたわれている場所にアッシュは行きつきました。その庭先にはかつてウィザードのメンバーであった未帰還者マーフィーがいました。アッシュはロストに至る経緯に対してマーフィーに対して罪悪感を持っていました。アッシュとマーフィーはアヴァロンと向き合うための価値観に対する対峙による緊迫した会話の中でお互いに拳銃を向けあうことになります。マーフィーをアッシュは撃ち抜きマーフィーはデータへ解体された像となって消えます。アッシュは無人となった教会の中へ歩み入りそこに現れたゴーストへと拳銃を向けそこで映画は終わります。
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