ビートルジュース ビートルジュースの紹介:2024年アメリカ映画。ビートルジュースはお調子者でけたたましい、女好きのゴースト。人間界に移住するため、30年以上も人間リディアと結婚する機会をうかがっていたが、ついに好機が到来。娘アストリッドを死後の世界にさらわれたリディアがやむなくビートルジュースに助けを求めた。一方、ビートルジュースの元妻ドロレスは霊界を恐怖に陥れつつビートルジュースの行方を捜し始めた。ティム・バートンの出世作になった『ビートルジュース』の続編。前作の世界観とマイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラの出演はそのままに、モニカ・ベルッチやウィレム・デフォーが参加し、霊界と人間界にまたがってコメディが展開されます。
監督:ティム・バートン 出演:マイケル・キートン(ビートルジュース)、ウィノナ・ライダー(リディア・ディーツ)、キャサリン・オハラ(デリア・ディーツ)、ジャスティン・セロー(ローリー)、モニカ・ベルッチ(ドロレス)、ジェナ・オルテガ(アストリッド・ディーツ)、ウィレム・デフォー(ウルフ)、アーサー・コンティ(ジェレミー)ほか
映画「ビートルジュース ビートルジュース」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ビートルジュース ビートルジュース」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ビートルジュース ビートルジュース」解説
この解説記事には映画「ビートルジュース ビートルジュース」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ビートルジュース ビートルジュースのネタバレあらすじ:ビートルジュースの影
リディア・ディーツはゴーストを見てしまう能力を活かし、心霊現象をあつかうテレビ番組「幽霊の館」の司会者として人気を博しています。ところが、番組公開収録の最中、ビートルジュースのフラッシュバックを体験して動揺し、収録を中断してしまいます。
ビートルジュースは、その名前を3回呼ぶと死後の世界から現れるゴースト。「バイオ・エクソシスト」として、人間に困らされているゴーストのために人間を怖がらせる会社を経営していますが、かつて、死後の世界から人間界へ移り住むことを望んで、まだ少女だったリディアに結婚を迫ったことがあったのでした。
その日リディアは、継母デリアに呼び出され、デリアの個展の会場に行きます。デリアはリディアの父チャールズが飛行機事故によって死んだことを告げます。正確に言うと、飛行機の墜落では死にませんでしたが、救助される前に他の乗客の目の前でサメに上半身を食べられたのです。
リディアとデリアはリディアの娘アストリッドが学ぶ寄宿制の学校に乗り込んで、アストリッドにお祖父さんの死を教えます。家族の中では唯一まともな人だった祖父の死をアストリッドは悲しみます(お父さんのリチャードはアマゾン川の船の事故で死んでいます)。アストリッドは有名人だけど変人の母がいるせいで学校でいじめられています。心霊現象も信じていません。
そのころ、死後の世界では、ビートルジュースの元妻ドロレスがバラバラの体をくっつけて蘇りました。ゴーストの魂を吸い取る彼女の能力の犠牲者が出ます。霊界警察の捜査官ウルフが捜査に乗り出しビートルジュースにも事情聴取しますがビートルジュースはドロレスを知らないふりをします。
実は黒死病の時代にヨーロッパで二人は結ばれましたが、カルト集団に属するドロレスは夫の魂を奪おうとしていました。毒を盛られたビートルジュースは自分が死ぬ前にドロレスを殺してバラバラ死体にしたのでした。ビートルジュースは元妻におびえつつ、未だにリディアとの結婚のチャンスをうかがっています。
ビートルジュース ビートルジュースのネタバレあらすじ:幽霊の館に帰る
リディア、デリア、アストリッド、そしてリディアの番組のプロデューサーのローリーはリディアが少女時代を過ごした、コネチカット州の田舎町ウィンター・リバーに向かいます。チャールズの葬儀と追悼展を行い、リディアの少女時代に住んでいた邸を売却するためです。
それは邸の元の住人のメートランド夫妻のゴーストやビートルジュースその人とリディアが出会った邸で元祖「幽霊の館」として有名です。ところがチャールズの葬式でローリーは、突然リディアにプロポーズし、二日後ハロウィンの日の深夜に結婚式が行われることに決まります。
この成り行きにあきれたアストリッドは自転車に乗って事故を起こしそうになって木に激突。木の枝の上にいたジェレミーと知り合います。
ビートルジュース ビートルジュースのネタバレあらすじ:頼みはビートルジュース
ハロウィンの晩です。リディアは、放射線に侵されたキュリー夫人の仮装をしたアストリッドをジェレミーの家に車で送りますが、その家に怪しいものを感じます。邸に帰ると不動産屋から、23年前にジェレミーが自分の両親を殺してから木の上に逃げて墜落して死んだと教わります。
一方、アストリッドも空中浮遊するジェレミーを見て彼がゴーストであること、母親のゴーストを見る能力は本物でそれが自分にも遺伝していることを悟ります。でも初めてつき合う男の子であるジェレミーの甘いことばを信じて、新しくゴーストになった人向けの手引書にしたがって二人で死後の世界へと行きます。ジェレミーが彼女と命を交換して人間の世界に戻ろうとたくらんでいるとは思いもよりません。
ジェレミーの家に行って娘がもう死後の世界に行ったことを知ったリディアは、娘を取り返すために禁断の手段にうったえます。その名を3回唱えてビートルジュースを呼んだのです。アストリッド救出のために死後の世界に自分を連れていくことと引き換えにビートルジュースと結婚すると契約してしまいます。
ビートルジュース ビートルジュースのネタバレあらすじ:親子再会
ビートルジュースがリディアを不法入国させたことを知ったウルフ捜査官は部下の警官に命じて捜査を開始します。ジェレミーにだまされたアストリッドは、待機期間を終えた死者を死者の国に運ぶソウル・トレインのプラットフォームに送られますが、リディアはソウル・トレインの中からアストリッドを引きずり出します。
二人は非常口から木星の衛星へと逃げますが、そこでは巨大なサンドワームに追われます。二人を救ったのは、今は霊界で駅員をしていて、娘が現われたのを見て驚いたリチャードでした。生者の世界に行こうとしたジェレミーも、出入国管理官になったビートルジュースによって地獄に落とされ、リチャードのとりなしで和解してリディアとアストリッドはこの世に戻ります。
その間にもビートルジュースの元妻ドロレスはゴースたちトの魂を吸い込みながらビートルジュースを捜し続け、彼のボスの件で警察に拘留されたビートルジュースの部下ボブもドロレスによって魂を吸われてしまいます。
一方、デリアは夫の墓前で儀式をしていましたが、牙を抜かせて購入したはずの毒蛇にかまれて死後の世界に行ってしまいます。デリアは夫チャールズをみつけてもらうためにリディアから話をきいていたビートルジュースを呼び出しますが、リディアをさがすのを手伝うという条件を飲みます。
ビートルジュース ビートルジュースの結末:いつまでもビートルジュース
リディアとアストリッドがこの世に戻ってきたのは、リディアとローリーの結婚式が始まる時間でした。ところが教会で式が始まろうというときにビートルジュースがデリアを連れて現れます。式を阻止するためにビートルジュースは自白剤をローリーに注射します。ローリーは結婚が金儲けのためであることを白状します。
リディアの結婚をかぎつけて参列したインフルエンサーたちはスマートフォンに吸い込まれ、リディアは結婚衣装を着せられ、巨大なケーキが登場し、ビートルジュースとの結婚式が始まろうとします。だがそこへ、ビートルジュースを追ってきたドロレスやウルフ捜査官と警官隊が現われます。ビートルジュースの「フリーズ」の一言で警官たちはフリーズしてしまいます。そしてビートルジュースは自分の代わりにローリーをドロレスにあてがおうとします。
アストリッドは新しくゴーストになった人向けの手引書で調べてサンドワームを呼び出し、サンドワームはドロレスとローリーをくわえて去ります。さらにアストリッドは、ビートルジュースは違法にリディアを死後の世界に連れいったから結婚契約は無効だと指摘し、リディアが、3度ビートルジュースの名を唱えると、ビートルジュースは体を爆発させて死後の世界へと消えました。
最後にデリアが毒蛇にかまれてしまったことをリディアとアストリッドに告げてウルフ捜査官によって死後の世界に連行されます。自分の死で自分のアート作品が値上がりするのがデリアにとってなぐさめとなりました。デリアはソウル・トレインのプラットフォームで上半身のない夫チャールズと再会を果たします。
生きている人間との生活をだいじにますと、リディアはテレビの「幽霊の館」を終了します。アストリッドは素敵な男性と出会い皆に祝福されて結婚します。やがて子供を授かりますが、生まれた赤ちゃんは小型のビートルジュースで、分娩室は惨劇の現場に…でも、それはリディアの悪夢でした。
以上、映画「ビートルジュース ビートルジュース」のあらすじと結末でした。
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