亡国のイージスの紹介:2005年アメリカ映画。福井晴敏が1999年に発表した同名小説を映画化したサスペンス・アクション映画で、某国のテロリストに乗っ取られ、東京都民全てを人質に取られた海上自衛隊のイージス艦の乗組員たちの苦闘を描きます。
監督:阪本順治 出演者:真田広之(仙石恒史)、勝地涼(如月行)、中井貴一(ホ・ヨンファ(溝口哲也))、寺尾聰(宮津弘隆)、佐藤浩市(渥美大輔)、吉田栄作(竹中勇)、豊原功補(杉浦丈司)、真木蔵人(宗像良昭)、谷原章介(風間雄大)、斉藤陽一郎(田所祐作)、安藤政信(ドンチョル(山崎謙二))、岸部一徳(瀬戸和馬)、原田芳雄(梶本幸一郎)、光石研(若狭祥司)ほか
映画「亡国のイージス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「亡国のイージス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
亡国のイージスの予告編 動画
映画「亡国のイージス」解説
この解説記事には映画「亡国のイージス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
亡国のイージスのネタバレあらすじ:起
防衛大学生の宮津隆史は自身のホームページに『亡国の盾(イージス)』という論文を実名で発表しました。隆史はこの論文の中で果たして今の日本は守るべき国であろうか、そしてこの国の今後のありようをどうするのか述べていましたが、発表の直後に謎の事故死を遂げました。
隆史の父で海上自衛隊護衛艦「いそかぜ」の副艦長・宮津弘隆(寺尾聰)が悲しみに暮れていると、そこに某国の工作員であるホ・ヨンファ(中井貴一)が接触を図ってきました。ヨンファは防衛庁情報局「DAIS」内事本部長の渥美大輔(佐藤浩市)にメッセージを送り、米軍からわずかな量でも東京中の生物を死滅させることのできる特殊化学兵器「GUSOH」を奪ったことを告げました。
ヨンファは海上訓練指導隊「FTG」の溝口哲也三佐という偽名を名乗り、海上訓練中の「いそかぜ」に監査の名目で乗り込みました。そしてヨンファは艦長を殺害、宮津と共に「いそかぜ」を乗っ取りました。その後、乗組員を装って潜入していた「DAIS」調査官の如月行(勝地涼)は艦長の死体を発見、独自に捜査を開始しました。
「いそかぜ」では訓練中の事故で隊員1名が死亡していましたが、先任伍長の仙石恒史(真田広之)は「いそかぜ」がそれでも訓練を続行したことに憤慨、上官に抗議しようとしたところ、宮津と溝口(ヨンファ)から艦長が死亡したこと、そして仙石の部下である如月が実は某国工作員であり、自分たちは「DAIS」から派遣されたのだと知らされました。
亡国のイージスのネタバレあらすじ:承
仙石は機械室に立て籠もった如月の説得にあたりますが、逆に如月こそが「DAIS」であり宮津と溝口(ヨンファ)が反乱分子であることを知らされます。それでも信じられない仙石は機械室の扉を開け、如月は溝口(ヨンファ)の手下らに拘束されました。
そこで仙石は初めて如月の言葉こそが真実であることに気が付きましたが時すでに遅く、宮津は乗組員全員の離艦を命じ、拒否した場合は「いそかぜ」を撃沈させると脅してきました。しかし、仙石は真相を確かめるべく単身で再び艦内へと戻りました。
「いそかぜ」は東京を射程圏内に収め、日本政府に対して10時間以内に「DAIS」や「GUSOH」の存在の公表、宮津隆史の死の真相の公表(隆史は「DAIS」に口封じのため抹殺された)、そして隆史の論文の大手新聞社の紙上への全文掲載を要求してきました。政府は国民には真相を伏せて対策を協議、「GUSOH」の中和剤の役目を持つ特殊焼夷弾「テルミット・プラス」で「いそかぜ」を破壊する準備を開始しました。
亡国のイージスのネタバレあらすじ:転
その頃、半分浸水しかかった部屋に潜入した仙石は、手製の爆弾で扉をこじ開けて艦内に突入、拘束されていた如月を助け出しました。無線機は如月が拘束された際に破壊されてしまったので、二人は艦の照明器具を使ってモールス信号を送る策に出ました。
作戦は成功し、「いそかぜ」を追尾していた潜水艦「せとしお」は信号を受けて工作部隊を派遣しようとしましたが、ヨンファたちは仙石がモールス信号を送ったことを知り、工作部隊に罠をかけようとしました。それに気づいた仙石たちは魚雷を撃って工作部隊の足止めに成功しましたが、同じ日本人を罠にかけることに躊躇した宮津とヨンファとの間に亀裂が入り始めました。
GUSOHを直接止める作戦に出た仙石と如月はヨンファの部下たちと戦う一方、自分が利用されただけに過ぎないことに気付いた宮津はヨンファを撃とうとしましたが返り討ちに遭って負傷しました。ヨンファを倒そうとした如月も倒され、二人を手当てした仙石は宮津から「いそかぜ」の全てを託され、未だ艦内に残っていた幹部全員に退艦を命じると、ヨンファと決着をつけるために向かいました。
亡国のイージスの結末
ヨンファは艦の舵を破壊して暴走させ、駆け付けた仙石と激しい死闘を展開しました。GUSOHを巡る攻防のなか、仙石は負傷しながらもヨンファを仕留め、GUSOHの起動を何とか阻止しました。
仙石は手旗信号でGUSOHを確保したことを伝え、衛星映像を通じて仙石の映像を見た日本政府は間一髪で「テルミット・プラス」発射命令を解除しました。仙石は無事救助されましたが、宮津はなおも暴走する「いそかぜ」を止めるため、艦を道連れにして海の藻屑へと沈んでいきました。
その後、仙石は自分宛てに送られてきた絵から如月が生き延びていたことを知りました。
以上、映画「亡国のイージス」のあらすじと結末でした。
「亡国のイージス」感想・レビュー
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恐らく現実的には,日本の海上自衛隊の護衛艦に某国(*この映画では,韓国の工作員って言う設定になってるけど?,現実におきるとしたら?、恐らく北朝鮮の工作員だと思うけど)の工作員(テロリスト)が自国の自分の部下の兵士を引き連れて東京を一瞬で破壊する科学兵器を持って海自の護衛艦に海自の特殊部隊の幹部になりすまして海自の全隊員を操り日本人皆殺しのテロ行為を企てるなど,現実にはあり得ない事だと思ってあくまで原作者の空想小説を映画化したもんだと最初からわかってたら空想というより妄想娯楽の国防映画だと思って思いきり楽しめた。
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小屋で首をつってた女の人は誰ですか
原田芳雄さんが総理大臣をつとめています。めずらしやー。
でも攻撃を決断し、また攻撃中止命令をします。
偉いさんになってもかっこいい!