ケープ・フィアーの紹介:1991年アメリカ映画。1962年の「恐怖の岬」をリメイクしたサイコスリラー。監督のスコセッシは、怪奇映画のベテラン監督でもあるフレディ・フランシスを撮影監督に迎え、色々と演出上のアドバイスを求めたという。
監督:マーティン・スコセッシ 出演:ロバート・デ・ニーロ(マックス)、ニック・ノルティ(サム)、ジェシカ・ラング(レイ)、ジュリエット・ルイス(ダニエル)、ほか
映画「ケープ・フィアー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ケープ・フィアー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ケープ・フィアー」解説
この解説記事には映画「ケープ・フィアー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ケープ・フィアーのネタバレあらすじ:起
フィアー岬についての思い出を語りだす少女の声。「もうあんな体験はしたくない」と彼女は言います。その体験とは……。刑期を終えたマックスが外に出てきます。体を鍛える事に専心していた彼は筋肉隆々。おまけに復讐に関する入れ墨だらけです。一方、弁護士のボーデン一家。妻のリーと娘のダニエルは仲睦まじく、ボーデンも熱心に仕事に取り組んでいます。一家は映画館へゆきますが、そこにマックスがいました。傍若無人に振る舞い、周りへの迷惑など考えずに葉巻をふかしています。
ケープ・フィアーのネタバレあらすじ:承
やがてマックスはボーデンの前に現れ、自分が元クライアントだと告げます。14年前にマックスは強姦罪で被告人となったのですが、その時の弁護人がボーデンだったのです。被告人の利益を守るのが弁護士の役目ですが、マックスに対して不信感を持ったボーデンは彼に有利な証拠を隠匿。わざと実刑判決が下るように工作していました。その事実を知ったマックスは刑期を務める間、ボーデンへの復讐心を募らせ、ようやく出所した今、その実行に取り掛かろうとしているのです。
ケープ・フィアーのネタバレあらすじ:転
不吉な出来事がボーデンの家に起こり始めます。飼っていた犬が毒死。家の周りに常にうろつくマックス。ボーデンは警察に相談しますが、民事不介入を口にする彼らは相手になってくれません。やがてマックスはボーデンの同僚で愛人でもあるローリーに声をかけ、一夜を過ごすことに。初めは優しく振る舞う彼ですがやがて本性を見せ、ローリーに手錠をかけると、彼女の腕を折り、肉を噛み切るなど暴行を加えます。ボーデンは自分たちもどうなるかわからないと思い、私立探偵のカーセクを雇ってマックスを尾行させます。しかし、大胆にもマックスは娘のダニエルの学校に姿を見せ、新任の先生のふりをして彼女を誘惑します。
ケープ・フィアーの結末
切羽詰まったボーデンはカーセクに頼んでチンピラたちにマックスを襲わせますが、肉体的に強靭な彼は安々と彼らを倒し、効果はありません。それどころか密かに盗聴されていたテープでボーデン自身が告訴までされる羽目に。カーセクはさらにマックスを罠にはめようとしますが、彼自身も返り討ちに。恐怖にかられて、一家はハウスボートのあるフィアー岬へ逃げ出します。しかしマックスは、車の下部にぶら下がるなどして一家を尾行。ボートに乗った一家をついに襲撃します。嵐が来る中、命をかけた争いが行われ、力を合わせた一家は何とかボートから脱出。マックスは海へと沈んでゆきます。
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