キャットウォーク: 知られざるキャットショーの世界の紹介:2018年カナダ映画。カナダのキャットショーで負けなしだったボビーの前に、ウララという猫が現れ、ボビーとの点差を縮めていく。キャットショーに出場する様々な愛猫家やブリーダーたち、そして審査員を取材。まさにその名の通り、キャットショーの裏側を見せてくれるドキュメンタリー映画。
監督:アーロン・ハンコックス、マイケル・マクナマラ 出演:ボビー(猫)、ウララ(猫)、キム(ボビーの飼い主)、シャーリー(ウララの飼い主)他。
映画「キャットウォーク: 知られざるキャットショーの世界」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キャットウォーク: 知られざるキャットショーの世界」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「キャットウォーク: 知られざるキャットショーの世界」解説
この解説記事には映画「キャットウォーク: 知られざるキャットショーの世界」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キャットウォーク: 知られざるキャットショーの世界のネタバレあらすじ:起
部屋で数匹の猫を遊ばせる女性。一匹一匹の猫について、その個性、性格を、愛しげに話す。彼女はキム・ランジル。キャットショー出陣者だ。部屋には過去に彼女の猫たちが受賞したときのリボンがずらりと並んでいる。審査員を務めるボブ・グリーソンがキャットショーについて、設営から、審査の方法まで簡単に説明する。妻のエレインも審査員で、彼女はキャットショーは美猫コンテストであり、種類によって手入れの仕方も違い、毛の絡まりが残っていたら、大きな減点になる、という。各部門でベスト10を決めるが、出場者が一番欲しいのは、「ベスト・オブ・ブリード」賞だという。キムが出品するターキッシュアンゴラ種のボビーは、身体も大きく、毛並みや骨格も良く、楽天的で、ショーのような環境でも萎縮せず自分をアピールできる猫だ。今年最初のショーでも絶好調だった。どのショーでもベストをもらい、ボビーに勝てる猫などいないと思えたが、途中からウララとその飼い主シャーリーが現れた。
キャットウォーク: 知られざるキャットショーの世界のネタバレあらすじ:承
ウララは一度はショーから引退したが、シャーリーいわく、彼女もウララもショーを続けたかった。用事もないので出ることにした、と。一度だけの予定が、優勝して次のショーにも出たくなった。キムはライバルが現れ、面白くない。ショーの会場では誰もがウララに目を留める。手入れも完璧なペルシャ猫だ。ボビーが今期の初めから獲得してきたポイントは2000。しかしその後もウララはショーに出続け、そのたびにベストに選ばれ、ボビーとの差は徐々に縮まってきた。得意げなシャーリー。キムには焦りが見え始めた。シャーリーの自宅が映される。歴代の猫たちが受賞してきたトロフィーがたくさん並んでいる。シャーリーにとって会場から会場への移動や、ショーそのものが喜びだという。ペルシャには手入れが欠かせない。シャーリーは毎週ウララをシャンプーしている。ドライヤーを当てられうっとりするウララ。一方キムはシャーリーが病気になるとか、ウララの毛が禿げるとかでもしなければ、ボビーに勝ち目はないだろう、とカメラマンに語る。
キャットウォーク: 知られざるキャットショーの世界のネタバレあらすじ:転
次はキムの町でキャットショーを行うことになり、キムが会場を抑えたが、会場側のミスで、前日の夜遅くまでレスリングの試合が行われていた。キャットショーの会場設営はいつもなら前日にするが、今回は当日早朝にしなければならない。また、天候のせいで、カナダ全土からやってくる出場者や審査員が足止めをくらった。それでも何とか会場に関係者がそろい、審査員は大変な旅にもかかわらず、「ショーを前に心躍る」と言う。シャーリーとウララも到着して、キムは苦笑い。出陣者の中には、自閉症の女性もいて、彼女の母親いわく、彼女がキャットショーに参加するようになってから、対人コミュニケーションができるようになってきた、という。そしてキャットショーは次の会場へと続く。初めてのショーで審査員を威嚇する仔猫。ショー嫌いの猫になってしまうかもしれない、と残念そうに言う審査員。そこに初めて現れたサンドマンという名のヒマラヤンの猫が、ウララとボビーを差し置いて優勝する。ボビーは3位以下を連発。サンドマンは水や餌を食べるときに顔の周りの毛が汚れないように、コーヒーフィルターに穴をあけたものをケープのようにかぶっている。サンドマンの飼い主とシャーリーは長毛種の手入れや世話について情報交換する。キャットショーは飼い主同志の情報交換の場でもあるという。しかし、すべてのコツはお互いに明かさない。
キャットウォーク: 知られざるキャットショーの世界の結末
あるブリーダーは車いす生活だが、猫たちの世話に明け暮れる毎日を楽しんでいる。生まれた仔猫たちに離乳食をあげたりと忙しく、夫からテレビを見ようと言われても、断っているという。別のブリーダーは、生肉を餌として与えている。皿に走ってくる猫たちのスピードがものすごい。また、お香を焚いて猫たちに気を送っている。キムは「ただの猫だと思っていたら全国を車で連れまわしたりしない。この子たちは毛皮を着た息子なのよ。誰もが自分の猫を一番と思っている」と言い切る。次のキャットショー会場では、アメリカから来たゲスト審査員がウララをべた褒めする。シャーリーの息子も同席しており、「ウララの食費や旅費は僕の21年分より掛かっている」と言う。最終会場である出場者は自分の猫が窓辺に居たときに詠んだ俳句を披露する。最終戦でもウララが勝利し、ウララはこれを最後に引退する。キムとシャーリーが個別にお互いのことをカメラに語る。お互いがお互いを良い人だと、言う。ファイナル会場で、ショーの後に、ウララの引退パーティーが行われる。シャーリーが主催したもので、シャンパンと軽食が並ぶ。キムは「ウララ」というブランド名のアップルパイを買ってくる。後日、カナダ猫協会で受賞パーティーが行われる。2位はボビー。最優秀賞はウララ。シャーリーは「人生は短いのだから、自分が楽しいと思えるものをやるべき」と言う。また、キムは、「どんな猫も独自の個性があり、愛情の塊。幸運な出会いがあれば、逃がさないで」と視聴者に語り掛ける。
以上、映画「キャットウォーク: 知られざるキャットショーの世界」のあらすじと結末でした。
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