映画「チャイルド・プレイ（2019年）」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
チャイルド・プレイの紹介：2019年アメリカ映画。殺人人形チャッキーの恐怖が再び描かれるリブート版チャイルドプレイ。引っ越したばかりの少年に誕生日プレゼントとして母から贈られたバディ人形チャッキー。そんなチャッキーと友人になるアンディだったが、異常な行動を起こすチャッキーに恐怖を感じるようになっていく。一線を越えたチャッキーを廃棄するも、彼はアンディの元に帰ってくる。ネットワーク制御機能などの人工知能を搭載したハイテクなバディ人形チャッキーは、殺害の手法を人間の言動やホラー映画から学習するなど、狂気を帯びていく。今回のチャッキーは、技術が発達した世界で、自我を持ち暴走してしまったAI（人工知能）の恐怖を描く。
監督：ラース・クレブバーグ 出演：オーブリー・プラザ（カレン）、ガブリエル・ベイトマン（アンディ）、ブライアン・タイリー・ヘンリー（マイク・ノリス刑事）、マーク・ハミル（チャッキー）、ビアトリス・キットソス（ファリン）、タイ・コンシーリョ（パグ）、デヴィッド・ルイス（シェーン）、カーリース・バーク（ドリーン）、マーロン・カザーディ（オマール）、ほか
この解説記事には映画「チャイルド・プレイ（2019年）」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
AI（人工知能）を利用した商品開発を行うカスラン社では、人間の生活をより便利にするための商品開発が行われていた。カスラン社のタイにある工場では、AIを搭載した人形「バディ」を製造していた。ある日、一人の作業員が上司から叱責された腹いせから、1体のバディ人形に埋め込むAIチップを勝手に改造し、言語や感情などの制御を無効化してしまった。改造されたバディ人形はそのままどこかへ出荷されていくのだった。
同じ頃、あまり裕福ではない母子家庭で、母親カレン（オーブリー・プラザ）とシカゴに引っ越したばかりの、まだ友達が一人もいない小学生のアンディ（ガブリエル・ベイトマン）は、母親の彼氏であるシェーン（デヴィッド・ルイス）が家にいることを不愉快に思っており、アンディはアパートの隅で一人でスマホをいじっていた。そこへ刑事のマイク・ノリス（ブライアン・タイリー・ヘンリー）が現れる。彼はこのアパートに住む母親ドリーン（カーリース・バーク）と食事をするために訪れていた。
カレンの勤め先であるショッピングセンター「Zedマート」へ、目が赤くなったという理由でバディ人形を返品する人物がいた。それをアンディへのプレゼントとして持ち帰ったカレンは、少し早い誕生日プレゼントとしてアンディに渡す。1年前に発売されてすでに型落ちとなっていたバディ人形に、あまり喜ばなかったアンディだったが、母からのプレゼントとして受け入れ、バディ人形の電源を早速入れると、その人形はアンディと会話を始めるが、少し話し方もおかしく壊れているようだった。アンディがバディ人形にハン・ソロと名前を付けようとすると、そのバディ人形は自分を「チャッキー」と呼ぶように言うのだった。
AIを搭載するチャッキーには、音声認識や画像認識などのハイテク機能が備えられていた。命令に従うはずのバディ人形にも関わらず、自分の命令に従わないチャッキーに苦労するアンディだったが、カレンの恋人シェーンの悪口を言ったり、いたずらをさせたりしてチャッキーとの友情を築いていくのだった。しかしある時、アンディの飼い猫ルーニーがアンディを引っ掻く所を目撃したチャッキーが、アンディに止められるまでルーニーの首を絞めるという出来事が起こる。これをきっかけにチャッキーは過激な行動をとり始めるようになる。
2人の友人ファリン（ビアトリス・キットソス）とパグ（タイ・コンシーリョ）ができたアンディは、彼らを家に招いてホラー映画を鑑賞していると、チャッキーが包丁を持ってパグに近付き、ホラー映画の殺人シーンを真似するかの様にパグを襲おうとする。この時もアンディがチャッキーを止めて注意するのだが、数日後、学校から帰宅したアンディは飼い猫のルーニーがチャッキーに殺されている所を目の当たりにし、チャッキーへの恐怖が決定的なものになる。涙を流しながらルーニーをアパートのダストシューターに捨てたアンディは、この出来事をカレンに話すことが出来ず、秘密にしていた。
ある日、シェーンと喧嘩をしたアンディが「シェーンがいなくなればいいのに」とつぶやくと、それを聞いていたチャッキーの目が赤くなる。その数日後、実は妻子持ちで家庭を持っていたシェーンが自宅のクリスマスイルミネーションを片付けようとしていると、チャッキーは彼が乗っていたハシゴを倒し、シェーンは地面に叩きつけられて骨折し、痛がるシェーンに向かって耕運機を作動させる。そして動けなくなったシェーンへ包丁を持って近付くチャッキーは、彼を襲うのだった。
次の朝、耕運機に巻き込まれて顔がはがされた状態で発見されたシェーンの殺人事件を担当する事になったマイク刑事から、シェーンの死をカレンと共に知らされたアンディ。朝、目が覚めると自分の部屋にチャッキーからのプレゼントとして、シェーンの剥がされた顔がスイカの表面に貼り付けられた置き物を見つけるのだった。
シェーンの死がチャッキーの仕業だと知ったアンディは、チャッキーを取り押さえて、胸にあるAIシステムを破壊して、動かなくなったチャッキーをダストシューターに廃棄する。次に、友人ファリンとパグと共にデスマスクの付いたスイカをプレゼント用のラッピングに包んで捨てに行こうとするアンディ達だったが、母カレンに見つかり「誰へのプレゼント？」と聞かれると、とっさにドレーンへのプレゼントだと嘘をつき、母が見守る中ドレーンに渡さざるを得なくなってしまう。ドレーンに、数日後のアンディの誕生日まで開封を待つことを約束してもらったアンディは、その後、ドレーンとマイクに誘われた夕食の時に、デスマスクのスイカを奪い返してダストシューターへと捨てるのだった。
同じ頃、アンディ達に捨てられたチャッキーは、ゲイブというマンション管理人の男に拾われ、新しいシステムをセットされて修理される。そしてチャッキーを再起動した途端、ゲイブを殺害して逃げ出すのだった。その日、カスラン社の自動運転タクシーで出かけるドレーンの前に現れたチャッキーは、車を操って爆走させた後、ドレーンを殺害するのだった。母の遺体を発見したマイクは悲しみにくれるが、その後、家の近くのゴミ箱で発見されたデスマスクのスイカとラッピングを見て、アンディを犯人だと確信するのだった。
カレンの働くZedマートでは、バディ人形の新型「バディ2」の発売を待つ大勢の客の横で、不安そうにするアンディの元にマイク刑事がやってきて、突然アンディに手錠をかける。すると次の瞬間、チャッキーが現れ、バディ人形の着ぐるみを被った男性店員の首を切って殺害すると、次に店内の家電やバディ2などをネットワークを通じて操り始める。刃物を付けたドローンを一斉に飛ばして客を殺害するなど、Zedマートの店内はパニックに陥る。
アンディをおびき寄せるため、カレンを捕まえたチャッキーは、カレンを助けに来たアンディを襲う。それと同時に、体を縛って首に紐を巻き付けられたカレンを上へ引っ張り上げていく。アンディは、チャッキーと格闘しながらもカレンに付けられた紐を切ることに成功する。母親を助け出したアンディは、チャッキーのシステム目掛けて包丁を突き刺す。それでもまだ起き上がってきたチャッキーに襲われそうになったアンディだったが、助けに来たマイクがチャッキーを銃殺して命拾いするのだった。
その後、アンディは友人達と共にチャッキーを叩き潰して燃やすのだった。
その頃、どこかの店頭に並べられた新しいバディ人形は、箱の中で目を赤く光らせ、恐ろしい笑みを浮かべるのだった。
以上、映画「チャイルド・プレイ」のあらすじと結末でした。
『チャイルド・プレイ』 (1988年)
『チャイルド・プレイ2』 (1990年)
『チャイルド・プレイ3』 (1991年)
『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』 (1998年)
『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』 (2004年)
『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』 (2013年)
『チャイルド・プレイ 〜チャッキーの狂気病棟〜』 (2017年)
『チャイルド・プレイ』 (2019年)
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