シンデレラの紹介:1950年アメリカ、ディズニーアニメ映画。シャルル・ペローの童話「シンデレラ」を原作に作られた、ディズニーのアニメ映画。継母や義理の姉たちにこき使われながらも、希望を持ち続けたシンデレラは、ある日妖精に出会います。「12時の鐘が鳴り終わるまで」彼女は、お城の舞踏会へ行き、王子様恋に落ちます。シンデレラと王子は、再び巡り会うことができるのでしょうか。
監督:ウォルフレッド・ジャクソン/ハミルトン・ラスク/クライド・ジェロニミ 出演:シンデレラ(アイリーン・ウッズ/鈴木より子)/プリンス・チャーミング王子(ウィリアム・ピップズ/風雅なおと)/トレメイン夫人(エレノア・オードリー/寺島信子)/フェアリー・ゴットマザー(ヴェルナ・フェルトン/京田尚子)/大公(ルイス・ヴァン・ロッテン/吉永慶)ほか
映画「シンデレラ(1950年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シンデレラ(1950年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
シンデレラの予告編 動画
映画「シンデレラ(1950年)」解説
この解説記事には映画「シンデレラ(1950年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シンデレラのネタバレあらすじ:シンデレラの夢
シンデレラは、大きな屋敷で母と父と幸せに暮らしていました。ある日、母が死に、父が新しい妻としてトレメイン夫人を迎え、姉のドリゼラとアナスタシアもやってきます。しかし、父が死ぬと、トレメイン夫人は本性を現します。シンデレラをこき使い、自分の娘だけをかわいがり、浪費し、いつしか屋敷はぼろぼろになっていきました。シンデレラは屋根裏部屋に住み、ネズミや小鳥たちと仲良くしていました。彼女は、どんなに辛くても、いつかきっと夢は叶うと希望を捨てませんでした。
シンデレラのネタバレあらすじ:招待状と悲しみ
ある日、お城ではいつまでたっても結婚しようとしない王子に怒った王様が、花嫁を選ぶ舞踏会を開くことを宣言します。国中の年頃の娘は全員必ず出席するよう命じられ、シンデレラは自分もいくことを願います。トレメイン夫人は、言いつけた全ての仕事を終わらせて、ドレスを用意することができたなら、出席してもいいと言います。しかし、夫人はわざと時間のかかる仕事ばかりさせ、姉達もシンデレラをこき使い、シンデレラはドレスを用意することができませんでした。残念に思いながら屋根裏部屋に戻ると、そこには小鳥やネズミたちが作り上げた美しいドレスがありました。大急ぎで着替え、姉達のもとへ向かうと、自分たちのドレスの布やネックレスなどを盗んで使ったと怒り、シンデレラのドレスをびりびりにしてしまいます。屋敷にひとりぼっちになったシンデレラは、中庭の噴水のもとで悲しみ嘆いていました。
シンデレラのネタバレあらすじ:妖精と魔法
ベンチに縋り嘆いていたシンデレラは、自分が抱きついているのがベンチではないことに気がつきます。顔を上げるとそこには、妖精フェアリー・ゴッドマザーがいました。彼女は、カボチャを馬車に変え、ネズミを馬に、犬を従者に、馬を御者に、そしてぼろぼろのドレスを素晴らしいドレスへと変化させます。シンデレラの足下にはガラスの靴が輝いていました。お城の舞踏会へ行くことを進めるゴッドマザーですが、一つだけ忠告をします。それは「12時の鐘がなりおわると魔法が解ける」というものです。シンデレラは、いそいでお城へと向かいます。お城では、王子がとても退屈そうに女性たちに挨拶をしていました。そこへトレメイン姉妹も挨拶しますが、彼女達を素通りし、廊下で迷子になっていたシンデレラのもとへと向かいます。ホールでシンデレラと王子が踊ると、彼女の美しさに皆が目を奪われ、トレメイン夫人は見た顔だと不思議に思います。2人は中庭で、楽しくおしゃべりをしていましたが、12時の鐘が鳴り始めてしまいます。シンデレラは大急ぎでお城を出ようとしますが、階段の途中ガラスの靴を片方落としてしまいます。王子の命令で、閉じようとしていた門をなんとか抜け出したところで、全ての魔法が解けてしまいました。しかし、ガラスの靴だけは残っていたのです。
シンデレラの結末:ガラスの靴の持ち主を花嫁に
翌朝、トレメイン夫人が大急ぎで娘たちを起こします。お城から、「ガラスの靴の持ち主を王子の花嫁とするため、国中の年頃の娘全員に靴を履かせる」と通達があったのです。仕事を命じようとする夫人は、シンデレラが夢うつつで部屋に戻るのを目撃します。怪しんだ夫人は、シンデレラの部屋に鍵をかけ、閉じこめてしまいました。そこへ、お城から大公が到着します。お茶でもてなしながら、ドリゼラとアナスタシアは順番に靴を履いてみますが、靴はとても小さく履くことができません。疲れでうたた寝してしまう大公をよそに、無理矢理靴を履こうと必死になります。一方、ネズミのジャックとガストンは、トレメイン夫人のポケットに入り込み、屋根裏部屋の鍵を取り出します。階段を全て登り、部屋の前に到着しますが、夫人の猫ルシファーに邪魔をされてしまいます。そこで、犬を呼びルシファーを窓から落としてしまいました。うたた寝から起きた大公が、帰ろうとしたその時、シンデレラが降りてきます。大公は、彼女なら、と思い従者に靴を運ばせますが、トレメイン夫人がわざと杖で転ばせ、ガラスの靴は粉々になってしまいます。
嘆く大公に、シンデレラは自分の持つガラスの靴を渡すと、大公は大喜びしながらシンデレラに靴を履かせ、城へ連れて行きます。そして、シンデレラと王子の結婚式、また靴を落としてしまったシンデレラですが、王様に履かせてもらい、王子と共に馬車に乗り込み、幸せに暮らしました。
以上が「シンデレラ」のあらすじと結末です。
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