素晴らしきかな、人生の紹介:2016年アメリカ映画。失意のどん底に突き落とされた男が、友人や奇妙な舞台俳優と出会うことで生きる力を取り戻すドラマ映画。大変豪華なキャスティングで注目を集め、プラダやグッチ、トム・フォードといった著名なブランドが協力している。また、監督のデヴィッド・フランケルは2006年に大ヒットした映画「プラダを着た悪魔」の監督として知られている。
監督:デヴィッド・フランケル 出演:ウィル・スミス(ハワード)、ケイト・ウィンスレット(クレア)、エドワード・ノートン(ホイット)、キーラ・ナイトレイ(エイミー)、ヘレン・ミレン(ブリジット) ほか
映画「素晴らしきかな、人生」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「素晴らしきかな、人生」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
「素晴らしきかな、人生」の予告編 動画
映画「素晴らしきかな、人生」解説
この解説記事には映画「素晴らしきかな、人生」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「素晴らしきかな、人生」のネタバレあらすじ:起
ハワード(ウィル・スミス)はホイット(エドワード・ノートン)と共に、共同経営者として会社を過去最高の業績にするなどして大活躍していましたが、娘を亡くしたことで生きる意味を見失い、仕事に身が入らなくなっていました。ホイットと仕事仲間であるクレア(ケイト・ウィンスレット)、サイモンはそんな彼を心配しますが、会社の危機を救うべく、探偵を雇います。彼女はハワードがポストに3通の手紙を投函したところを目撃し、その手紙を手に入れてホイットらに見せます。その手紙はそれぞれ、「愛」「時間」「死」に宛てたものでした。
「素晴らしきかな、人生」のネタバレあらすじ:承
ある日、ホイットは会社でエイミー(キーラ・ナイトレイ)と出会います。出ていく彼女を追いかけたホイットはある小さな劇場にたどり着き、そこではエイミーがブリジット(ヘレン・ミレン)やラフィと共に舞台稽古をしていました。彼女たちの芝居や認知症の母親に影響を受けたホイットは、ハワードを救うためにエイミーを「愛」、ラフィを「時間」、ブリジットを「死」として彼の前に出現させ、それぞれの役を演じてもらおうと考えます。
「素晴らしきかな、人生」のネタバレあらすじ:転
「愛」「時間」「死」に扮した3人が現れて混乱したハワードは、「小さな翼の会」と呼ばれる、子供を亡くした親たちの集会を訪れ、そこでマデリンという名の女性と出会います。彼女から亡くなった娘の名前を聞かれるも、ハワードは答えることが出来ません。一方、ブリジットはサイモンが重い病気を患っていること、ラフィはクレアが子を望んでいること、そしてエイミーはホイットが社内不倫をして妻や娘と冷め切った関係が続いていることを知ります。ブリジットはサイモンに、家族と話し合うよう説得し、エイミーもちゃんと父親らしく子供に向き合うよう助言をします。マデリンはハワードに、自分の娘が病気のために6歳で亡くなったこと、別れた夫から「もし他人同士に戻れたら…。」と書かれた手紙を渡されたこと、そして今でも夫を愛していることを打ち明けます。
「素晴らしきかな、人生」の結末
ある日、ハワードの前にまたも3人の役者が現れますが、彼は怒りに震え、3人それぞれに胸の内を明かします。そして次の日、会議に出席したハワードは、重役からあるビデオを見せられますが、それは昨日怒り狂ったハワードをとらえた映像で、そこにいるはずの3人は撮影した探偵によって加工処理され消されていました。ハワードはホイット、クレア、サイモンに心からのメッセージを残し、会社を離れる決意をします。用済みとなったブリジットたちはホイットたちから謝礼をもらうが、それぞれ問題を抱える彼らに最後のアドバイスをするのでした。クリスマスイブの日、ハワードはマデリンの家を訪ね、マデリンの娘が映ったホームビデオを見せられます。そこに映っていた父親は、なんとハワード本人でした。マデリンと別れた夫とはハワードだったのです。彼はやっと娘の死を受け入れ、マデリンと2人で過ごすようになります。その2人の姿を、エイミー、ラフィ、ブリジットは優しく見守るのでした。
以上、「素晴らしきかな、人生」のあらすじと結末でした。
実はマデリンが病院でブリジットと会っていたとか何とも不思議な余韻を与えてくれる映画でしたがハワードを騙す仕事を続ける代わりにホイットへ出したエイミーの条件が納得できないです。より傷ついてるのは父親が社内不倫したホイットの娘であってその娘にホイットを受け入れてもらうみたいな条件はあまりにかわいそうに思えました。なぜ不倫した男にそこまで優しくする…?