汚れなき情事の紹介:2009年イギリス,アイルランド,スペイン,フランス,スイス映画。イギリスの片田舎のとある全寮制の女子高で巻き起こる愛想劇。皆からの憧れの存在であるミスG とそれを取り巻く女子生徒達の間に1人の転校生が入って来たことで大きくバランスが崩れていくという話です。ミスG 演じるエヴァ・グリーンの妖艶な演技が見所です。
監督:ジョーダン・スコット 出演:エヴァ・グリーン(ミスG)、ジュノー・テンプル(ダイ)、マリア・バルベルデ(フィアマ)、イモージェン・プーツ、シニード・キューザック、ほか
映画「汚れなき情事」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「汚れなき情事」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
汚れなき情事の予告編 動画
映画「汚れなき情事」解説
この解説記事には映画「汚れなき情事」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
汚れなき情事のネタバレあらすじ:起
1934年、イギリスの片田舎に全寮制の女子高、聖マチルダ学園がありました。そこで体育教師として働くミスG (エヴァ・グリーン)は、生徒達の憧れの的で、特に彼女が指導するダイビングチームには彼女を信奉する生徒達が集まっていたのです。特にチームのリーダー的存在であるダイ(ジュノー・テンプル)は彼女の虜でした。
ある日、スペインから転校してきたフィアマ(マリア・バルベルテ)が現れた事で、様相は一変します。裕福な家庭で育ったフィアマは容姿端麗、知性も抜群、体操をやっていた事からダイビングチームに参加する事になります。
そこでダイをも凌ぐダイビングを見せるフィアマ。喘息というハンデ以外は非の打ち所のない存在になろうとしています。そんな彼女に、生徒達はおろか指導者であるミスGですら魅了されていくのでした。
汚れなき情事のネタバレあらすじ:承
そんな中、これまで皆の注目が自分にあったダイは、フィアマに注目が移っていくのが面白くありません。特にダイの心酔するミスGの注目をフィアマが奪うのが許せませんでした。
しかしフィアマにはミスGが醸し出す違和感に気づいていました。彼女が話す旅行のエピソードは、フィアマが読んでいた小説のまんまだったのです。その事をダイに話すと、ダイに失望の色が浮かびます。
汚れなき情事のネタバレあらすじ:転
実はミスGにはある秘密がありました。彼女は元々この学校の生徒でした。彼女は外の世界に出る事が堪らなく恐怖だったのです。学校の購買ですら勇気を必要とするミスGには旅行など行けるはずもなく、フィアマの推測通りミスGの話は小説などから引用されたものでした。
ダイ達の嫉妬からの嫌がらせも次第に落ち着き、ようやく慣れ始めたフィアマが提案したパーティーで、フィアマは羽目を外しすぎて泥酔してしまいます。それを介抱しようとミスGが部屋に連れていき、キスをしたり好意を寄せている言葉を囁いたりしました。
それに気づいたフィアマは、ついに嫌気が差してしまい「大嫌い」と叫び、その場を去って行くのでした。
汚れなき情事の結末
絶望感いっぱいのミスGがその様子をこっそり見ていたダイに泣きつきます。大好きな先生を盗られたと再び嫉妬心を再燃させたダイが、再びフィアマへの嫌がらせを再開させ、追い詰めていきます。
逃げ惑った末に喘息の発作を発症させたフィアマに、ミスGは呼吸器を渡してやらず放置し、フィアマは死んでしまいます。
ダイは、自分が追い詰めた事は棚にあげて真実の程を校長に告白。体裁を気にする校長はミスGを休職と称し解雇してしまいました。責任を感じたダイは「償いをする」と書き置きを残し、学校を後にするのでした。
以上、映画「汚れなき情事」のあらすじと結末でした。
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